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老いを生き抜く の商品レビュー

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2020/05/11

無人島に1冊だけ持っていくということなれば、私は森本哲郎さんの「ことばへの旅」を選びます。古今東西の名言を自身の旅や身近なエピソードを交えて語りかけてくれる名作です。 本作は、2012年、87歳の時に書かれ、森本さんの最後の作品となりました。日々の暮らしが徒然草のように淡々と、...

無人島に1冊だけ持っていくということなれば、私は森本哲郎さんの「ことばへの旅」を選びます。古今東西の名言を自身の旅や身近なエピソードを交えて語りかけてくれる名作です。 本作は、2012年、87歳の時に書かれ、森本さんの最後の作品となりました。日々の暮らしが徒然草のように淡々と、鋭く、しかしいつものように優しく綴られています。 この約2年後に森本さんは88歳で亡くなられました。森本さんを知ったのは、学生時代にスーパーでのアルバイト中にラジオでかかっていた「森本哲郎 旅物語」という番組ででした。以来、森本さんの作品を数多く読み、全集も持っています。亡くなられて6年になりますが、今もふと作品を手に取り、そのたびに静かに自分に向き合う時間の大切さを教えていただいています。人生の師、座右の書たちです。

Posted byブクログ

2014/05/17
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※このレビューにはネタバレを含みます

学尚期、家住期、林住期、遊行期 五十歳という年齢こそ自分をゆっくりと反省し、今後に備える重要な節目だと、私はいまさらのように痛感するのである ぶらりと家を出てあたりを散歩し、いい心地で戻ってくる、日本の町がそんな快適な空間に変質した時に、初めて散歩は私たちの愉しい日課になるはずである 私たちは記憶と忘却の中に生きている 

Posted byブクログ