東京ユートピア の商品レビュー
高校から米国留学し名門私大を卒業後有名証券会社を経てヘッジファンド転身というキラキラな経歴を持つグローバルエリートな著者による日本人についての随想。 と、いっても、ギラギラ感もオラオラ感もなく、いかにも元文学青年な著者のひかえめな物言い、文化系男子的考察にはだれもが好感を持てる...
高校から米国留学し名門私大を卒業後有名証券会社を経てヘッジファンド転身というキラキラな経歴を持つグローバルエリートな著者による日本人についての随想。 と、いっても、ギラギラ感もオラオラ感もなく、いかにも元文学青年な著者のひかえめな物言い、文化系男子的考察にはだれもが好感を持てると思います。 私の海外の友人たちにも、日本ファンは多いし、ここに登場する日本びいきの外国人たちも、ああいるいる!って感じがして、リアリティーがありました。 海外で評価されている日本の美点、日本人がアピール下手なところ、など、どこかで聞いた事のある内容が多かったため、よくもわるくも数時間もあればあっさり読める内容でした。元文学青年のおぼっちゃまの感傷、という感じもやや、したのですが、終始穏やかで抑制された語り口で鼻につく感じはしません。
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グローバル化の中で、いかに開いていくか、あるいはどういう関わり方をしていくか、についてのエッセイ。 日本の特徴を、損得感情を無視したこだわり、独特の価値観に見出し、ガイジンという言葉に「日本人ではない人たち」という定義、その先入観の押し付けを読み解く。 世界から「ガイジン」を押し...
グローバル化の中で、いかに開いていくか、あるいはどういう関わり方をしていくか、についてのエッセイ。 日本の特徴を、損得感情を無視したこだわり、独特の価値観に見出し、ガイジンという言葉に「日本人ではない人たち」という定義、その先入観の押し付けを読み解く。 世界から「ガイジン」を押し付けられないために、理解してもらうべく主張をしていくべきだ、という流れ。 主張しだすと、そもそもの「訴えるべき価値観」が薄れそうな気もする。
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