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岳(18) の商品レビュー

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57件のお客様レビュー

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    17

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2015/02/15

18冊という長編だけど、最後まで山への深い愛と、清々しい人間模様で楽しませてくれた。内容は全然違うけど、マスターキートンと同じ匂いがする。あのマンガが好きならオススメ。 あと、最近は主人公がなよなよジメジメしたオタクタイプのマンガが多いけど、やっぱりマンガの王道は単純な熱血バカ...

18冊という長編だけど、最後まで山への深い愛と、清々しい人間模様で楽しませてくれた。内容は全然違うけど、マスターキートンと同じ匂いがする。あのマンガが好きならオススメ。 あと、最近は主人公がなよなよジメジメしたオタクタイプのマンガが多いけど、やっぱりマンガの王道は単純な熱血バカがいいなと思った。 読んでて気持ちよく感情移入できるからね。

Posted byブクログ

2015/01/05

ここまで感動し何度か涙しながら読み進めてきたが、ラストが全てぶち壊し。どうしてこうする必要があるのか?著者のインタビューも読んだが、山で起こる事象のパターンは限られるとか、読者はすぐ飽きるとか、全くもって意味不明。想像力欠如なだけではないのか?

Posted byブクログ

2014/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一気読みで18巻まで。ebooksで読んだが、便利な世の中だ。それは置いておいても、ほぼ全てのページがそれぞれに愛おしい稀有な漫画だったと思う。 著者自身が登山好きで経験豊富であることを考えると、細部の描写にも納得が行くし、成る程「静かの山」は随分とリアリティに欠けていたなと思ったりする。 この漫画の秀逸なところは、遭難死の描写から逃げていないところにある。ただ、ノンフィクションの救いの無さとは違い、主人公の三歩がどんな相手にも暖かく接し、死体にも明るく「よく頑張った」と声を掛けることで読者の心が折れる ことが防がれているように思う。 この最終巻最後から2話目で、三歩はエベレスト山頂付近、救助に三回あたった後(恐らく)死に至るわけだが、その行動を巡って、この巻を評価できない人が多いようだ。 確かに、無謀な救助であることは普段の三歩ならわかっていたはずで、違和感を感じてもおかしくないとは思う。 ただ、私はこのエピソードを読んでジョン・クラカワーの「空へ」、そしてその著作で逃げたと批判された登山ガイドアナトリ・ブクレーエフとその著作「デス・ゾーン8848M―エヴェレスト大量遭難の真実」を思い出した。 著名で優秀な登山家でもあるブクレーエフ(ソ連人だ)は自己の判断で登山者たちを上に残したまま一旦ベースキャンプまで下る。その後、2度にわたって英雄的に再度登りに行って2人を救う。 再度登ればブクレーエフはそこで亡くなっただろうが、三歩はもう一歩、名前通り三歩進んでみたわけだ。 主人公三歩の恋愛話が無いのも良かった。 しかし、この著者、美人は同じ顔にしか描けないのかね…。

Posted byブクログ

2014/02/02

岳は最後に来て怒濤の展開になった。三歩はまっすぐで、生きているからできることをとことんやった。みんなの力になった。

Posted byブクログ

2013/12/10

東京へ向かう新幹線で読了。 最終話の引き込まれっぷりは、スラムダンク山王戦の最後のシーン以来か? 予想外の切なく、辛いラスト。しばらく引きずるこれは…。けど山はやっぱり、いーなー。

Posted byブクログ

2013/11/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

迫力ある山の絵を毎回楽しみにしてました。最後は人命救助と自己責任について考えさせられる展開になりましたが、、、繋がる命や想いに感動です。

Posted byブクログ

2013/10/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こんなに全霊かけた漫画を初めて読みました。 3000m峰に初めて連れてってもらった後 リーダーが貸してくれたのですが、18巻一気に読み終えてしまいました。 最後まで、主人公への「なぜそこまでして山に向かうのか」、作者への「なぜそこまでして山へ登る漫画を描くのか」という疑問は解けないままです。 たしかに山からの景色には吸い込まれそうなほど魅了されるのですが、なぜそれでも人は行くのか。描くのか。 登場人物たちの悲喜、そしてそれぞれの成長の描写が素晴らしいです。ここまでストーリーを丁寧に描く漫画に初めて出会いました。 そして、結末にも納得です。 (1) 推察ですが。 誰も他人を救けることができないデスゾーン 。そこに於いても、やはり三歩なら、特にアクツくんの事故を越えた三歩なら、行ったんじゃないか。 多くは語られませんが、アクツくんの事故という起承転結の「転」をきっかけに、皆がそれぞれの新しい道を模索していました。三歩も亦た、変わっていったのではないか。 作者としても、デスゾーンエベレスト最高峰においてもヒーロー三歩ならやってくれる、という憧れがあったのではないか。それがクライマックスのインフレに繋がったのではないか。しかし、その実際には実現不可能な憧れの代償として、殺すよりほかなかったのではないか。(http://ja.wikipedia.org/wiki/エヴェレスト大量遭難#cite_ref-3) (2) ザックとクミの件も合わせると、多分作者は規定路線が嫌いなひとなんでしょう。 皆が予想する結果、望む結果に話を持っていくのが苦手な人なのかも知れない。 「ザックを拠り所にしているクミ」という構図ではなく、「独立したクミ」をラストでは描きたかったんでしょう。 少なくとも僕の中では、クミは1巻からどんどん成長してきているキャラクターでした。その集大成として、最後に独立した上に人並みな幸せも持ってくれていて安心しました。 もちろん、二人が結ばれる結末もあって欲しいですが。 もしかしたら作者の中では、二人は一度結ばれたが その後終わった ぐらいの突飛な妄想はしていたかも知れません。 ぜひ、『クミとザックの恋物語。その後ザックが去るまで。』をスピンオフしてもらいたいです。笑 しかし、この話を妻にしたところ、それは違うんじゃないかと。 ザックにとっては、三歩・クミ・北アルプス ぜんぶ揃ったなかでの三歩との競争という構図であって、三歩が居ない状況でクミちゃんと二人の関係性を紡ぐのは、なんか違うんじゃないか、と。 (3) ナオタの大きな成長や葛藤に大拍手を贈りたいです。 若い頃には大切な人が死んでしまうことも生きる上で大事なんだけど、よくナオタはその全てを乗り越えました。 彼はこの物語の主人公になっていった、と言っても過言ではないかも知れません。 三歩の人生をトレースするような暮らしを送るのでしょうが、どうか長生きしてもらいたいです。 例えば、青年ナオタを主人公にした、世界中の山を巡る話を書けないかな。 作者にとっては、やはり「漫画=山」なんじゃないかと。 結論‥僕は雪山には行かない (笑)

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2013/09/06

 非常に不思議な漫画。  『孤高の人』は山に登る明確な目的があるが、この漫画にはそれが今ひとつ欠ける。「なぜこんな危険な場所を人は進んで登るのか」という疑問を抱えながら、常に死と隣り合わせの山に沢山の人が登り、人間には挑戦する心と権利があることは明確に伝わる。  主人公自身もなぜ...

 非常に不思議な漫画。  『孤高の人』は山に登る明確な目的があるが、この漫画にはそれが今ひとつ欠ける。「なぜこんな危険な場所を人は進んで登るのか」という疑問を抱えながら、常に死と隣り合わせの山に沢山の人が登り、人間には挑戦する心と権利があることは明確に伝わる。  主人公自身もなぜ山が好きなのか分からないが、この漫画を読むと登山とクライマーに魅力は感じる。  「自分の命が危ないこの超高所で、誰もが逃れたい いや、逃れてしかるべきこの場所で、自分以外の人間のために戦う。そんなの・・・あなたしかいません」「もう一人いるんだよね。たぶんオレだと思うんだけど・・・誰が見たって絶対登れないって分かるスゲエ山があって、その山の前に登る気満々で一人で立ってんの。登れるって思って立ってんだ」

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2013/05/19

言わずと知れた山岳救助マンガ。 純粋に山に行きたい!信州の山のぼりてぇ!って思わせてくれる素晴らしい作品。 ただ、ラストは違うパターンのほうがいちファンとしては嬉しかったです。 まぁ、それを差し引いても大いにオススメできるマンガです!!

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2013/03/25

2013/03/18 【やや好き】これにて完結。 うーん…。どうもラストが気に入らない。 どんなに良い話でも死んだら終わりだと思えてならない。 山の怖さ、現実の厳しさ、リアルさを考えると岳の死は必然なのかもしれないと思いつつも、誰かのために頑張ってるのだから生きて帰って欲しかった...

2013/03/18 【やや好き】これにて完結。 うーん…。どうもラストが気に入らない。 どんなに良い話でも死んだら終わりだと思えてならない。 山の怖さ、現実の厳しさ、リアルさを考えると岳の死は必然なのかもしれないと思いつつも、誰かのために頑張ってるのだから生きて帰って欲しかった。 作者にとって登山はファンタジーでないということなのか、それとも死も含めてファンタジーということなのか…。

Posted byブクログ