ダメな僕が恋をしたら の商品レビュー
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人気俳優×子役の父兼小説家(笑) 小説家でありながら、妻が亡くなったショックで小説が書けなくなり、妻の息子である弥彦が子役の仕事をしているのをサポートしていた。 ある日、ドラマの撮影に連れて行ったところで、人気俳優の藤間鴻生から突然「死んだ嫁の遺産と息子の稼ぎて喰ってる」と罵られる。ショックを受けた歩だったが、やがてその誤解も溶けて、弥彦を介しながらも急速に関係が縮まっていく。。。 色々と事件はありますが、どれも彼らの関係を深めるためのもので、痛かったりはありません。基本的に甘い話です。 歩の過去は、ちょうど近い刊行日の他の作者の本の登場人物に似ていましたが、あちらは過去に囚われて不幸一直線なのに対して、こちらではあまり深く語られていないし、歩もトラウマになっていません。 これは、亡き妻・綾や、弥彦のマネージャ・木下、編集者の森下などの、理解者が周囲にいたということが大きいんでしょうね。 作者さんの表現の違いはあるでしょうけれど、環境の違いも大きいんだろうなと思ってしまいました。 攻の藤間が、歩を好きになっていく過程が少しわかりづらいとは思いましたが、三人いつまでも仲良くしていてほしいなと思わせてくれるラストでした。
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