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プラスチックスープの海 の商品レビュー

3.8

17件のお客様レビュー

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2024/08/13

地球人たちはまるでゆでガエルのようだ 迫り来る危機に何も感じてはいない 便利さにあぐら描いて悍ましいプラスチックの恐怖から目を背けてる 今年の異常な暑さは地球の断末魔ではないのか この数年で海辺で生き物を見かけななくなった 果たして自分に出来ることは何だろう 常に問い続けたい ...

地球人たちはまるでゆでガエルのようだ 迫り来る危機に何も感じてはいない 便利さにあぐら描いて悍ましいプラスチックの恐怖から目を背けてる 今年の異常な暑さは地球の断末魔ではないのか この数年で海辺で生き物を見かけななくなった 果たして自分に出来ることは何だろう 常に問い続けたい 翻訳の悲しさか 文章がまとまっておらず同じ内容繰り返したりまだるっこいのは残念

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2021/11/30

一人の活動家が海洋ゴミ問題を認識したところからはじまり、そこから海洋ゴミ、特にプラスチック、マイクロプラスチックの科学的調査での不屈の取り組みを描く読みもの。2012年出版ということで道半ば感はあるけれど、今日のグローバルでのプラスチック規制が強化されている現在の視点からそこに至...

一人の活動家が海洋ゴミ問題を認識したところからはじまり、そこから海洋ゴミ、特にプラスチック、マイクロプラスチックの科学的調査での不屈の取り組みを描く読みもの。2012年出版ということで道半ば感はあるけれど、今日のグローバルでのプラスチック規制が強化されている現在の視点からそこに至るまでの経緯が単純なものではないということ、そしてプラスチックそのものに限らずフタル酸エステルやビスフェノールAといった各種化学物質規制の背景も掴めたりして樹脂業界に身を置く者としても大いに勉強になった。 ケミカルリサイクル(本書中では「化学的リサイクル」)への期待が無邪気に過ぎるなど多少のアラはあるにしても、海洋ゴミやプラスチック規制をプロジェクトX的なドラマ的なものも含めておさえるにはちょうどよい一冊かと。

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2021/08/24

プラスチックスープの海 プラスチックごみ問題がかしましいですが、子ども用の調べ学習本は、プラスチックごみのどこがどうまずいのか、は説明してくれていません。 これは大人用の本ですから小学生には無理ですが、とりあえず司書は読んで、知識を持っていたほうがいいでしょう。 子どもたちには...

プラスチックスープの海 プラスチックごみ問題がかしましいですが、子ども用の調べ学習本は、プラスチックごみのどこがどうまずいのか、は説明してくれていません。 これは大人用の本ですから小学生には無理ですが、とりあえず司書は読んで、知識を持っていたほうがいいでしょう。 子どもたちには……その人が説明してやればいいだけのことですから。 知識や情報は、本を読まなくてもいいのです。耳から聞いても……。 2021/08/27  更新

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2020/12/11

海洋汚染が人間にどう悪影響を与えるのか突き止めるまでの研究の過程を書き記した本。 人間がいくら海洋汚染していても、それが人間に悪影響がなければ見向きもされないことが印象深かった。 魚の量よりプラスチックの量の方が多くなりそうだと言う事実に驚いた。 研究の始まりは、太平洋のど真ん...

海洋汚染が人間にどう悪影響を与えるのか突き止めるまでの研究の過程を書き記した本。 人間がいくら海洋汚染していても、それが人間に悪影響がなければ見向きもされないことが印象深かった。 魚の量よりプラスチックの量の方が多くなりそうだと言う事実に驚いた。 研究の始まりは、太平洋のど真ん中、地球の中で年から最も離れている場所になぜか大量のゴミが溜まっている場面を見てしまったことから始まる。

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2019/06/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

巻頭のウミドリの死骸の写真が衝撃的。骨だけになったお腹の中は、ペットボトルのキャップでいっぱい。もう、これだけでこの本のが言いたいことの半分が伝わるのではないかと思った。

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2019/01/12

科学的・工業的な観点から書かれたプラスチックについての本を数冊読んだ。 現代の私たちの暮らしに、欠かせないプラスチックだが、使った後はどうなっているのだろう。 プラマークで分別ゴミ  → プラマーク プラマーク/家庭ごみ&リサイクル この本は、大事な地球がプラスチックゴミだら...

科学的・工業的な観点から書かれたプラスチックについての本を数冊読んだ。 現代の私たちの暮らしに、欠かせないプラスチックだが、使った後はどうなっているのだろう。 プラマークで分別ゴミ  → プラマーク プラマーク/家庭ごみ&リサイクル この本は、大事な地球がプラスチックゴミだらけになっていることを訴える。 「プラスチックスープの海 〜 北太平洋巨大ごみベルトは警告する」 内容は、理論だけでなく実際に海に潜ったり 、現状を映像化するなど多岐にわたる。 すごく面白い本です。 2014/10/04  予約 10/12 借りて読み始める。 2015/03/07 途中までで終わる。 内容と目次は 内容 : すべての命の源である海は、知らぬ間に、使い捨て社会のごみ捨て場になってしまった…。 プラスチック普及の歴史から、その毒性、生分解性樹脂の開発まで、 海洋ごみ第一人者が調査船での冒険談を交えて、徹底的に解明する。 著者 : チャールズ・モア アルガリータ 海洋調査財団設立者。海洋環境調査研究者。 カッサンドラ・フィリップス 新聞記者。インディペンデント映画のストーリーエディター。

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2020/08/04

今年(2018年)になって急に報道が増えた「プラ・ストロー廃止」報道。プラごみのことは昔から何度となく報道されるので「またか」と思ってたら、今年になって報道が止まらない。なぜだだろうと思ってまずは本書を読んでみた。 本書では20年ぐらい前からの著者たちの調査結果が含まれている。基...

今年(2018年)になって急に報道が増えた「プラ・ストロー廃止」報道。プラごみのことは昔から何度となく報道されるので「またか」と思ってたら、今年になって報道が止まらない。なぜだだろうと思ってまずは本書を読んでみた。 本書では20年ぐらい前からの著者たちの調査結果が含まれている。基本的に「海を汚すプラごみ反対!」という環境保護運動家的なところから始まっていますが、思っていたより著者は客観的で研究者に近い感じ。それでも、[プラごみ=悪]の立場なので偏った意見も多いが、プラスチックとは何なのか、20世紀初頭に人間が石油から人工的にプラスチックを作り出して世の中がどう変わっていったのか、という歴史も比較的分かりやすく正確に記述されているので有用な書物だと感じた。 プラスチックは世界の人々の生活改善に有用であることは間違いないし、実際に実現してきたことは間違いない。しかし、現代のプラスチックの生産量とその使い捨て消費社会による便利な社会、経済合理性を追求する社会は、そろそろ限界に来ているのかもしれない。ストロー廃止だけではその効果は微々たるものなわけで、それはあくまでシンボルに過ぎない。それで終わってはいけないだろう。 遠くの工場で大量生産した食品をプラスチック包装でスーパーに届け、消費者はそれを購入し仕事で忙しい合間にそれを食してまた仕事に戻る。経済の拡大のために誰もが効率を追い求めるグローバル社会に、経済合理性以外の指標を導入し、持続性を持たせる必要がありそうだ。地域で生産された食材を商店街で購入し、家でゆっくりと自分で料理して食べられるような余裕ある生活を少しでも拡大していくことが必要なのだろうか。

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2018/01/18

以前、海塾で東京湾の環境改善に少しだけ関わったことがあったので興味を持って読んでみた1冊。地球全体の中で、誰も住んでいない広大な海のど真ん中に、ごみの陸地ともいえる場所ができてしまっている。プラスチックの恩恵と一緒に引き連れてくる大問題、よく調べてあるし著者の行動力に刺激を受けな...

以前、海塾で東京湾の環境改善に少しだけ関わったことがあったので興味を持って読んでみた1冊。地球全体の中で、誰も住んでいない広大な海のど真ん中に、ごみの陸地ともいえる場所ができてしまっている。プラスチックの恩恵と一緒に引き連れてくる大問題、よく調べてあるし著者の行動力に刺激を受けながら読んだ1冊でもありました。自分の生活もスーパーやコンビニ、通販に頼っている部分が大きい。こんなに何も自分で作りだせない人間でもなんとか生活していけるようになったのはプラスチックのおかげだけれど、それに伴って生み出してしまった海洋汚染を次の世代に渡す前に解決してあげる方法はないものか、と考えるきっかけにはなりますた。

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2015/09/06

これは海に漂ったり、砂浜に流れ着くプラスチックゴミが海洋の生態系を破壊しているという警告を含んだ環境問題の本だ。さらにこの本には出てこないが、現在では東日本大震災の津波によって流されたガレキゴミを海洋を漂っている。生態系の汚染は、あの時より格段に進歩したといってもよいのではないだ...

これは海に漂ったり、砂浜に流れ着くプラスチックゴミが海洋の生態系を破壊しているという警告を含んだ環境問題の本だ。さらにこの本には出てこないが、現在では東日本大震災の津波によって流されたガレキゴミを海洋を漂っている。生態系の汚染は、あの時より格段に進歩したといってもよいのではないだろうか。

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2014/10/05

県立図書館から取り寄せて読みました。 ちょっと目の前の海岸を見れば、たくさん打ち上げられているゴミ。毎朝拾っている土地の人達…。 おかしくなってないわけがない。 ゴミとして海に流れたプラスティックはどうなるか? ただ浮かんで、どこかに流れ着いて・・・? そんなわけはない。...

県立図書館から取り寄せて読みました。 ちょっと目の前の海岸を見れば、たくさん打ち上げられているゴミ。毎朝拾っている土地の人達…。 おかしくなってないわけがない。 ゴミとして海に流れたプラスティックはどうなるか? ただ浮かんで、どこかに流れ着いて・・・? そんなわけはない。 海も、空気も、土も、なにもかもつながっている。 プラスティックの破片を魚や貝が食べ、海鳥が食べ、より大きい魚が食べ、最終的にはもちろん人間のところへ戻ってくる。 その他全ての化学物質や、放射性物質と同じく、製造者は全く責任と取らない。規制も進まないから、増えるばかり。 さあ、どうなるのでしょう。 ちょっと、情報が多すぎて、読みづらいところもあったけれど、「知っておきたい」こととして、大切な本だと思う。

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