浮生六記 の商品レビュー
もしかして佐藤春夫が好きなだけなのかも知れない。はじめはそういう風だった。ただ酔いしれていたい美しい世界。自分では絶対に想像の及ばない幻想の情景をバックに細密に織りなした心のひだがきれいに重なる。妻というヒト。もう亡くなってしまったその人へのひたすらの愛と悔悟を綴る純情。こういう...
もしかして佐藤春夫が好きなだけなのかも知れない。はじめはそういう風だった。ただ酔いしれていたい美しい世界。自分では絶対に想像の及ばない幻想の情景をバックに細密に織りなした心のひだがきれいに重なる。妻というヒト。もう亡くなってしまったその人へのひたすらの愛と悔悟を綴る純情。こういう本にも出会うことができた。
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