彼女はいいなり の商品レビュー
教師と高校生の恋愛、映画にもなり、現実には事件にもなっています。昔「課外授業」とかいう洋画を見た覚えがあります。サタミシヨウ氏、初読み作家です。だから「彼女はいいなり」(2012.9発行)という作品も当然初読みです。鷺坂美樹という童貞の高校3年生と童顔の美術教師間宮志保先生25...
教師と高校生の恋愛、映画にもなり、現実には事件にもなっています。昔「課外授業」とかいう洋画を見た覚えがあります。サタミシヨウ氏、初読み作家です。だから「彼女はいいなり」(2012.9発行)という作品も当然初読みです。鷺坂美樹という童貞の高校3年生と童顔の美術教師間宮志保先生25歳の半年間の物語。特別授業、性の英才教育といったところでしょうか・・・。この作品はシリーズもので、「スモールワールド(私の奴隷になりなさい)」「リモート(ご主人様と呼ばせてください)」「おまえ次第」「はやくいって」「恋するおもちゃ」に続くシリーズ6作目だそうです。解説は壇蜜さんです。
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ネタバレ 同級生彼女の寝取られを目撃しただけでなく、それは彼女の側がより積極的だったことに傷心する少年は、年上教師による手ほどきを受ける(勿論、この女性教師も特異な性癖の持ち主)。官能小説という括りなのだろうが、いわゆるそういうシーンよりも、寝取られ描写・快楽だけで男を取り換えた女の捨て台詞の描写が生々しく感じる。また、捨てた同級生元カノへの矜持とも言える男としての背伸び感は、痛々しくもあるし、ああ判るなぁ、という感慨が湧いた。
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今までのサタミシュウ作品の中では、比較的にソフトな作品かつ高校生の青春にSM要素を少し取り入れたのか?って程度の感じでした。まぁ最後ら辺は「私の奴隷になりなさい」のように次回作に続くというニュアンスが込められた終わりでした。
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相変わらず、表現もさることながら。ずっと耐えてきた美樹を踏みにじった苑子はどこまでも胸糞悪く。そしてどんなにすごい体験をしても、子供らしさを失っていないところがまた良い。なんと愚かな。そこが良い。読み終わってタイトルをもう一度見て気付いたけれど、彼女はずっとご主人様のいいなりだったのかもしれないなあ。
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今作はホンマモンの青春小説です 高校生カップルと教師が絡んだキャスティング 相変わらず一気読みしたくなる文章力ですが、これまでの作品より盛り上がりに欠けた印象なのは私の中に少々の飽きが出てきたのかな? 時代は少し遡った印象でこの先、シリーズの他の作品とリンクして行くのかな?と期待
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いまだ熱を持った余韻に浸っている…… 私は著者のファンなので、新刊が出るたびに読んでいるけれど、もしかしたらこの作品が一番好きかもしれない。 「リモート」や「スモールワールド」はSMの精神性を第一に描いていた。そしてこの2作品によって、サタミシュウは他の官能小説家を超えてしまっ...
いまだ熱を持った余韻に浸っている…… 私は著者のファンなので、新刊が出るたびに読んでいるけれど、もしかしたらこの作品が一番好きかもしれない。 「リモート」や「スモールワールド」はSMの精神性を第一に描いていた。そしてこの2作品によって、サタミシュウは他の官能小説家を超えてしまった。 今作では、SMの精神構造の解説は一切ない。ただ、僕と先生を主軸に置いて、二人の間の秘めた関係を、主人公の僕の感情に沿って描いている。 特に、先生と僕が関係を深めるきっかけとなった、先生の部屋での最初の夜のシチュエーションはゾクゾクしてしまう…… ラストシーンは胸キュンだった。 甘く切ない、これぞ「泣ける」官能小説だ。
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まさかの映画化。今作はあまり目新しさのない感じだったけど、すぐに次が出るらしいからそこへの布石なのかな。
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