会いたい の商品レビュー
切々と継がれる言葉は、表題でもある「会いたい」という気持ちとともに、巨大な罪業感に押しつぶされそうになる心をストレートに表現している。自責の念すらもいとおしむ心と捉えることができるとは。
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自死で大切な家族を失った人たちが亡くなった家族に宛てたメッセージ集。 私も自死遺族なので、この本に興味があった反面、読むと当時のことを思い出して、感情がぶわぁーっと溢れてきそうで少し怖かった部分もあった。 読んでいるとやはり涙がたくさん溢れてきた。自死という悲しい去り方をした...
自死で大切な家族を失った人たちが亡くなった家族に宛てたメッセージ集。 私も自死遺族なので、この本に興味があった反面、読むと当時のことを思い出して、感情がぶわぁーっと溢れてきそうで少し怖かった部分もあった。 読んでいるとやはり涙がたくさん溢れてきた。自死という悲しい去り方をした人たちだけれど、それぞれに生きていたときの輝きを感じて、覚えておいてほしいのはきっとこの輝きのことなのだろうと思った。私も、亡き父の輝く姿をいつまでも忘れないでおこうと思った。 いじめや職場環境が強く関係して亡くなった遺族の方は、怒りや憎しみ、やり切れなさも抱えていて、死別の悲しみだけを味わう時間が持てないことの苦しみも感じた。 悲しみをちゃんと味わえるのは、悲しみ以外に強い感情がないときだけなんだ、というのを知ることができたような気がした。
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烏兎の地図 - 庭園案内板 https://utomin.hatenadiary.jp/entry/2018/10/04/000000#jisi
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みんな 遺族は苦しんでいる。一生心から笑うことはないだろう、と。 苦しすぎて息が出来なくなりそうだ、とか。花を見ても空をみても哀しい、と。 でも本人はもっと辛かっただろう、と 誰もが自分を責めていて 生きる意味を失っている。 特に 子供を亡くした母親は 他の家族関係とは比べもの...
みんな 遺族は苦しんでいる。一生心から笑うことはないだろう、と。 苦しすぎて息が出来なくなりそうだ、とか。花を見ても空をみても哀しい、と。 でも本人はもっと辛かっただろう、と 誰もが自分を責めていて 生きる意味を失っている。 特に 子供を亡くした母親は 他の家族関係とは比べものにならないくらい強い自責の念が表れていて辛い。
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この手の本だと「電池が切れるまで」以外で感動したことがなかったのですが、 この本は遺族の思いが直球で届き、素直に心に響きました。 ただ、3章ぐらいから他者に対する恨みつらみが綴られ始め 最終的には遺族のエゴに似たものが浮き彫りになったように思えます。 息子を自死で失った母親は、...
この手の本だと「電池が切れるまで」以外で感動したことがなかったのですが、 この本は遺族の思いが直球で届き、素直に心に響きました。 ただ、3章ぐらいから他者に対する恨みつらみが綴られ始め 最終的には遺族のエゴに似たものが浮き彫りになったように思えます。 息子を自死で失った母親は、嫁とその家族をひどく詰りますが、 私は読みながら、その妻はどんな思いで鬱病の夫を見ていたのかが気になりました。 自死した者=被害者という単純な図式で片づけられないものが その裏にあるように感じます。
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