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邪悪な植物 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2022/08/20

有毒植物が、その被害の記述を含めて、コラム調に紹介されてる 挿絵がわ古いヨーロッパのイラストと学術っぽいスケッチ画で、雰囲気があってよき。 薄緑がかった紙色が、さらに雰囲気が増してて◎ 写真は無いし、挿絵が無い項目も多いので、実用書としてではなくて、読み物という感じ。記載も、元...

有毒植物が、その被害の記述を含めて、コラム調に紹介されてる 挿絵がわ古いヨーロッパのイラストと学術っぽいスケッチ画で、雰囲気があってよき。 薄緑がかった紙色が、さらに雰囲気が増してて◎ 写真は無いし、挿絵が無い項目も多いので、実用書としてではなくて、読み物という感じ。記載も、元々出版されたアメリカ中心の書き方。 ハリーポッターのファンなので、杖とか薬の材料として出てきた植物も紹介されていて、テンション上がった

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2018/10/20

扇情的なタイトルに反して教科書的な、いや、情報が十分でなく寄せ集めのエピソードが集まられているだけの教科書以下な一冊。解説文では色についての語りもあるのにイラストは基本モノクロデッサン。さらには一応注釈はあるものの、このタイトルで菌類を掲載してるところも頂けない。小説家がネタにな...

扇情的なタイトルに反して教科書的な、いや、情報が十分でなく寄せ集めのエピソードが集まられているだけの教科書以下な一冊。解説文では色についての語りもあるのにイラストは基本モノクロデッサン。さらには一応注釈はあるものの、このタイトルで菌類を掲載してるところも頂けない。小説家がネタになる毒物の種類を選ぶためにパラパラと眺める分には役に立つだろうが、学ぶための本ではない。

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2018/07/03

ネズミを丸呑み、人まで殺し、戦争さえも引き起こす。―自然界にはとてつもない害悪が潜んでいる。(アマゾン紹介文) 知的なエンタメとして、面白かったです。 事典的に並べられているのを見るのも好きですが、この本のようにエピソードを絡めてもらえると、より楽しく読めます。 ただ、イラスト...

ネズミを丸呑み、人まで殺し、戦争さえも引き起こす。―自然界にはとてつもない害悪が潜んでいる。(アマゾン紹介文) 知的なエンタメとして、面白かったです。 事典的に並べられているのを見るのも好きですが、この本のようにエピソードを絡めてもらえると、より楽しく読めます。 ただ、イラストはきれいだと思うのですが、やはり写真のほうがわかりやすかったかなぁと。

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2014/09/17

ちょっと誇張表現が多いような気も. それから挿絵は芸術的かもしれないけど,実物とちょっとイメージが違うかな.

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2013/08/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

邪悪とか言っているが、まあ、毒のある植物の紹介の本。 内容的には、楽に読めるので、雑学の本としてどうぞ。 変な読み方をすると、人間が栽培している作物の植物は、過去の人間の 努力の結晶だったんだろうなあって思った。こんなに毒のある食物多いのにねえ。

Posted byブクログ

2013/02/13

ニューヨーク・タイムズの人気コラムをまとめた書籍。独特なタッチのイラストは美しいけど、こうしてまとめるとワリと凡庸な内容で生物マニアには物足りない。山形 浩生さんの翻訳も、あまり活かされてない感じ。ちょっと毒性のある植物を邪悪と言われてもね、という感じ。

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2013/01/05

Wicked Plants を直訳して「邪悪な植物」なのだと思うが、「毒のある植物のそれにまつわるお話」といった感じ。 題名から、植物が何か意志を持って邪悪であるとしたら面白いと思ったけれど、そういった内容ではない。 取り立てて新しい情報はないように思えるが、雑学として読めば楽し...

Wicked Plants を直訳して「邪悪な植物」なのだと思うが、「毒のある植物のそれにまつわるお話」といった感じ。 題名から、植物が何か意志を持って邪悪であるとしたら面白いと思ったけれど、そういった内容ではない。 取り立てて新しい情報はないように思えるが、雑学として読めば楽しいかもしれない。

Posted byブクログ

2013/01/05

先日読了した「邪悪な虫」の姉妹本。 「自分はあくまでも自然を愛する作家であり園芸家なだけなので、くれぐれも本書を専門書として読まないで」と注意喚起しているところは「虫」と同じ。 「虫」を読んだときはしっかりチェックしなかったのだが、どちらも挿画はブライオニー・モロー=クリブスと...

先日読了した「邪悪な虫」の姉妹本。 「自分はあくまでも自然を愛する作家であり園芸家なだけなので、くれぐれも本書を専門書として読まないで」と注意喚起しているところは「虫」と同じ。 「虫」を読んだときはしっかりチェックしなかったのだが、どちらも挿画はブライオニー・モロー=クリブスという銅版画作家なのだそう。 なるほど、あの繊細なタッチは銅版画ならではなのか。 本書もとても細やかな挿画満載で、虫が出てこないだけに(!)より美しさを堪能できる。 ただ内容は、やはり植物なのでそれ自体に動きがない分、解説の面白味というか、えぇ~っと思いつつも顔を手で隠しつつ隙間から除くような怖いもの見たさというか、そのあたりに若干パンチが欠けているような気がする。不謹慎ですが。 それでも、身近によく知った庭木や草花が結構いろいろ危険植物として挙がっていて、ちょっと怖くなった。 アザレアもニシキギもうちにあるよ~、ソテツ、ジギタリス、ランタナ、クリスマスローズ、チューリップもアルストロメリアもデルフィニウムも、みんなみんなガーデニングショップで買ったりしてるのに…!! 知らないって怖い。 我が家の駄犬が、庭木や草花を不用意に口にしたりしないように気をつけねば! そして、庭いじりをするときは手袋を忘れずに! 印象に残ったこと。 ・トウモロコシばかりを食べ続けると罹るナイアシン欠乏症「ペラグラ」。まだこの病気の原因が解明されていなかったころの、日光に弱い青白い肌、眠れない夜、消化器官をやられて普通の食事ができない、病的な外見といったペラグラの症状が、ブラム・ストーカーの「ドラキュラ」のもとになった可能性があるとする研究者がいるらしい。 ・マラリア薬のキニーネをトニックウォーターに加えてできたのがジントニック。もともとはイギリスからインドに来た入植者が、薬を服用しやすくするやり方だったらしい。今でもトニックウォーターには少量ながらキニーネが含まれており、紫外線にあたると光るのはキニーネに由来するのだそう。 ・ナス科の植物にはトロパン・アルカロイドという幻覚やけいれん、昏睡を引き起こす成分が含まれていることが多く、要注意! トマトやナスくらいの丸い果実をつける植物は、ナス科であることが多い。またナス科のペチュニアの花に似た花は同じナス科である可能性があることを覚えておき、用心しよう。 ・セロリをたくさん食べて日光にあたると、光毒性の化合物が生み出されて炎症を起こしやすい。

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2017/08/17

皮膚を切り裂く。視力を失わせる。呼吸困難を引き起こす。 心臓を止める。神経を鈍麻させる。激しい嘔吐を引き起こす。 強い力でがんじがらめにする。 これ、み~~~んな植物である。草木を愛でるのは心安らぐ作用も あるけれど、謝って摂取してしまったら人間や家畜、ペットの命を 脅かすこと...

皮膚を切り裂く。視力を失わせる。呼吸困難を引き起こす。 心臓を止める。神経を鈍麻させる。激しい嘔吐を引き起こす。 強い力でがんじがらめにする。 これ、み~~~んな植物である。草木を愛でるのは心安らぐ作用も あるけれど、謝って摂取してしまったら人間や家畜、ペットの命を 脅かすこともある。 そんな植物の暗黒面(?)にスポットを当てたのが本書である。 類書は以前から多く出ているが、本書の著者は植物学者ではない。 園芸好きの作家だ。 なので、実用には適さないが翻訳もこなれているので「えー、この 植物がこんな悪さをっ!」と楽しんで読むのがいい。 特別な植物を扱っている訳ではない。毎年、庭で綺麗な花を咲かせ るものだったり、道端でみかけるものだったりする。身近にある 植物ばかり。 そうだよね、ジャガイモだって毒があるんだもの。トマトなんて その昔は毒があるって誤解されて悪魔の植物呼ばわりされたんだ よね。 春先になるとよく食用植物と間違えて毒性のある植物を食べて食中毒 なんてニュースが流れる。無害なものと毒性のあるものって似てるの だよね。 時々、テレビのバラエティ番組で野草を天ぷらにして食している俳優が いるが、良い子は絶対真似してはいけません。 毒性じゃないけど怖かったのはクズ。土壌流出の為に日本からアメリカ へ渡って、園芸家や農家に大歓迎された。ところがこのクズ、とてつも ない生命力を持っていた。 クズが分厚く茂った場所は戦車でも突破出来なかったそうだ。成長も 早く、建物を這い上り、窓を開けっぱしにしていると夜のうちに部屋に 侵入して来る。 ぎゃ~~~、寝ているうちにクズに絡め取られちゃう~。 1つの種類につき2~3ページでまとめてあり、添えられた細密なイラスト も美しい。図鑑も好きだけど、本書のようなイラストもいいな。

Posted byブクログ