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黒神(19) の商品レビュー

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2012/09/27

八年の連載の末、無事完結。 お疲れ様。 最初は、「黒髪の美少女が、拳(ボクシング)で、敵をバッタバッタ倒していく」だけで楽しい漫画だった。 主人公のクロ(黒髪の美少女)が、結構ボロボロになるんだよねぇ。 それでも負けずに、拳を握りしめて、必殺技(イクシード)で敵を倒す。 そうい...

八年の連載の末、無事完結。 お疲れ様。 最初は、「黒髪の美少女が、拳(ボクシング)で、敵をバッタバッタ倒していく」だけで楽しい漫画だった。 主人公のクロ(黒髪の美少女)が、結構ボロボロになるんだよねぇ。 それでも負けずに、拳を握りしめて、必殺技(イクシード)で敵を倒す。 そういう基本コンセプトは良かった。 絵柄も親しみやすく、分かりやすく、綺麗。 流行りの絵柄だと思う。 漫画としても読みやすくて良かった。 ただ、ちょっと設定に振り回された感じはあった気がするね。 「三位一在」(ドッペルライナー) 世界には自分と同じ容姿をしたテラを共有する三人の人間がおり、ドッペルライナー同士が出会うと、その2人は何らかの形で死亡(消滅)し、残った1人に全てのテラが渡る。 とか。 「契約」 元神霊が人間と契約を結ぶ事。身体の一部を交換する事により成立する。契約したばかりだと元神霊の能力は大幅に落ちる。 とか。 他の漫画との差別化としては必要なのかもしれないけど、最後まで上手く活かせなかった気がする。 結局最後は、過去の因縁(設定?)の枠を取っ払れなかった。 祖先様々の、真性元神霊あたりのエピソードのせいで、「三位一存」とか「契約」とか「同調」とか最初の肝だった部分が完全に霞んだわ。 そして、獅子神黎真(ししがみ れいしん)とはなんだったのか。 魁音寺雪(かいおんじ ゆき)とはなんだったのか。 ちょっと可愛そうだった。 最後はスーパーサ〇ヤ人と、元〇玉w 終盤は、当初思い描いていた(と思われる)設定の消化に力を削ぎすぎた感じがして、勿体なかったなぁ。 全体的には、読みやすくて、面白かっただけに残念だ。

Posted byブクログ