ソーシャルエコノミー の商品レビュー
日本人は中心なく話を盛り上げていくのが得意だ。 実名オープン、実名クローズ、匿名オープン、匿名クローズ、 それぞれのSNSが必要である。 利益第一ではコミュニティは硬直化するらしい。 コミュニティを長期的に育てていくと成果はすぐには出てこない。 みんな、の喪失。昔はテレビだ...
日本人は中心なく話を盛り上げていくのが得意だ。 実名オープン、実名クローズ、匿名オープン、匿名クローズ、 それぞれのSNSが必要である。 利益第一ではコミュニティは硬直化するらしい。 コミュニティを長期的に育てていくと成果はすぐには出てこない。 みんな、の喪失。昔はテレビだったが今は繋がっていた人がSNSで可視化してきた。 何人友達がいて、とか。 テレビの見方だって変わった。 特定のシーンでネットにいる何人かと反応をする形になってきた。 マーケティングなどで、おもしろいかどうかより費用対効果とか、その辺りを重視してしまう。 みんなの意見なんてないのに。 本当に面白そうと思ったものをやるしかない。 誰かがやったものなんて、誰かの煎じたものでしかない。 おもしろいものは前例もないしやり方もない。企画は企むこと。 ソーシャルは個人の
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本書にいわく、「ソーシャルメディアによって人の集まり方が変わり、日本でも価値観と消費の在り方が、大きな変革期へと来ている」のだそうですが、個人的に『諸刃の剣』だと思っておりますので運用には注意を。 本書は献本にて御礼申し上げます。 AKB48、B-1グランプリ、初音ミク、ニコ...
本書にいわく、「ソーシャルメディアによって人の集まり方が変わり、日本でも価値観と消費の在り方が、大きな変革期へと来ている」のだそうですが、個人的に『諸刃の剣』だと思っておりますので運用には注意を。 本書は献本にて御礼申し上げます。 AKB48、B-1グランプリ、初音ミク、ニコニコ超会議……。ここではさまざまな事例を取り上げながら、ソーシャルメディアが変えていった経済。ここでいうところの『ソーシャルエコノミー』というものについて論が展開されております。実を言うとソーシャルメディアというものを僕は『諸刃の剣』ではあるまいかと最近は考えていて、『正しい』使い方をすれば自分に限りない恩恵が帰ってくる一方で、ちょっとした悪意の投稿。たとえば、自分の勤めているお店やホテルなどに有名人が『お忍び』でやってきたところを『軽い気持ち』で投稿して大変な問題になったなど、負の部分もまた、何倍にも増幅する機能がもしかしたらあるのではあるまいかとそんなことを思っております。 それはさておき、ここでは『正』の部分、日本人ならではの『和』を用いた経済圏がAKB48の国民的な大ヒットやB-1グランプリなどの地域でよく消費されている食べ物が全国的なイベントとなって一大ムーブメントを巻き起こす過程。この本ではじめて知りましたが、ニコニコ超会議が億単位の赤字を出しつつも『大成功』だったという話が紹介さていて、面白く読むことができました。 普段の生活では何のつながりもない個人同士がたとえば、女子サッカーのワールドカップの様子をツイッターなどで『実況中継』することもまた『ソーシャル』による『つながり』が生み出したひとつの『お祭り』なんだな、と思い、個人的には参加はしませんでしたし、おなじくロンドンオリンピックのときもネットの世界ではそういうことが起こっていた、みたい(これも実際参加したわけではないので詳しいことはわからない)だということがわかり、同じ『意思』を持った人間同士がこうも簡単に『連帯』できるからこそ、生み出せるものがある。これからこの現象がどこへ向かっていくかはわかりませんが、時々参加をしつつ、冷静に見守っていこうと思っております。
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"2013年後半以降の世界経済、不動産市況を考える為に それに関係する本をたくさん読んでいますが、 あわせてマーケティングの勉強もしています。"
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AKB48、初音ミク、B-1グランプリなどの事例分析から、日本人のもっている、「祭り」や「和」が、スマホなどのSNS等によって「つながるもの」として、今後の経済を動かしているのではないかという論をまとめた本である。 農業経済、産業経済、サービス経済、経験経済と来て、次が本当に「...
AKB48、初音ミク、B-1グランプリなどの事例分析から、日本人のもっている、「祭り」や「和」が、スマホなどのSNS等によって「つながるもの」として、今後の経済を動かしているのではないかという論をまとめた本である。 農業経済、産業経済、サービス経済、経験経済と来て、次が本当に「ソーシャル経済」となるのかわからないが、少なくても耳を傾けてもよいのではないかと思う。 このような「論」は、変化の間には気がつかないものだが、あとで転換期だったと気づくものだと思うので。まだまだ類書が少ないので、興味深く読めた。 残念ながら実際の事例・内容をかなりかさ増ししたような内容の本ではあったが。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
チェック項目13箇所。日本人の場合は、まずどこの人間かで「和」の人格が規定される、その人がどんな組織の「和」を担っているかで、向き合い方も大きく影響されてしまう。テレビ自体はそんなに変わっていない、変わってしまったのは、「おもしろいと感じあえる人たち」とのつながりの登場だ。2005年、「これから5年後に、日本で一番人気になるのは、秋葉原に小劇場を構える女の子たちになるよ」と言ったところで信じられただろうか?秋元康・・・「企画やプランニングで一番重要なのは、真っ先に自分がおもしろがれること」。ソーシャルメディアとは、「自分発の人間関係の増幅装置」である、求められるのは常に一人称の「個」の気迫。AKB48・・・育てたい、成長させたい、完成させたいと願うからこそ、ゴールを目指してがんばれたり感情移入できる。デフレだとか低価格商品を選ぶという裏には、そんな楽しさや満足感を嗜好する変化も起きていた。「喜びを他の誰かとわかりあう! それだけがこの世の中を熱くする」(痛快ウキウキ通り/小沢健二)。AKB48のCD複数枚購入について・・・ここであえて注目したいのは「実際に商品が売れ、経済が動いている」という事実が意味するものだ。私たちは、祭りが大好きだ、嘘いつわりのない一生懸命さが大好きだ。恥ずかしがりのはずの日本人が、なぜ「KARAOKE」と作れたのだろうと思う時がある、日本人はカラオケが大好きだ、普段おとなしい人も、カラオケだと生き生きする、「自分から参加したくなる」気持ちが集まれば、日本人はかなりホットになってしまう。人々の趣味が、単なるモノではないところを通じて仲間と「いいね!」といいあえる「おつきあい環境」だ。「がんばれ!」とは「BELIEVE」の意味なのだろう、「あなたが成功することを、あなたが勝つことを、私は信じます!」であって、「ちゃんと全力出せよ!」の意味ではない。
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2012/9/18 初版 AKB48、初音ミク、B-1グランプリなど、それまでのマスコミュニケーション主導消費では考えられなかった消費のトレンドと、その背景にあるコミュニティ構造の変化の因果を読み説いた一冊。 なんとなくもやもやと、新しい事例だと思っていた消費動向を、 日本に...
2012/9/18 初版 AKB48、初音ミク、B-1グランプリなど、それまでのマスコミュニケーション主導消費では考えられなかった消費のトレンドと、その背景にあるコミュニティ構造の変化の因果を読み説いた一冊。 なんとなくもやもやと、新しい事例だと思っていた消費動向を、 日本におけるコミュニティのあり方の時代変遷から読み解いているので、 それぞれの事例に参画する一般消費者のインサイトまで見通せて、 いろいろ勉強になりました。 ただ、構造的に整理されていて、 それこそ企画書的には使いやすいのかもしれないけど、 ・こんなものは設計して出来るものではない。 (実施責任者は相当な腹のくくり方でないと出来ない) ・若干、構造的な整理ありきで話がおとされている気がして、 偶然性とかラッキーとか、そういう微々たるラッキーが、 かなりの数なぎ倒された事例分析になっている気がする。 という点で、「まあ分かるんだけどさあ」感は否めない笑 前者についてはおそらく著者も分かって書いていて、 「だから腹をくくって長期的に向き合わないと出来ない消費形態です」 って言いたいのも分かるんですけどね。 「長期的にしつこくやっていく覚悟さえあればできる」部分と、 「覚悟とかそういう問題じゃなくって…」っていう部分とか、 ここにあがっている事例だとどうしてもわかれてしまうよねっていう印象。 んまでも総じて面白かったですよ。 厚さの割にはさくっと読めましたし。
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ここ最近起きているブーム、トレンドについて 経済的な波及効果とその背景について事例をもとに解説。 AKBにせよ初音ミクにせよ、日本人のもつ〝和〟の性質が ブームの加速度をあげている、という説を述べています。 とても平易で読みやすく、大学の授業を思い出しました(笑) 寿命の短い...
ここ最近起きているブーム、トレンドについて 経済的な波及効果とその背景について事例をもとに解説。 AKBにせよ初音ミクにせよ、日本人のもつ〝和〟の性質が ブームの加速度をあげている、という説を述べています。 とても平易で読みやすく、大学の授業を思い出しました(笑) 寿命の短い内容の本ですので、熱いうちに読めてよかったかな。
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ちょっと期待して読みはじめたら、いきなりカラー1ページで秋元康。戸惑った。 知っている人は知っている、「祭り」的な成功事例集。祭りに参加すれば一味、というのはよい。でもね。なんだか、大学の教材や、授業の内容みたい。なぜか心踊らず。 方向性には反対しないけど、そこには評者はいらない...
ちょっと期待して読みはじめたら、いきなりカラー1ページで秋元康。戸惑った。 知っている人は知っている、「祭り」的な成功事例集。祭りに参加すれば一味、というのはよい。でもね。なんだか、大学の教材や、授業の内容みたい。なぜか心踊らず。 方向性には反対しないけど、そこには評者はいらないかなと思った。例で挙げられている成功者そのものの著書・言葉のほうが、僕には響いてきます。この本自体が、描こうとしている社会の外にいる感じ。 戸惑いは正解だった。僕は、読者対象ではなかったのかな。つまみ食いにおいしいところはありました。
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日本には欧米と異なった和のソーシャルがあるとして初音ミク、AKB48、ニコニコ動画などの実例を挙げて説明する。一方、経済も農業経済から始まり産業経済、サービス経済そして、経験経済と進化してきたがそろそろエキスぺリエンス・エコノミー(経験経済)も過剰感や抵抗感を生み出してきたとき、...
日本には欧米と異なった和のソーシャルがあるとして初音ミク、AKB48、ニコニコ動画などの実例を挙げて説明する。一方、経済も農業経済から始まり産業経済、サービス経済そして、経験経済と進化してきたがそろそろエキスぺリエンス・エコノミー(経験経済)も過剰感や抵抗感を生み出してきたとき、次の経済をソーシャルエコノミー(共創費経済)として、和のソーシャルをいかにしてオウンドメディアなど自社のマーケティングに活用するかを指南する。 企業と生活者の価値共創などはとても素晴らしい方向性だと思う、だがしかし、価値とは何かを考えると幾分複雑な気持ちになる。そこに協調性の高い和のソーシャルを巧みに使ったマーケティングだとなおさらだ。まぁ、A○○48のCDを100枚買うなら、人間椅子のCD買えよとかその程度かもしれないが。。。
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言いたいことはとてもよくわかるし、しっかり書けていると思うけれども、文章に多少(いや、けっこう)癖があるので、正直、しんどくなるところがあった。最終章と野中先生のあとがきはよかった。
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