悶絶スパイラル の商品レビュー
夢のような幸福、乙女なげやり、桃色トワイライト、悶絶スパイラルと続いたエッセイ集の最後。 各書の表紙のキャラも夢のような幸福の1人から始まり、悶絶スパイラルで4人となりました。 また、この系統のエッセイを書いてもらいたいです。
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・沃野(よくや)地味の肥えた、作物のよくできる平野。 ・慮る あれこれ思いめぐらす。考慮する。 ・鳥瞰(ちょうかん)高い所から見おろすこと。また、全体を見渡すこと。俯瞰(ふかん)。
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『三四郎は…』に続いて、もう完全に三浦しをんさんのエッセイにハマった感あり。 「『放課後』っていい言葉だよね」 「会社の仕事が終わったあとの時間は何て言うんだろう。『大人の放課後』?」 「なんだかいかがわしくなっちゃってるよ!」 「『放課後』って単語が大人が使うにはそぐわない。...
『三四郎は…』に続いて、もう完全に三浦しをんさんのエッセイにハマった感あり。 「『放課後』っていい言葉だよね」 「会社の仕事が終わったあとの時間は何て言うんだろう。『大人の放課後』?」 「なんだかいかがわしくなっちゃってるよ!」 「『放課後』って単語が大人が使うにはそぐわない。きらめきに満ちているからなあ」 こんな感じの居酒屋風の問答が満載。 三浦しをんさんの未読のエッセイはまだまだ沢山ある。楽しみは暫く尽きそうにない。
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作家の一日は忙しい。「シャツがイン」のあるべき姿を考察し、脳内政界ラブロマンスに思いを馳せ、ジョジョTを着て打ち合わせにむかう。タクシー運転手さんにはモテ女を演じ、野球場のゲイカップルをやっかみ、天丼を求め夜の町を彷徨う…。キャラの濃すぎる家族や友人たちに囲まれて、妄想アドレナリ...
作家の一日は忙しい。「シャツがイン」のあるべき姿を考察し、脳内政界ラブロマンスに思いを馳せ、ジョジョTを着て打ち合わせにむかう。タクシー運転手さんにはモテ女を演じ、野球場のゲイカップルをやっかみ、天丼を求め夜の町を彷徨う…。キャラの濃すぎる家族や友人たちに囲まれて、妄想アドレナリンは今日も絶賛分泌中。愛と笑いで読者を包む、情熱的ミラクルエッセイ。(表紙裏) これまでのエッセイ集に比べて、家族ネタが増えているかなぁというのが印象。面白さは変わらずです。 珍しい一人旅では、運転の描写にはらはらしつつ、一人旅だからこそのあれこれも語られており、また以降も綴ってほしくなりました。 『なんだかんだで楽しくすごす』(P123) 『島根紀行 その一』(P213)
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本屋さんでなんとなく文庫を手に取ったら、なんと松苗あけみ先生が解説マンガを描いているではないか。単行本を持ってるけど、これは買い!文庫ってこういうことがあるからなあ。本篇に負けず劣らず面白い解説があったりして。文庫版あとがきも楽しいし。 で、松苗先生の解説マンガだが、何と言って...
本屋さんでなんとなく文庫を手に取ったら、なんと松苗あけみ先生が解説マンガを描いているではないか。単行本を持ってるけど、これは買い!文庫ってこういうことがあるからなあ。本篇に負けず劣らず面白い解説があったりして。文庫版あとがきも楽しいし。 で、松苗先生の解説マンガだが、何と言ってもしをんちゃんの弟のビジュアルが注目だ。弟君、すんばらしくかっこよく描かれているのであーる。こ、ここまで美形に、かつクールに描かれているとは。私の脳内では、ケミストリーの川畑的な、ちょっとラッパーみたいな(よく知らんけど)イメージで登場するんだけど。弟君の出てくる話はどれも可笑しくて大好きだが、さて、実際はどうなのか。今でも直木賞作家をつかまえて「ブタさん」と呼んでいるのだろうか。
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エッセイははじめて読みましたがこんなに面白いお人だとは…。 日々何て楽しそうなのだ。 哀しみ漂うエピソードまでこんなに可笑しいなんて。
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なんてことない日常も、なにもないわけじゃなくて、過ぎ去ってく時間のひとつひとつが妄想フルで大騒ぎで楽しい時間たち。
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単行本で1度読んではいるんですけど 案の定、文庫化で追加されたコンテンツがめっちゃ面白かったです。 個人的には川原泉作品について小一時間問い詰めたいのと、 BL図書館の設立の実現を切に希望しております。 BLっていろいろジャンル分けが細かいので 買ってから好みじゃないってことが多々あるんですよ。 一般の図書館にはなかなか入らないので こういう施設があるととてもありがたい(切実)。 ついうっかり語っちゃいましたが 今回もやっぱり安定のしをんさんクオリティでした。
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アマゾンのおすすめ商品というのが微妙に的を外していて腹が立つ。10年くらい前の作品だが、今もなおアマゾンは小気味いいぐらいに大きくユーザーの期待を裏切り続けている。それでも多くの人に愛されている不思議。語源の軽妙さと、そこはかとなく漂う悲哀が危険な罠に見事に嵌っている我々ユーザー...
アマゾンのおすすめ商品というのが微妙に的を外していて腹が立つ。10年くらい前の作品だが、今もなおアマゾンは小気味いいぐらいに大きくユーザーの期待を裏切り続けている。それでも多くの人に愛されている不思議。語源の軽妙さと、そこはかとなく漂う悲哀が危険な罠に見事に嵌っている我々ユーザー。痒いところに手が届く自在のペン先が徹頭徹尾迸っている。
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※このレビューにはネタバレを含みます
再読。しをんさんがお仕事をしている姿にはほとんどふれず、マンガを読んだり、お酒を飲んだり、妄想したり、ダラダラしたりばかりしているのを読むと、それでいいんだ、と勘違いして真似してしまいそうな、危ういエッセイです。
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