BIG RECENT PROJECT の商品レビュー

テクノロジー・環境

2013/01/24

人気急上昇、デンマークの建築家集団”BIG”。（おそらく）日本語版初の作品集。GAより発売されました。
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僕の学生時代（６～７年前）は”PLOT”という組織で活動していました。その頃より明快なダイアグラム、とそのアイコンが素晴らしいwebsiteで注目されていたと思います。
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今回はrecent projectということで掲載作品はほぼ進行形。これらのいくつかが実現する数年後はさらにBIGブームが起こるのでしょう。
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マンハッタンに計画される集合住宅”W５７”は以前から注目しています。ヨーロッパの伝統的な中庭型住居とアメリカのスカイスクレーパー。２つを組み合わせるという単純な手法ながら、見たこともないビルディングタイプを生み出す。BIGらしさが光るプロジェクト。
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グリーンランドの”国立アートギャラリー”計画も惹かれる。単純な円形プランを複雑な地形にアダプトすることで、ランドマークとしての象徴性と環境との調和を両立している。
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ほとんどのプロジェクトに”ヴォイド”が設けられていることに気づく。”８ハウス”や”W５７”、”グリーンランド国立アートギャラリー”など平面的に中庭形式を採用するもの、”サンクドペデルブルクのピア”や”アキテーヌ想像経済文化研究所”など立面にヴォイドが設けられたもの。
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また上海万博パビリオンのように小規模なものから空港のような大規模のプロジェクトまで幅広くこなす。そこにはすべてのプロジェクトを僅か１cm平方のダイアグラム＝アイコンで表現しきる、明確なコンセプトメイキングにより成立していると感じた。