その時、ラジオだけが聴こえていた の商品レビュー
震災はまだ終わっていない、復興はこれからだ、と言われながらもそこから先がなかなか見えてこない。 地震の発生時にラジオが果たした役割は様々なところでいわれていて、そういう本もいくつか出ているが、この本はとくにラジオマンたちがそのときと、その後どうした、という話が中心。読む順番もある...
震災はまだ終わっていない、復興はこれからだ、と言われながらもそこから先がなかなか見えてこない。 地震の発生時にラジオが果たした役割は様々なところでいわれていて、そういう本もいくつか出ているが、この本はとくにラジオマンたちがそのときと、その後どうした、という話が中心。読む順番もあるだろうけど、それ自体は、この本ならでは、という感じでもない、のだけど…この本にはCDがついていて、当時のラジオ放送の一部が収録されている。反則気味だといいたいところだけど、ラジオの話だからいいか。かなり情感が揺さぶられてしまう。ましてや被害が大きかった地域の人ならなおさらだろう。 震災を忘れない、ということの解釈自体が多様になっている気がするが、発生直後の恐ろしさ自体も忘れずに、これからを進むための材料の一つに。
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【本】“その時ラジオだけが聴こえていた”荒蝦夷編 竹書房刊。311発災から108時間生放送し続け、“地元の隣人”である被災地に寄り添い続けたIBCラジオの証言記録。「今必要なのは、安否情報の安…」など、誰に語るのか?に腐心し、でも後是非に悩む姿も。後書の荒蝦夷「国会中継、誰に?」
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岩手で買ってきた。ラジオマンくずれの僕ですが、次の「いつか」に向けて、何を備えて、どう動けばいいか、考え続けなければいけないわけで。
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