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2013年の「中国」を予測する の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2017/09/23

お二人とも中国ウオッチャーとしては一二を争う方、対談もとても息が合っています。特に目新しい内容はないです。常に、中国は崩壊するという主張をしているお二人ですから。それでも、そろそろですか?北京オリンピックから10年以内を期待しています。

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2013/02/05

 昨年秋(2012年)に、共産主義下での独裁体制が刷新された、共産中国に対する予測な一冊。宮崎正弘さんと石平さんのお二人の対談が、非常にリアリティ&テンポのよい内容でした。  「中国とはあくまでも一定の距離を置いて付き合ったほうがいい」、さて既にバブルが崩壊しているとの観測もさ...

 昨年秋(2012年)に、共産主義下での独裁体制が刷新された、共産中国に対する予測な一冊。宮崎正弘さんと石平さんのお二人の対談が、非常にリアリティ&テンポのよい内容でした。  「中国とはあくまでも一定の距離を置いて付き合ったほうがいい」、さて既にバブルが崩壊しているとの観測もされていますが、実態を知りたいところですね。とは言いながらも、日本国内の既存メディアは言及しないでしょうから、別のアンテナを伸ばす必要があるのでしょうけども。  「アメリカの背景にある意図というのは、中国に対する牽制プラス中国の軍事的封じ込め」、『動乱のインテリジェンス』でも同様のトピックが上げられていましたが、「TPPは新しい安全保障の枠組み」との見方は経済だけではない視点が必要だとも。そういった意味では、帝国主義の世界に立ち返りつつあるのでしょうか、70年を経て。  そして、第一次安倍内閣での外相、麻生さんが『自由と繁栄の弧』で述べられている「自由と繁栄の弧」、そして安倍総理が先日だされた「セキュリティ・ダイヤモンド」は、まさしくその「安全保障」を体現していくものだと思います。  日米豪印の菱形の安全保障を軸に、東南アジアから、トルコと経て、エジプトを経由し、ギリシャから南欧州と繋ぎ、東欧・北欧・イギリスまで、普遍的価値観を共有する国々をつなげる「一つの環」、これは地政学にも「海洋国家」である日本としては至極真っ当な戦略だと、そう思います。  「戦後レジームの克服が大事で(中略)日本人が日本人としてのアイデンティティをもういちど確立しないといけない」とは、『ハーバード日本史白熱教室』でも言われていましたが、全くその通りだとあらためて。それを石平さんのような、帰化されて来た方の方が問題意識と持っているのは、とてもありがたいと同時に、恥ずかしくも感じます。自分たちの世代は次の世代に、何を伝えていくべきなのでしょうか。。  それにしても「自分たちの特権を永久に享受したいという政権」とは、、個人的には、同じ状態での永続性を求めるとの風潮は性に合わないなぁ、と感じます。。唯一絶対の「理想郷」を求めがちな思想にはよくみられる傾向ですけども。  それでも、終着点に到達してしまったらその先の発展の可能性が無くなってしまうわけですから。人は常に学び成長し続けてこそ「人」でしょうに、その可能性が無くなってしまったらどうなるのか、、後は堕ちていくだけなんじゃないかな、と感じています。  個人的には「保守」の本質は、時代の大勢を踏まえながら、その時代ごとの最適解を探していくことだと考えています。そう言った意味では、結果として多様性が担保される社会であり、ずっと道を歩き続ける、、その結果として、発展し続けることが可能な社会なのだろうと感じています。  なので、昨年の衆院選での安倍総裁の復活は、右傾化と言いながらも、立ち位置としては、中道に戻っただけな気がするんですよね、、今までが極左であっただけで。別に帝国主義的な風潮が出ているわけでもなく、徴兵とか侵略が合法化されるわけでもない。というか、徴兵については「違憲」だと、自民党の改憲案でも明記されています。  今の自分たちの領土を「国防」しながら、日本人のアイディンティを確立していきましょうと、至極真っ当な政策を積み重ねているだけなんですけどね、、6年前から。日本人が日本人として立ち上がっていくのが、よほど、とあるヒトビトにとっては「都合」が悪いんでしょうね、なんて考えたくもなります。  さて、2013年の共産中国はどの方向に、舵を取りますか、、対岸ですませたいところですが。と思っていたら、射撃誘導レーダーを照射ですか、いよいよ行き詰ってるんじゃないですかね、コレ。この時期に安倍政権でよかったと、あらためて実感です。

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2013/01/09

宮崎正弘と石平の対談でずーっと最後まで書かれている本当。 2012年末に読み終わるよていだったのに、年越して2013年になってしまったw ニュースやネット、新聞やコラムとはまた違った切り口で 今現在から過去に渡って中国の歴史も踏まえて 現在の経済、中央と地方の差、日本との外交や国...

宮崎正弘と石平の対談でずーっと最後まで書かれている本当。 2012年末に読み終わるよていだったのに、年越して2013年になってしまったw ニュースやネット、新聞やコラムとはまた違った切り口で 今現在から過去に渡って中国の歴史も踏まえて 現在の経済、中央と地方の差、日本との外交や国民性をひたすら対談してます。 途中でわけわからなくなってしまい、また前に戻って読むのを繰り返してしまった…飽きてしまうんです。 まぁ、あれです。 今はいいけど(よくないけど)この先不安要素だらけですよって内容。 日本の謙虚さや真面目さ、正直さは大事にしておいて。 前を見ろ!しっかりしろ、日本!と言いたくなりました。

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2012/12/30

今年(2012)9月頃に出版された本ですが、中国問題に詳しい「宮崎氏と石氏」が2013年の中国の動向を予測した本です。ソ連が危ないと言われた本が出回ってから実際の崩壊まで5年程度かかったと私は記憶していますが、中国の場合はどうでしょうか。 中国の指導者はソ連末期の指導者と異な...

今年(2012)9月頃に出版された本ですが、中国問題に詳しい「宮崎氏と石氏」が2013年の中国の動向を予測した本です。ソ連が危ないと言われた本が出回ってから実際の崩壊まで5年程度かかったと私は記憶していますが、中国の場合はどうでしょうか。 中国の指導者はソ連末期の指導者と異なって、来年から若返りするようですし、ソ連の失敗も勉強しているようなので、個人的にはある程度は持続できるのではないかと予想しています。 本の中に書いてある通り、中国に問題がないとは言えませんが、今の日本経済を引っ張っているのに中国の存在は欠かせないと思いますので、頑張ってほしいものです。しかしながら、中国が抱えている問題は私の携わっている仕事にもかなり影響してくるので、この本に書いてあることは参考になりました。 以下は気になったポイントです。 ・2012.3の時点で中国全土で売れ残っている不動産在庫は、5兆元(GDP:47兆元)、GDPの1割以上が不動産の在庫(p20) ・日本のバブル時には不動産在庫は現在の中国のレベルにはなっていない、日本のバブルの原因は円高でドルをかなり買ったため(p22) ・百万都市を計画して地方都市の新都心をつくろうとしたが、結果的には2.8万人しか住まなくて恐ろしいことになっている(p26) ・中国では99%のサラリーローンは破滅する、給与所得者で不動産に投資している人も破滅する(p41) ・中国の物価は食品まで上がり始めているが、公共料金(電力、ガス、水道、バス、地下鉄、タクシー)は統制できる(p51) ・中国でタクシー料金が安いところは、不動産バブルが破裂しない、物価が安いから人々が豊かに暮らしている、ビールも同様(p52) ・不良債権をチャラにする方法として、新札に切り替える、1993年の通貨改革と同様、同じことをソ連がやった(p59、61) ・中国で150年続いている会社は5つ、日本では200年続いている会社が、2500はある(p67) ・中国ではナイトクラブのホステスは、給料保証はなく客からのチップで成り立っている(p71) ・天安門事件(=64事件)は、1989.4.17、北京の天安門広場で行われた胡耀邦追悼の学生集会に市民も加わり、民主化運動が行われた。6.3-4日に市民・学生に対して、人民解放軍が戦車と銃で鎮圧した、死者は数千人(政府発表は300人程度)と言われる、趙紫陽書記が解任されて江沢民が総書記に任命(p102) ・中国では毎年、富山県に匹敵する面積が砂漠化している、成長率8%の中国で8%耕作面積が減っている(p124) ・今の中国の暴動件数は1日500件(年間18万件)だが、横の連携がないので支配者にとっては脅威ではない、恐れているのは組織化された暴動(p141) ・今の中国は独裁ではなく合議制、毛沢東の独裁レベルを9割とすると、鄧小平が7割、江沢民が5割、胡錦濤が3割程度(p149) ・今の中国では農民が写メールを持っていてそれを台湾に流すので、情報の漏出を防げない(p173) ・アメリカでウォールストリートを占拠した人達が暴動に発展しなかったのは、フードスタンプの配給、財閥による慈善事業があるため、中国ではそれが無いので危ない(p229) 2012年12月30日作成

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2012/11/14

対談形式で書かれていて読みやすい。中国のバブルはとっくに弾けているという書き出しで、中国経済のからくりが紐解かれて行く。著者に書かれている内容全てが来年に起こるとは思えないが、彼らが共有している問題意識と話の方向性は間違っていないと思う。日中の尖閣諸島に関する問題は、日本が抱える...

対談形式で書かれていて読みやすい。中国のバブルはとっくに弾けているという書き出しで、中国経済のからくりが紐解かれて行く。著者に書かれている内容全てが来年に起こるとは思えないが、彼らが共有している問題意識と話の方向性は間違っていないと思う。日中の尖閣諸島に関する問題は、日本が抱える領土・安全保障の問題の一角でしかない。今の中国を知りたい人には是非読んで欲しい一冊。

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2012/10/26

現代中国の実像が満載された面白さ《赤松正雄の読書録ブログ》  40年前の日中国交回復の頃に、公明新聞政治部の記者として廊下トンビをしていた私にとって、あの頃の感激は忘れ難い。ついに、日中友好の絆が結ばれたと単純に喜んだものだ。以後二度に渡り訪中。その都度、中国人の懐の深さに舌を...

現代中国の実像が満載された面白さ《赤松正雄の読書録ブログ》  40年前の日中国交回復の頃に、公明新聞政治部の記者として廊下トンビをしていた私にとって、あの頃の感激は忘れ難い。ついに、日中友好の絆が結ばれたと単純に喜んだものだ。以後二度に渡り訪中。その都度、中国人の懐の深さに舌を巻く思いもしたものだ。とくに、胡耀邦元主席との会食の際の印象は永く心に留まった。しかし、その後のかの国の変遷ぶりは首を傾げる。  数多の中国本が発行されているが、宮崎正弘、石平『2013年の「中国」を予測する』は読み物として極めて面白い。というか、役立つ情報が満載されているものだと確信する。何と言っても凄いのは宮崎氏が数限りなく中国の地に足を運んでいて、最先端の現場を熟知していることだ。  この書では、とっくに中国のバブルは弾けているとして、その崩壊の実例を挙げる。内蒙古省オルドスの康巴什(カンバシ)というところで、百万人の新都心を作ったけど、完成しての実際の人口は二万八千人しか人が集まらないケースなど、不動産ブームの果てともいうべき実像が暴かれる。  不動産開発業者を倒産せないために公的資金を注入するというが、そのお金の調達が造幣局の輪転機をフル回転させるというやり方。「中国ならやりかねない奇妙奇天烈な経済対策」が次々と紹介されまことに興味深い。  この本で注目されるのは、何と言っても指導者の人物像が非常にリアルに描かれていること。次期政権トップの習近平氏については、「カリスマ性がない、独自の政策がない、思想がない。何があるのかといったら、何でも周りにニコニコする八方美人型で、急激な改革などやらないタイプ」―それがなぜ選ばれるのか。特権階級の特権を維持してくれるからだというのがその理由。バックには江沢民派がいるという。こうした話がこれでもかこれでもか、と出てきて飽きない。そうした中国の次代の幹部像の寸評が描かれているのだが、ハイライトは、「この7人がこれからのキーパーソン」というくだり。宮崎、石の両氏の洞察力がどこまで鋭いのかはこの予測があたるかどうかだと見て間違いない。しっかりノートしてこれから中国の人事展開をウオッチしていこう。  この国の権力争いは三国志の歴史を淵源に持つとあって並ではない。日中友好の幻想に酔っている時代は終わった。等身大の中国をリアルに見据えて充分な警戒心を持って対応をして行く上で、格好の手引書ではあろうかと思われる。

Posted byブクログ

2012/10/09

宮崎正弘 (著), 石 平 (著) “尖閣”どころではない。今、中国経済は崖っぷち。政治・経済・社会の各方面で、現在、中国で何が起きているのか、そして2013年の「中国社会」はどうなっていくのかを大胆に描く。

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