ランボー、砂漠を行く の商品レビュー
その詩人は 底知れぬ渇きを抱えて 放浪を繰り返した 限りない無邪気さから生まれた詩(うた)に 世界中の詩人が蒼ざめたその頃 彼は砂漠の商人 詩なんかより旨い酒をなどとおっしゃる 永遠の詩人、ランボー あんな男、ちょっといない サントリーローヤルのCM(なつかしい)
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めっぽう面白い。詩作を放棄してアフリカで商人として行きたランボー、しかし、残したドライな手紙と徒歩行商、郵便という時間、アフリカの時間、それらがむしろかつての詩の内容となり、人生がそのまま文学的営為となる。慄然としながらも、わくわくとしてしまう。
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