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只野馬骨【著】
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経済小説というものを初めて読んでみたが、これはひどい。ストーリー性が皆無で、淡々と事件の経緯が述べられている感じ。何のどんでん返しもなく、会話にも艶がない。こんなものも「小説」と言うのだろうか? 物語の設定だけは妙に細かくて、名古屋で学生時代を過ごした身としては懐かしかった。
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