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母親ウエスタン の商品レビュー

3.9

59件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    25

  3. 3つ

    15

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2024/06/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どこか掴みどころがないというか不思議な人物が主人公の話しだった。 すっきりとした形で終わっていないので、この続きがどうなるか気になった。

Posted byブクログ

2024/04/29

『三千円の使い方』『古本食堂』に続いて、原田ひ香さんの作品で食べ物や本がメインでない著作を選んで読んでみました。 3冊の中でこの本がダントツで面白かったです。一度泣くと止まらなくなりそうで、ぐっと涙をこらえました。 妻を亡くしたトラック運転手・健介。子供は3人。子供たちだけで夜...

『三千円の使い方』『古本食堂』に続いて、原田ひ香さんの作品で食べ物や本がメインでない著作を選んで読んでみました。 3冊の中でこの本がダントツで面白かったです。一度泣くと止まらなくなりそうで、ぐっと涙をこらえました。 妻を亡くしたトラック運転手・健介。子供は3人。子供たちだけで夜を過ごすこともある。「おそれいりましてございます」と、へんな言葉で謝る食堂の新入り・広美が、子供の世話をしてくれることになるが… 生みの母と子、育ての親、虐待、毒親など、色々な形があり、子を持つお母さんには特に刺さると思います。 広美は子どもたちの心よりも、身体を守ることを正義としているのでしょう。 主人公の広美の雰囲気がなんとなく川上未映子さんの『黄色い家』の黄美子の怪しくない版みたいな感じ。この少しもやがかかった感じが私はとても好きです。

Posted byブクログ

2023/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんとなく不思議なお話でしたねぇー。 でも、繋がりって血じゃないなってすごく思いました。 みんな、広美さんが真剣に関わったからこんなに気にかけるんですよね。 それと、息子くんはなんだかんだどこにいても近況がわかる感じなのでそれはそれでよかったのではと思ってしまいました笑。

Posted byブクログ

2023/06/07

健気だけど、思いは強い。主人公は大きく開いた穴を埋めようとしても、結局、埋まらなかった。切なすぎる。食べたいケーキを我慢して、お煎餅を食べたけど、やっぱりケーキが食べたくて、そのケーキを食べたい欲求は消えなかった、みたいな感じ?

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2023/06/04

2023年6月4日 なんとも不思議な広美。 ママとかお母さんとか。 どこか「ちひろさん」 に似てる。ちひろさんはほんのさわりしか観てないけど。 この飄々とした善意の人 でも何か達観していて、諦念の塊。 自由人。 きっと子どもを手に入れたい、お母さんでありたいと、作戦がある訳でなく...

2023年6月4日 なんとも不思議な広美。 ママとかお母さんとか。 どこか「ちひろさん」 に似てる。ちひろさんはほんのさわりしか観てないけど。 この飄々とした善意の人 でも何か達観していて、諦念の塊。 自由人。 きっと子どもを手に入れたい、お母さんでありたいと、作戦がある訳でなく、流れに乗っていろいろなところでお母さんになっていたのだろう 自分が寂しいことにも気づいてないのかもしれない。 最後、ちょっと幸せになれたかな。

Posted byブクログ

2023/04/29

初めは2つのシーンが並行して進む構成に「??」だったが、読み進めていくうちに「そういうことか!」とスッキリ。 広美さんには共感できる訳じゃないけど、彼女なりの愛を感じたしおもしろかった。

Posted byブクログ

2023/02/11

父子家庭の家を渡り歩く主人公。 有り余る母性の為か、そうせずには生きて行けない程の危うさの為か… 共感は出来ないけれど、全ての家庭の子供達が主人公の広美さんが幸せであって欲しいなぁと思い読了。

Posted byブクログ

2022/10/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かったが、広美がしていることが、結局よこったのか悪かったのか、それぞれの子供によるし、その時の環境にもよる、、スッキリとはしない、ザワザワ感が残った。 家を出ていく時、心が疲弊しすぎていて、何も考えれなくなり、本能?のまま生きていったのか?広美にはその時の記憶がないことが、子供たちにとってつらい。。。 広美が子供の家に行くのをやめるきっかけになった話もちゃんとあって、まとまっていたが、読み終えた後、少し落ち着かない気持ちになってしまった。

Posted byブクログ

2022/10/21

ちょっと、今までとは違うイメージだと感じた。 原田ひ香さんの10年前の本になる。 シングルファーザーの家にするっと入り込み、子育てをする。 それもまだまだ母親が必要だと思われる幼児から小学生くらいまでに絞っている。 だが、長くは居ず1年くらいで姿を消す。 これは、どういうこと...

ちょっと、今までとは違うイメージだと感じた。 原田ひ香さんの10年前の本になる。 シングルファーザーの家にするっと入り込み、子育てをする。 それもまだまだ母親が必要だと思われる幼児から小学生くらいまでに絞っている。 だが、長くは居ず1年くらいで姿を消す。 これは、どういうことなのか…⁇ 単に子育てしたいのか⁇ 子どもが好きなのか⁇ とにかく父親が好きになり、そして子どものお世話をするパターンじゃないのが不思議なのだ。 それも短期間で次々と子持ちやもめのところばかり。 家族をつくるわけではないのが、なぜ?なのだ。 子どもたちが大人になり、実の母親だと記憶していたという展開もあるのだが、けっしてべったりと依存したり想いでに浸るわけでもなく、さらりとしている。 彼女がほんとうに望んでいたのは、自分の子どもを育てたかったのか? 「おそれいりましてございます」と今もどこかで言っているようだ。

Posted byブクログ

2022/07/09

子どもが寂しい生活をしている父子家庭に入り込み、束の間の優しい母親をして、ある時居なくなってしまうそんな広美は何者なのか。あらゆる家庭の形の中で子どもに母の幻想も抱かせる。それは良いことなのか罪なのか。最後に彼女は?読んでみなくちゃわからない不思議な気持ちになる話。

Posted byブクログ