子どもの現在(いま)に、よりそって 保育園の窓辺から…(3) の商品レビュー
はっきり言います。子育てに関しては彼女の本を読んでおけばいい。珠玉とはこれのことなんだ。 世の中には子育てに関しる見事な本が無数にあります。 でも・・・別格なんですよ。 松田道雄、倉橋惣三、瀬田貞二・・・。彼らの言葉に接したときと同じ震えがここにあります。誰かって? ググれw...
はっきり言います。子育てに関しては彼女の本を読んでおけばいい。珠玉とはこれのことなんだ。 世の中には子育てに関しる見事な本が無数にあります。 でも・・・別格なんですよ。 松田道雄、倉橋惣三、瀬田貞二・・・。彼らの言葉に接したときと同じ震えがここにあります。誰かって? ググれw 藤岡佐規子。戦後すぐに保育士となり、以来現場の最前線で活躍してきました。同時に保育の制度的、質的向上にも多大な貢献をしています。 実物の印象はとにかくコワイw 周囲はいつもビクビクしてますwwwww でもさ、そのコワサは子どもたちを守るためなんですよね。 本を読むだけでもワカル。彼女のすべては子どもたちのためにある。 彼女が「子どもたち」と言うとき、それはカテゴリーとしての「子どもたち」じゃないのです。ひとりひとりをちゃんと意識している顔のある「子どもたち」なんです。概念じゃなく現実を語っています、常に。 藤岡先生の本を読むと、いつも自分の中の「大人」が立ち上がります。 この本は決して育児のマニュアル本ではありません。てか単に保育園だよりの再録みたいな本です。 しかし、読めば必死で考えるようになるのです。今目の前にいる子どものために、彼の中に未来と希望を育むために、僕は何をするべきなのかってことを。 子どもたちと関わりたくなる、子どもたちのために我を捨てて人生を費やすことが価値であるとわかる。これに勝る育児本がありましょうか。ねえよ。 余談だけど、藤岡先生の本の中でもこの本はちょっと何かが違う。 失礼を承知で言うと、なんというか強調が多いというかクドイというか。先生もご高齢だからか。「託す」といった印象を強く受けるんだよな。 そういうの正直ちょっと寂しい。でもさ、確かにもうおれたちの番なんだよ。
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