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君と一緒に生きよう の商品レビュー

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18件のお客様レビュー

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2014/07/13

ボランティア、里親により、ほんの一部の救出された捨て犬、野良犬、迷い犬、保健所にいた犬のノンフィクション。何度も涙してしまいました。 「命に責任を負えないのなら、生き物を飼うべきではない。」泣く泣く手放す人もいるのだろうけれど。 「ただでは死なせない」と、余命僅かな犬にさえ子を産...

ボランティア、里親により、ほんの一部の救出された捨て犬、野良犬、迷い犬、保健所にいた犬のノンフィクション。何度も涙してしまいました。 「命に責任を負えないのなら、生き物を飼うべきではない。」泣く泣く手放す人もいるのだろうけれど。 「ただでは死なせない」と、余命僅かな犬にさえ子を産ませようとするブリーダーもいるとか。 巻末に、今は幸せに暮らしている犬達の写真には救われます。

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2014/03/18

世は、まさにペットブーム。しかし、一方で人知れず殺処分されているペットの数は、依然として減ってはいない現代日本の現状。本書は、そんなペットたちの現状、無責任な人間達、ブリーダー、一方でそうしたペットたちを救おうと日夜奔走を続けているボランティア団体、個人でボランティアの人たち、獣...

世は、まさにペットブーム。しかし、一方で人知れず殺処分されているペットの数は、依然として減ってはいない現代日本の現状。本書は、そんなペットたちの現状、無責任な人間達、ブリーダー、一方でそうしたペットたちを救おうと日夜奔走を続けているボランティア団体、個人でボランティアの人たち、獣医師達、そして里親の人たちに焦点を当てている。 生き物の生命の尊うさ、生き物を飼うということに伴う人間側の責任、当たり前のことだが、それを再認識させられる1冊。

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2013/07/29

☆4 捨て犬や野良犬、迷い犬。どこかの1頭が救われたと思ったら、またどこかで50頭が捨てられる。命を救うために奔走する人々を通じて、命の意味を考えるノンフィクション。 もともと森絵都が好きだったし、動物の話にも興味があったので読んでみた。ほんとうに安易に飼って安易に捨てる人が多...

☆4 捨て犬や野良犬、迷い犬。どこかの1頭が救われたと思ったら、またどこかで50頭が捨てられる。命を救うために奔走する人々を通じて、命の意味を考えるノンフィクション。 もともと森絵都が好きだったし、動物の話にも興味があったので読んでみた。ほんとうに安易に飼って安易に捨てる人が多いと思う。生き物を飼う責任を考えて飼って欲しい。あとペットショップもいいけれど、行く前に里親募集のHPを覗いてみて欲しい。

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2013/06/19

震災で被災した犬のシェルターでのボランティア経験から、動物愛護への関心が強くなりました。 弱い立場にある動物たちの命、少しずつでもできる範囲で自分のできることやっていこうと思います。 この本に、保健所でのガス室殺処分の描写が少しありましたが、犬の気持ちを考えたらすごく辛く悲し...

震災で被災した犬のシェルターでのボランティア経験から、動物愛護への関心が強くなりました。 弱い立場にある動物たちの命、少しずつでもできる範囲で自分のできることやっていこうと思います。 この本に、保健所でのガス室殺処分の描写が少しありましたが、犬の気持ちを考えたらすごく辛く悲しくなりました。大切な命、守っていこうよと一人でも多くの人間が思えるようになってほしいと願います。

Posted byブクログ

2013/05/27

年間何頭の命が無慈悲に失われているのか。きっと、捨てる人は後をたたない。地球に生きるものとして、知るべき事実、命は弄んでいいものじゃない。

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2013/03/29

保護されて、幸せになった犬たちと家族のお話。 背後には、人間の勝手で命を奪われていく沢山の命があることを 忘れてはいけない。

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2012/10/08

犬を保護する人、里親になる人、その優しさや愛情に読みながら涙してしまう。 酷い現実を知ろう。それから考えるのは人それぞれだけど。飼っている人間により犬の生涯が左右されちゃうんだよ。

Posted byブクログ

2012/09/06

犬の保護と里親探しに奔走する人々を描いたノンフィクション。 ここに書かれている話の多くは救われた命の話。よかったねえ、と思わず言ってしまいそうになるのですが、現実にはほとんどの捨てられた犬たちは最終章の『救われない命たち』の中に入ってしまうのです。 この本を読んでいて思ったの...

犬の保護と里親探しに奔走する人々を描いたノンフィクション。 ここに書かれている話の多くは救われた命の話。よかったねえ、と思わず言ってしまいそうになるのですが、現実にはほとんどの捨てられた犬たちは最終章の『救われない命たち』の中に入ってしまうのです。 この本を読んでいて思ったのは犬たちの感情の豊かさ。うれしい、かなしい、さびしいといった感情が犬にもあることは飼ったことのない自分でも十分想像できたことですが、ここに書かれている犬たちの中には、連れてこられた家に遠慮する様子を見せたり、もしくは自分が捨てられたことを理解していたり……もはや人と変わらないのではないかと思う感情の豊かさでした。 動物を飼う当初は老後の世話ってなかなか想像できないんですよね。この本の中にも犬の介護の話があって、その壮絶さに思い出した話があります。確か伊藤理佐さんのコミックエッセイだったと思うのですが、伊藤さんの飼い猫も余命わずかとなり猫の介護をされていたのですが、そのさい「これはまさしく親の介護の練習だ」的なコマがあってそれが印象的でした。それだけ動物の介護というものは壮絶なものなのです。 我が家でも妹がハムスターを飼っていたことがありましたが、その晩年にはおなかのあたりに腫瘍ができ、ヒマワリの種の殻をむく力もなくしたらしいハムスターのために妹自身がヒマワリの種の殻を一つ一つむいてエサ皿においてやっていました。 そしてある日の夜ハムスターが突然鳴き声を上げ、けいれんを起こし始めました。およそ一時間ほどハムスターの動きが止まってからもしばらく経つまで妹は泣き続けながらもハムスターの最期を看取っていました。自分もその傍らでただ見ていることしかできなかったことを覚えています。 この本のタイトルは『君と一緒に生きよう』 これに感じたのは動物を「飼う」という感覚ではなく「一緒に暮らす」もっと言えば「一緒に生きる」という感覚を持ってほしかったのではないかと思います。 この本の最終章で出てくる犬たちは刹処分される犬たち。彼らは部屋に入れられ炭酸ガスを室内に注入させられ死んでいきます。犬たちの様子を実際に見た森さんの描写を読んでいて思い出したのは、ナチスがユダヤ人虐殺のために使ったガス室でした。 命を大切に、という道徳の授業がいかに無力か……動物を捨てる人たちや無責任に飼う人たちはこの光景を自分自身の目で見るべきではないかと思います。それくらいやらなきゃきっとわかってくれない…… いつの日か人間だけでなくすべての生き物に幸せな世界が訪れてほしいと心の底から思いました。

Posted byブクログ