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邪悪な虫 の商品レビュー

3.3

8件のお客様レビュー

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2018/06/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昆虫はこれまでにも歴史を変えている。兵士たちを釘付けにしたことも、農地から人々を追い出したこともある。都市をのみこみ、森林を食らい、無数の人々に苦痛を負わせ、命を奪ってきた。グロテスクな話もあれば、悲劇的な話もある。化学兵器を隠し持ち、オスとメスで殺し合い、人体をおよぎまわる。―存在自体が罪悪である、おぞましき生命体。ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー。(アマゾン紹介文) 紹介文ほど仰々しくはなく、コミカルに紹介されている虫もいます。 ただ、イラストも相まって、読んでいる間はなんとなく体が痒くなってくるような。 著者様は植物の本も書いているようなので、そちらも読んでみたいと思います。

Posted byブクログ

2014/10/12

もっとグロテスクで珍しい虫たちの生態をたっぷり紹介してくれるかと思ったのだが、そうでもなかった。単に人間にとって害を与える虫を列挙した、という構成。肩透かしをくった感あり。 それでもまあいいんだけど、イラストはもうちょっと充実させてほしかったなあ。

Posted byブクログ

2014/03/24

虫が嫌いだ。どうしようもなく。 逃げてばかりもいられない。 敵を知らなければ負けっぱなしだ。 …読んでみた。 …負けた。 気持ちわりぃ。 解説読むのも辛いが、何よりリアルなイラストがきつい。 読みながら本を持つ場所を変えたのは初めての経験。イラストでも触りたくない。 読んでわかっ...

虫が嫌いだ。どうしようもなく。 逃げてばかりもいられない。 敵を知らなければ負けっぱなしだ。 …読んでみた。 …負けた。 気持ちわりぃ。 解説読むのも辛いが、何よりリアルなイラストがきつい。 読みながら本を持つ場所を変えたのは初めての経験。イラストでも触りたくない。 読んでわかった。 こいつらにはかなわない。逃げるしかない。 他の本と違う。 「読み終わった」んじゃなく、「読み、終わった」。

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2014/01/26

以前に、興味があって登録していたが、読む機会がなく過ぎてきた・・・ 最近読んたアマゾン探検の流れで、いかに南米の昆虫が凶暴か、ということで再び興味がわいて読んでみる・・・・ むむむむむ・・・・最初から最後まで虫まみれ 電車の中で読むのに気を遣う・・・・ 頁をめくると、いきなり...

以前に、興味があって登録していたが、読む機会がなく過ぎてきた・・・ 最近読んたアマゾン探検の流れで、いかに南米の昆虫が凶暴か、ということで再び興味がわいて読んでみる・・・・ むむむむむ・・・・最初から最後まで虫まみれ 電車の中で読むのに気を遣う・・・・ 頁をめくると、いきなりでかでかと細密な銅版画?な虫の絵 現物は4~5ミリのものでも、デカっと描かれると、それはもう迫力満点!! 逆に、大きなムカデや、サソリは、頁に収まるように描かれてりるけど、 とにかく怖い・・・というか、やはり不気味です この虫の説明や、この虫にまつわる逸話やなにやら。。。 なぜ、殺虫剤に対抗して進化していけるのか 人間の知恵と努力を、いとも簡単に乗り越えてまた進化していくのか・・・ いやはや、かないません

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2013/05/10

気持ち悪い虫のオンパレードなのだが、コミカルさがあり読んでて不快感を感じさせない サソリのいる地域に生まれなくて良かったなとは思うね

Posted byブクログ

2013/02/13

ニューヨーク・タイムズの人気コラムをまとめた書籍。独特なタッチのイラストは美しいけど、こうしてまとめるとワリと凡庸な内容で生物マニアには物足りない。山形 浩生さんの翻訳も、あまり活かされてない感じ。

Posted byブクログ

2013/01/03

何がダメって、甲殻類やら昆虫やら、本書で著者が、断りを入れつつミミズやクモも含めて「Bug」とひとくくりにしている「虫」の類やらが本当に苦手…。なのになんだってこの本を手にしてしまったのか、私。 著者は昆虫学者でも科学者でもなく、作家で園芸家なのだそうだ。 タイトルから想像され...

何がダメって、甲殻類やら昆虫やら、本書で著者が、断りを入れつつミミズやクモも含めて「Bug」とひとくくりにしている「虫」の類やらが本当に苦手…。なのになんだってこの本を手にしてしまったのか、私。 著者は昆虫学者でも科学者でもなく、作家で園芸家なのだそうだ。 タイトルから想像される通り、いわゆる害虫と呼ばれるものが集められ、虫ごとにページを割きイラストとその特性、生息地や分布も記載されているが、「図鑑のように虫を調べたり、刺された時の処置の仕方の参考にしたりしないで!」とわざわざ注釈をつけている。 添えられるイラストも、精密で繊細な描線ではあるがモノクロで、あまりグロテスクさはなく、アート的な美しさが感じられる。 著者は「図鑑じゃない」と断ってはいるものの、特性はしっかりと押さえられており、また図鑑のように一般的な概略に終わらず、どんな人がどんな目にあったか、具体的なエピソードが、作家ならではの臨場感をもって綴られていて感覚的に理解しやすく(そういう意味では、うわっ…とくるリアルさがあり、私にはややつらい面も…汗)、読み物的な楽しさがある。 あまりなじみのない虫もあるが、その虫がどんな虫なのかを知り興味をもつきっかけとしては、十分すぎるほど役目を果たしているのではないか。 同じ著者で「邪悪な植物」も先行して発刊されており、こちらも今読んでいるところ。 同様に楽しめそうだ。(虫があまり出てこない分、気が楽というのが正直なところ) 本書で気になったこと、印象に残ったことをいくつか。 ・「戦争の虫」としてリストアップされた、毒性があったり病気を媒介したりする虫の一覧の中、生物兵器を使ったとか残虐行為をしたとして日本の731部隊のエピソードが紹介されていた。 現在では、全くの捏造であったことがはっきりしているのだが、それを歴史的事実として取り上げてしまっていることに、一度広まってしまった情報の訂正の難しさを感じる。 ・ナメクジがビールに集まる、というのは園芸家にとってはよく知られたことらしい。ナメクジ退治の方法の一つとして挙がっていた。「ナメクジの言い分」(近々読みます!)にも、その記載があるそうだ。でも、集まったナメクジ見るのが怖い…。 ・昆虫学者がアリなど刺咬性生物に襲われた場合の痛みを数値化し、解説したものがちょっと面白かった。 1.0コハナバチ、1.2ファイアアント、1.8ブルホーンアカシアアントなどから、4.0オオベッコウバチ、4.0+ネッタイオオアリ(最高値)まで。 ファイアアントは、テキサスでは「めちゃくちゃ痛い!」と言われていたので、意外に順位が低くてびっくり。最高値のネッタイオオアリは、その痛さの加減を「燃え立つ炭の上を7センチ以上の錆び釘が刺さった踵で歩くような」痛みと表現されていた…。そんなん無理でしょ!!恐ろしすぎる。 ・真っ黒なバッタの大群(3.5兆匹)がカリフォルニア州の面積より広い51万3千平方キロのトウモロコシ畑を襲ったという1875年の蝗害は、ロッキートビバッタというバッタによるものらしい。1902年以降確認されておらず絶滅したのでは、というが、「孤独なバッタが群れるとき」(次回読む予定。ちょっと怖いけど…ドキドキ)でも取り上げられているのかな?他のバッタでも同じように蝗害を起こすことがあるらしいが、このバッタほど、被害や規模の大きいものはないらしい。 ・コーンルートワームというトウモロコシを食べる虫は、作物への被害を減らすべく農家が輪作に変更したら、なんと数十年のうちに輪作のタイミングに合わせて冬眠のサイクルを変えたり、今まで食べなかった作物を食べるように変化したりしたらしい。 ・ナポレオンがロシアへ進軍したものの大敗したのは冬将軍のせい、というのは有名な話だが、実はポーランドやロシアの農民からもらったヒトジラミも原因の一つだったらしい。発疹チフスなどの病気が媒介され、退却を余儀なくされた、ということだ。その後のロシアでも、レーニンをして「社会主義がシラミを倒すか、シラミが社会主義を倒すか」と言わしめたそうだ。 ・世界中で100万種、数にして100京の昆虫がいるらしい。人間ひとり当たり2億匹。地球上のあらゆるいきものをピラミッド構造に並べると、ほとんどすべてが昆虫やクモなどの類。お、恐ろしや、昆虫…。

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2017/08/17

軍隊アリの大群と開拓者との闘いを描いたのは「黒い絨毯」。高圧の 電流で凶暴化したゴカイが人間を食いつくすのが「スクワーム」。 この2作品の映画ほどではないにしろ、人間に害をなす虫は多くいる。 姉妹作『邪悪な植物』同様、害虫や毒虫の数々を事例を交えて紹介して いる。もちろん、細...

軍隊アリの大群と開拓者との闘いを描いたのは「黒い絨毯」。高圧の 電流で凶暴化したゴカイが人間を食いつくすのが「スクワーム」。 この2作品の映画ほどではないにしろ、人間に害をなす虫は多くいる。 姉妹作『邪悪な植物』同様、害虫や毒虫の数々を事例を交えて紹介して いる。もちろん、細密なイラスト付き。イラストなんだけど、あまりの リアルさにページに触れるのがためらわれるところもあるんだけど。笑。 オオスズメバチのように刺されると死に至る場合もあるし、人間に直接 痛みを与える訳ではないけれど、大量発生して農作物を全滅させる 虫もいる。 毒もないし、噛みもしないけれどその臭いがやっかいなのがカメムシ。 私も昔、踏みつぶして酷い目に合った。 このカメムシ、寒いのが苦手。ペンシルベニア州のある家には避寒しよ うとカメムシがやって来る。食器棚、引き出し、ベッドの下でくつろぐ カメムシ。しまいにはクリスマス・ツリーに登って飾りの仲間入りを していたという。 いやん、カメムシだらけのクリスマス・ツリーなんて。 しかし、考えてみたら虫たちが人間と同様の知能を持っていたら世界 征服だって夢じゃないんじゃないか。有史以来、人間は幾度も虫と 戦って来た。それでも、虫たちは耐性を獲得し、生き延びているの だもの。 でもさ、これも生き延びる為の手段なんだよね。だから、自分の体を 変化させたり出来るのだもの。 尚、著者によると全世界には100京の虫がいて、ひとり当たりに換算すると 2億匹になるらしい。 う…2億匹の虫が体にたかっているって考えたらそこらじゅうがムズムズ かゆいよ~~~。

Posted byブクログ