オイドル絵っせい 人生、90歳からおもしろい! の商品レビュー
2歳児がいる我が家では。 部屋の至る所にアンパンマン♪ そんなアンパンマンの生みの親、 やなせたかしさんのエッセイを読むことに。 親父ギャグオンパレードで、 最初おおおっ?! と思ったけど、 この発想力がいろんなキャラクターを 創り出すパワーの源なのかと。 90歳の方とお話...
2歳児がいる我が家では。 部屋の至る所にアンパンマン♪ そんなアンパンマンの生みの親、 やなせたかしさんのエッセイを読むことに。 親父ギャグオンパレードで、 最初おおおっ?! と思ったけど、 この発想力がいろんなキャラクターを 創り出すパワーの源なのかと。 90歳の方とお話をする機会がないけど、 こんな軽快な文章を書かれる方となら 楽しく会話ができそうだわ。 その中で出てくるのは、家族のお話。 やなせさんは父親を5歳の時に亡くし、 やなせさんの弟さんは戦地で特攻隊として亡くなっている。 やなせさん自身も戦地での経験あり。 軽〜い文章の中に、 ふわっと時折触れる内容が、 逆に心に残る。 家族の死、悲しさ、悲惨さを知っているからこそ、 生きている喜びを味わうことができる。 アンパンマンの歌詞は メッセージ性強くて有名ですが、 やなせさんの想い詰まってますね。 涙もろい私なんか、 いつでも泣けます(TT) NHK朝ドラで、 やなせさんモデルのお話をやるそうで! 絶対見よう〜とわくわくです♡
Posted by
言わずと知れたアンパンマンの作者、やなせたかし氏のエッセイ。 老いても尚、新しいことや楽しいことに挑戦し続ける姿勢が素晴らしい。
Posted by
歌い上げるようにリズミカルな文章が心地よいです。アンパンマンの作者なので、イラストもいいですし、80歳を過ぎて、90歳からの人生が楽しいなんて、本当に夢のあるエッセイでした。
Posted by
1篇3ページ+イラストのエッセイ集。 頼まれたら断れない、遅咲き、すぐ歌を書く、あるいは歌う、どうせやるならとことん楽しく!そんなことが繰り返し語られる。一貫しているってことですね。 職業は漫画家。 アンパンマンの歌は、ほんとに泣いてしまう。手のひらを太陽にも、同じく。 「自...
1篇3ページ+イラストのエッセイ集。 頼まれたら断れない、遅咲き、すぐ歌を書く、あるいは歌う、どうせやるならとことん楽しく!そんなことが繰り返し語られる。一貫しているってことですね。 職業は漫画家。 アンパンマンの歌は、ほんとに泣いてしまう。手のひらを太陽にも、同じく。 「自分の仕事に反応がある時、たったそれだけでも人はうれしい。」 「ただ賞めるだけでは駄目で、カンどころをピタリとおさえて、欠点と美点を納得できるように指摘しなくちゃいけないんだ。」
Posted by
読書録「オイドル絵っせい 人生、90歳からおもしろい!」5 著者 やなせたかし 出版 新潮社 p198より引用 “ 手塚治虫記念館も長谷川町子美術館も石 ノ森章太郎記念館もすべて故人になってから である。ぼくは生命あるうちに故郷に建てる ことができた。これはファインアートの画...
読書録「オイドル絵っせい 人生、90歳からおもしろい!」5 著者 やなせたかし 出版 新潮社 p198より引用 “ 手塚治虫記念館も長谷川町子美術館も石 ノ森章太郎記念館もすべて故人になってから である。ぼくは生命あるうちに故郷に建てる ことができた。これはファインアートの画家 であっても稀有のことで、望んでもできるこ とではない。” 目次より抜粋引用 “ピンピンコロリにあこがれて 老眼可憐のオイドル爺 見上げてごらんYanase星 ちいさな親切三角折り やなせ小公園育ちの野生の柚子” アンパンマンの生みの親である著者による、 故郷の地方新聞に連載されたエッセイを選ん でまとめた一冊。過去他社刊行作文庫版。 闘病生活についてからアンパンマンの声 役・戸田恵子さんについてまで、暗くなりそ うな話題ですら明るく楽しくイラスト入りで 描かれています。 上記の引用は、アンパンマンミュージアム 創立十周年に触れた話での一節。 生きている間に評価された上に、ミュージア ムも建っているというのは、漫画家冥利につ きておられたのではないかと思います。 しかし、こういう美術館などは、作家が存命 中に早めに作るほうが、展示する作品が増え 続けていいのではないでしょうか。どれ程 ファンが望んでも、お亡くなりになられた作 家の作品は増えないのですから。 著者は、作詞・作曲、キャラクターデザイ ンからミュージカルと、極めて多方面に活躍 されていたことが記されています。エッセイ ストとしても、読んでいて楽しい気分になれ る文章が、とても気持ちいい作家の一人では ないでしょうか。 ーーーーー
Posted by
小学校の音楽の教科書に載つてゐた「手のひらを太陽に」。この曲でもつて、作詞の「やなせたかし」さん、作曲の「いずみたく」さんの名を知りました。二人とも平仮名なので、印象に残つたものです。 時は流れて、「アンパンマン」が人気者になるにつれて「やなせたかし」の名も売れ始めたのですが、わ...
小学校の音楽の教科書に載つてゐた「手のひらを太陽に」。この曲でもつて、作詞の「やなせたかし」さん、作曲の「いずみたく」さんの名を知りました。二人とも平仮名なので、印象に残つたものです。 時は流れて、「アンパンマン」が人気者になるにつれて「やなせたかし」の名も売れ始めたのですが、わたくしの中では、「どこかで聞いたことのある名前だ」といふ認識で、あの「手のひらを太陽に」のやなせたかしさんと同一人物と気付かなかつたのであります。 アンパンマンの人気が上昇するにつれ、作者のやなせさんも知名度が上がり、仕事も増え、忙しい日々となつてゆくのであります。しかしその時、やなせさんは既に50代後半。 『「俺は老人の星なんだ/老いたるアイドル/オイドルだ」/なんて気取っても/年のせいだと許されよ/九十年は夢みたい/さあこれからがおもしろい』(「はじめに」) ポジティヴですねえ。年間自殺者が三万人を超えるといふニュースに心を痛め、長生きすればおもしろいことがあるぞと思つてくれる人が増え、結果自殺者が一人でも減ればと願ひ、本書のタイトルとしたさうです。 本書は高知新聞で連載されたものの抄録といふことです。エッセイについては自信がないと記してゐますが、どうしてどうして。これがすこぶる心地良い文章なのです。ミュージカル、病気、アンパンマン、自作キャラクタア、社会風刺など話題はさまざま。何を語つても、とにかく前向き。抑制されたユウモワに読者の頬も緩みます。文は人なりと言ひますが、一読してやなせさんの温かい人間性が想像できます。 やなせさんは2013年、94歳で帰らぬ人となりました。しかし、晩年がこれほど充実してゐた人が他にゐるでせうか。最晩年にピークがやつてきた、稀有な人生。読む人のすべてに(一部のひねくれ者を除く)勇気を与へてくれる一冊と申せませう。 http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-559.html
Posted by
亡くなった方ですが、楽しい90代の話。アンパンマンの影響力凄いですねと、90歳凄いとたくさん学びあり
Posted by
自分も年を重ねてから、こう言えるようになりたいなーってことがたくさんありました。 かっこいい人だなぁ。
Posted by
有名になるのが遅かったやなせ たかしさん。 その人が、人生に無駄な時間なんてない。その時間も将来にぜったに役に立つ。みたいなことが書いてあり、力をもらいました。
Posted by
我が子はまだアンパンマンマジックにはかかっていないけれど、時間の問題。かつては私も立派な信者。子供が生まれて目にする機会が増えたのと、このエッセイを読んだのとの相乗効果で、猛烈に今アンパンマンの気分。ほんとすごい人だよなぁ。人生私もまだまだこれからと勇気付けられた。
Posted by
- 1
- 2