ピアノを弾く手 の商品レビュー
医師というたちばから関わった手の障害。 ピアノを理解しているからこそが溢れている。 ピアノ自体もチェンバロからピアノへと変化し鍵盤の重さも変わった。 手の故障にも歴史があり、どのような人がどんな背景で改善してきたかが綴られている。 指を動かせば音が出る楽器だからこそ、身体の使...
医師というたちばから関わった手の障害。 ピアノを理解しているからこそが溢れている。 ピアノ自体もチェンバロからピアノへと変化し鍵盤の重さも変わった。 手の故障にも歴史があり、どのような人がどんな背景で改善してきたかが綴られている。 指を動かせば音が出る楽器だからこそ、身体の使い方次第では不自然なメソードを繰り返してしまう。 改めてクラシックそしてピアノと言う歴史を知り感慨深く思う。 はじめにの部分を念頭に、大切に読み心に留め置きたい。
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『ピアノの構造の画期的な発展にピアノ教育が追いつかず、そのために手を痛める生徒が激増した。』 『本書はこの、手の障害から出発したピアノ奏法理論の歴史を、人間のてのしくみと楽器としてのピアノの発展を解説しながら述べたものである。』 (「はじめに」より引用) さまざまなピアニストの...
『ピアノの構造の画期的な発展にピアノ教育が追いつかず、そのために手を痛める生徒が激増した。』 『本書はこの、手の障害から出発したピアノ奏法理論の歴史を、人間のてのしくみと楽器としてのピアノの発展を解説しながら述べたものである。』 (「はじめに」より引用) さまざまなピアニストの手、大リーガー養成ギブスならぬピアニスト養成ギブスのような矯正器具の数々…これらを見ているだけでも楽しい1冊。 ショパンが遺した奏法に関する記述は、必見。
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