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この年齢だった! の商品レビュー

3.6

27件のお客様レビュー

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2017/04/28

内容は他の方のレビューの通りで省略するが、それぞれの女性の略歴を改めて知ることができるという点ではちょっと面白かった。ただ、著者の視点は、男の自分にはどうもよくわからないな、と違和感をおぼえるところが多かった。ふーん、そんなふうに思うのか、っていう。そこがちょっともやもやしながら...

内容は他の方のレビューの通りで省略するが、それぞれの女性の略歴を改めて知ることができるという点ではちょっと面白かった。ただ、著者の視点は、男の自分にはどうもよくわからないな、と違和感をおぼえるところが多かった。ふーん、そんなふうに思うのか、っていう。そこがちょっともやもやしながら読み終えた。それも自分にとっては面白いといえば面白かったと言えるかも知れないが。

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2016/04/22

金子みすゞの詩は好きではないが、死に際のエピソードには不覚にも泣いてしまった。 放蕩者の夫に性病を移され、身体を壊し、才能への嫉妬から詩の創作も禁じられる。離婚後、3歳の娘を夫が引き取りに来る日(当時は親権は父親にあった)、写真館で写真を撮り、桜餅を買い、かつての職場だった思い出...

金子みすゞの詩は好きではないが、死に際のエピソードには不覚にも泣いてしまった。 放蕩者の夫に性病を移され、身体を壊し、才能への嫉妬から詩の創作も禁じられる。離婚後、3歳の娘を夫が引き取りに来る日(当時は親権は父親にあった)、写真館で写真を撮り、桜餅を買い、かつての職場だった思い出の本屋に立ち寄り、夕食と桜餅を母・娘ととり、娘を風呂に入れ(病気が移るので一緒には入れない)、童謡を歌ってやる。眠った子の顔を見てかわいい顔をしとるねと呟き、二階に上がって睡眠薬を煽る。遺書には娘を母親に預けるよう夫に書き残す。なんてつつましく悲しい最期だろうか。 あとはキュリー夫人の次女が書いたという伝記の書き出しが素晴らしく、印象に残った。 「その人は、女だった。他国の支配を受ける国に生まれた。貧しかった。美しかった。」

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2015/05/23

ゴシップ好きな女子たちは面白く読めると思う! 活躍した年代も職業(芸能人、作家、政治家etc..)もバラバラないろんな女の人たちの伝記ダイジェスト版。 いろんな生き方があるんだなぁと、なんとなく元気をもらえます。 宇野千代の本を読んだことがなかったのですが、興味を持ちました!

Posted byブクログ

2014/08/15

酒井さんのエッセイは、楽しい。著名人の転機になった年齢をあげて、女性の生き方や人生観などをふりかけると、こうした素敵な読み物になる。

Posted byブクログ

2014/07/27

図書館。 酒井氏の本は初めて。 年齢をあげてもらうことで歴史上の人物も一気に 実在した人だったんだなと感じられて興味深かった。もう少し深く知りたい人もいたし。

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2014/04/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『負け犬の遠吠え』など名エッセイで知られる酒井順子が、偉人女性たちの生き様を追ったもの。昔、関口宏の「知ってるつもり?」という番組があったが、あれを髣髴とさせる。ただし、女性のみ、フェミニスト風味。 著者が文筆家のせいか、自分の人生の先輩の処世に負うところを求めようとしたせいか、全体的に作家やミュージシャンといった教養系が多い。紫式部や清少納言の生涯などはよく知られている。目新しくはない。 ピーター・ラビットの作者については知らなかったので面白かったが、マザー・テレサがあったのに、ナイチンゲールがないのは看護師=奴隷的な仕事という、どこか著者の職業観が反映されているのでは、と考えなくもない。 ガガや聖子、百恵に対する考察はおもしろい。物故人は伝記をまとめただけのニュアンスを与えるが、この人は同時代の空気を吸ったすこし前の過去の人を書かせた方がおもしろいね。この年齢が転機だったが主旨なのだが、その事件を掘り下げたというより、生涯をのんべんだらりと書き連ねた項目もある。 ただ、前書きの文章は面白いし、前向きなところがいい。年齢にこだわるのは、女性がいかに年齢によって社会からプレッシャーをかけられていることの裏返しでもある。

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2014/02/12

作者の観察力は相変わらず鋭いのですが、各界女性の生きざまは尋常じゃなく、お嬢さまだって人知れぬ努力をしているとが明らか。単純に比べるのではなく、いい刺激を受けて「自分のものさし」で生きていきたい。日本故になおさらそう思います。

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2014/01/16

現在読んでいる途中ですが、とても面白い! 伝記など読んだことがなかったのですが、他人の人生を知るというのはとても刺激的ですね。私も頑張ろうと勇気をもらえます。 これを機に偉人たちの伝記をたくさん読んでみようと思います。

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2013/12/27

みんな、強い。 真の【自信】がある。自分のやりたいこと、思ったことに迷いなく、周りの目を気にして行動を選択するのではなく、我が道をゆく。 当たり前とか、常識だからとか、そういうのに縛られない。 離婚しないことが正しいわけでもなく、結婚しないから女性として寂しい人生なわけでもなく...

みんな、強い。 真の【自信】がある。自分のやりたいこと、思ったことに迷いなく、周りの目を気にして行動を選択するのではなく、我が道をゆく。 当たり前とか、常識だからとか、そういうのに縛られない。 離婚しないことが正しいわけでもなく、結婚しないから女性として寂しい人生なわけでもなく。 その人の内側から湧き出るパッションを信じて進んでいた気がする。 ついパワフルだったり、普通と違う人の印象が強くなってしまうけど (宇野千代さん、岡本かの子さん、森英恵さん、ビアトリクスポターさん、オノヨーコさんなど) 金子みすゞさんは、また違って印象的だった。我慢しなければならないこと、そんな環境の中でも自然や動物、雪にまで擬人化して想いを馳せられる、日本の美しさがあった。

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2013/10/25

この人のことがもっと知りたい!! 伝記やら古典に手をつけたくなります。 読み終わってから、憧れの人が増えました。

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