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ワケありな本 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2015/02/06

発禁になる位の影響力を与える書物たちを紹介した本。 悪魔の詩とかは当時も話題になったと記憶している。

Posted byブクログ

2013/05/05

本が読者に与える影響は、確かに少ないとは言い難い。 猥雑すぎる表現が、 過激すぎる思想が、 他国に対する挑戦的な失言が、 何かの火種になってはいけない! と、 世に流通する前に発禁になってしまう本、 が、昔はわりと、あったそう。 今では ほとんどの本を読む事が出来るが、 (...

本が読者に与える影響は、確かに少ないとは言い難い。 猥雑すぎる表現が、 過激すぎる思想が、 他国に対する挑戦的な失言が、 何かの火種になってはいけない! と、 世に流通する前に発禁になってしまう本、 が、昔はわりと、あったそう。 今では ほとんどの本を読む事が出来るが、 (これは、情報過多によって、たった一冊の本が人に及ぼす影響力も減少した為か?) その昔、 ワケありで、発刊禁止された類の本の紹介は、 なかなか興味深かった。 なかでも、特に面白く読めたのは、 正しい『地動説』を唱えながらも、 当時、幅を利かせていたキリスト教が唱えていた、『天動説』を覆す事が出来なかった『ガリレオ』の章。 彼の著書である『天文対話』は結局、禁書とされてしまった。 何が正しくて、何が間違っているか? なんて、所詮人にはわかりっこない。 ただ、多勢に無勢。 強い者が、弱い者の意見を封印し、 流通するのは、 当たり障りの無い、平和を愛する言葉、を綴った本のみ。 …だったらしい、その昔。 それでいいのかも知れないが、 それでも、 『地球はまわっている…』 さぞや、悔しい思いをしつつ、心の中ではつぶやいていたであろう、 そんな真実こそ、 人々が本当に知りたい事ではないのか? (実際、この発言をしたかどうかは定かじゃないそうだが。) 此の世で一番恐ろしい言葉は、 私の場合『焚書』かも知れないなぁ~、なんて思ってしまった。

Posted byブクログ

2012/12/04

古今東西のワケありな本を紹介してます。 本の影響で殺人がおきたり社会に与える影響から発禁となったものがでております。 というか「これも発禁だったのか」ってな本多数。 でも現在はほとんど読めるようです。 「歌は世に連れ、世は歌に連れ」(古いね俺も^^;)なんて言葉もありますが本もま...

古今東西のワケありな本を紹介してます。 本の影響で殺人がおきたり社会に与える影響から発禁となったものがでております。 というか「これも発禁だったのか」ってな本多数。 でも現在はほとんど読めるようです。 「歌は世に連れ、世は歌に連れ」(古いね俺も^^;)なんて言葉もありますが本もまた然りね。 とりあえず蟹工船読もうと思います。

Posted byブクログ

2012/10/12

事件の引き金になったり、発禁になったり、捏造だったりと、「ワケあり」な本の解説集です。有名なワケから、ホントかいなそれ、というものまで。背景には諸説ありそうなものもあって、丸呑みするのはちょっと大変な本だけど、考える肥料になるものでした。 最後のエピソードからあとがきに続く「華...

事件の引き金になったり、発禁になったり、捏造だったりと、「ワケあり」な本の解説集です。有名なワケから、ホントかいなそれ、というものまで。背景には諸説ありそうなものもあって、丸呑みするのはちょっと大変な本だけど、考える肥料になるものでした。 最後のエピソードからあとがきに続く「華氏451度」。焚書の話題ではなく、この作品自体が、実は無断改編・削除を受けて出版されていたという皮肉と、電子書籍化によって、本が失われていって、事実上、華氏451度の世界がやってくるのではないか、と…。飛躍してるな、と思う反面、自分もゆでガエルになりつつあるかもなと感じる。 現代日本では普通に流通できる、とされている。でも。「ブラックジャックによろしく」や、非実在青少年の話なんかも、レベルが違うのかもしれないけど、触れて欲しかったなあ。

Posted byブクログ