微笑む人 の商品レビュー
いろいろ伏線が張られて、さて、ここから伏線回収かな、と思ったところでEND。。 こういう終わり方も確かにあるけど、やっぱ不満が残るな。
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気持ちいいぐらい後味の悪い小説。流石貫井氏の作品です。主観的な非常識・反倫理性・非論理性に、人は極度の嫌悪感や不安感、拒否反応、思考停止等々の症状を発すると思いますが、その感じをそのまま書いちゃいました、といったところでしょうか。これがホントのイヤミスだと思います。私は好きでした...
気持ちいいぐらい後味の悪い小説。流石貫井氏の作品です。主観的な非常識・反倫理性・非論理性に、人は極度の嫌悪感や不安感、拒否反応、思考停止等々の症状を発すると思いますが、その感じをそのまま書いちゃいました、といったところでしょうか。これがホントのイヤミスだと思います。私は好きでした。
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妻子を殺害した罪で逮捕された行員。 彼の犯罪動機があまりにも突飛だったことから、小説家の「私」がノンフィクションに収めるべく、事件の背景を探っていく。 だが、探れば探るほど、彼が分からなくなっていく。 過去の事件、今回の事件、彼の周りの人たちが語る「彼」。 人は、他人のことをどれ...
妻子を殺害した罪で逮捕された行員。 彼の犯罪動機があまりにも突飛だったことから、小説家の「私」がノンフィクションに収めるべく、事件の背景を探っていく。 だが、探れば探るほど、彼が分からなくなっていく。 過去の事件、今回の事件、彼の周りの人たちが語る「彼」。 人は、他人のことをどれだけ理解出来るのだろうか。 見えているものを、見たいようにしか見ない我々に一石を投じられた気がしてならない。
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どんな残虐な事件よりもこわいかもしれない。夜なべして読むんじゃなかったわ、表紙も今見ると怖いし。。 怨恨での殺人より無差別の通り魔とかの方が怖いけど、それはたぶんその犯人にとっては社会への恨みとか自暴自棄とか動機があったり(報道が真実とすれば、だけど)心神耗弱状態だったり理由らしきものがあるわけで、この本の犯人の動機は。。 他人の心の中なんて誰にもわからない、推測することしかできない。推測の確度をなるべく上げるってだけで100%なんて無理なんだろう。そもそも仁藤なんて真っ白か真っ黒かもわからない。 わかりやすいストーリーを当てはめて納得したい普通の感覚の人への警鐘?皮肉?なんだろうか、この終わり方は…。 全然違うけど、ドラマ「カルテット」では、人生白黒はっきりわからないことばかりだよねって納得してたのに、こと犯罪となるとそうはなかなか考えられない。
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他人の心のなかを知る事は難しい。人の行動の裏に、私には理解不能な理由があるのかもしれない。 にも関わらず、人間は他人の行動を自分の理解できるパターンにあてはめて、安心したがる。 ・・確かにそうなのかもしれないけど、凡人の私は小説にそういうの求めてなくて、なにかしらのパターンに当てはめてスッキリしたいのよー。 なのに、この本を読み終えたときのスッキリしない感ときたらもう! あと本筋にはまったく関係ないけど、『最高学府』を大学のなかの最難関(つまり東大)として書かれているように読めるトコがあったけど、確か最高学府って大学全般の事を指すんだよね。。 と心配になって、グーグル先生にきいてしまいましたよ。
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自分が飲み込めない理由を持っている人への興味もまた一つの魅力であり、畏怖であり狂気の根源への期待であったりすることから、関わりながら生きていく事の面白さを知るところである
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この手のフィクションだけどノンフィクション風に書きました!的な書き方が苦手でいくら話が面白くても好みじゃないからつまらなく感じてしまった。 貫井さんのお話、好きなのになぁー勿体ない! 結局終わり方もよくわからないし、もやもやが残るし。 三高で完璧で穏やかな男が妻子を「本を置く場所...
この手のフィクションだけどノンフィクション風に書きました!的な書き方が苦手でいくら話が面白くても好みじゃないからつまらなく感じてしまった。 貫井さんのお話、好きなのになぁー勿体ない! 結局終わり方もよくわからないし、もやもやが残るし。 三高で完璧で穏やかな男が妻子を「本を置く場所が欲しかった」という理由で殺すなんてどうしたの?!サイコパス!?と序盤は面白かったけど、最終的には全く違う話が出てきたりよくわからない。うーん。苦手。
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とっても久しぶりに貫井徳郎の本を読んでみた。小説家がノンフィクションを書く態で、淡々と物語が語られる。仁藤と言う男性が妻と娘を殺したところから、物語は始まる。とても穏やかで人当たりも良く、およそ人を殺すことなどあり得ない仁藤の動機は自宅の本を置くスペースを確保したかったから。動機...
とっても久しぶりに貫井徳郎の本を読んでみた。小説家がノンフィクションを書く態で、淡々と物語が語られる。仁藤と言う男性が妻と娘を殺したところから、物語は始まる。とても穏やかで人当たりも良く、およそ人を殺すことなどあり得ない仁藤の動機は自宅の本を置くスペースを確保したかったから。動機に納得出来ない作家の主人公は過去に遡り、仁藤の人物像を暴いていくうちにいくつもの不可解な事件に遭遇する。ラストが騙されたのか、主人公が行き着いた先が本当の答えだったのか、非常に悩む。これまで読み慣れた作品と一味もふた味も違う内容に戸惑いも多々あるので、評価は少し辛め。
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図書館で借りた本。イケメン・高学歴・メガバンク勤務の男が美人の妻と3歳の娘を川で溺死させて逮捕。動機は本を置くスペースがなくなり妻子が邪魔になったから。と供述。この犯人について本を書こうとする作家が犯人の人生を取材し人間性を探ろうとする話だが、最後は違う話になってしまって肝心の事...
図書館で借りた本。イケメン・高学歴・メガバンク勤務の男が美人の妻と3歳の娘を川で溺死させて逮捕。動機は本を置くスペースがなくなり妻子が邪魔になったから。と供述。この犯人について本を書こうとする作家が犯人の人生を取材し人間性を探ろうとする話だが、最後は違う話になってしまって肝心の事は分からないまま終わってしまった。
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わー、もやもやするー!! あまり評価が良くないから期待しないで読んだのに、続きが気になってドンドン読み進めた。 最初に解決しないことは書いてあったし、最後まで読んで貫井サンが書きたかったことを私なりに理解もしたけど、、 もやもやするー!!としか言えない。。 それが狙いなんだろう...
わー、もやもやするー!! あまり評価が良くないから期待しないで読んだのに、続きが気になってドンドン読み進めた。 最初に解決しないことは書いてあったし、最後まで読んで貫井サンが書きたかったことを私なりに理解もしたけど、、 もやもやするー!!としか言えない。。 それが狙いなんだろうけど。。
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