日本の国境を直視する(1) の商品レビュー

山本皓一【写真・文】

2013/03/01

名前は聞いたことがあるが、その姿はほとんど知られていない日本の国境の島々を紹介した良書。上巻では、尖閣諸島、与那国島、沖ノ鳥島、南鳥島が紹介させている。前半部分には、これら島々の美しい写真が掲載されているが、尖閣諸島に残される島民の生活の跡が生々しく迫ってくる。尖閣諸島は決して無人島などではなく、第二次世界大戦中、燃料輸送等に師匠をきたしたため、やむなく放棄された日本の国土であると強く思えた。
尖閣諸島等国土の問題に興味のある方には強くお薦めします。