高倉健インタヴューズ の商品レビュー
書評を読んで 読みたいと言う本だった。 アマゾンから手に入れた。 野地秩嘉が 健さんに 心陶している様子が分かる。 なぜ 健さんが 魅力的なのか? そのことを 18年にわたる インタビューのなかで 追求しようとする。 それでも 健さんの魅力を語りきれない。 健さんの魅力は 奥行き...
書評を読んで 読みたいと言う本だった。 アマゾンから手に入れた。 野地秩嘉が 健さんに 心陶している様子が分かる。 なぜ 健さんが 魅力的なのか? そのことを 18年にわたる インタビューのなかで 追求しようとする。 それでも 健さんの魅力を語りきれない。 健さんの魅力は 奥行きがある。 ありがとう と素直にいえること。 その場で 感謝の姿勢を絶やさないこと。 スターではなく ふつうの人であろうとすること。 そして、私生活を語らないこと。 ドーランをぬる自分に涙を流せること。 それでも、映画が好きなこと。 目のチカラを信じていること。 サングラスをかけても、目のチカラを表現できること。 少し、呼吸をおいて、低い声でしっかり話すこと。 まわりに、気配りと感謝を忘れないこと。 どんなときにも 立っていること。 心を大切にして、心から発する自然の気を大切にする。 やはり、健さんは スゴイ。 また、こうやって、健さんを健さんたらしめることを しつこく、追求して 書き上げたことがスゴイね。 いい仕事している。
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高倉健のインタビュー集。 健さんの仕事観や人生観が伝わってきて、健さんのようになりたいなと思った。少しでも健さんに近づけるよう心がけたいなと思った。
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人生にとって大切なものは何か?という問いに、「大切なのはたった一つ、心です」と言い切った、高倉健のインタヴュー集。言葉を少しずつ集めたようなインタヴュー集だが(それ故に重複している内容もある)、高倉健の言葉の選び方から、その性格や物の考え方が立ち昇るようだった。
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高倉健さんの著作は以前「旅の途中で」というエッセイを読んだことがあります。 本書は、高倉健さんとその所縁の方々へのインタビューをまとめたもの、高倉さんの様々な顔を覗い知ることができます。 しかし、知れば知るほどその魅力を増す方ですね。その凄さを出演作品から感じたいと思います...
高倉健さんの著作は以前「旅の途中で」というエッセイを読んだことがあります。 本書は、高倉健さんとその所縁の方々へのインタビューをまとめたもの、高倉さんの様々な顔を覗い知ることができます。 しかし、知れば知るほどその魅力を増す方ですね。その凄さを出演作品から感じたいと思います。そして、改めてご冥福をお祈りいたします。
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なくなってから、高倉健に関する記事や本を読んでいるけど、どこを切り取っても高倉健という感じですごい。 一番最後の江利チエミのエピソードが微笑ましかった。
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僕にとってはイマイチな本でした。 高倉健さんの映画はたいてい好きだし、俳優・高倉健も好き。 だけどまあ、精神論的崇拝の粋を出てないなあ、と思いました。 ちょっと、知的な考察とか、感覚を様々な角度からコトバにする作業が、ゆるいなあ、と。不遜ながら。 内容は高倉健さんのこの15年...
僕にとってはイマイチな本でした。 高倉健さんの映画はたいてい好きだし、俳優・高倉健も好き。 だけどまあ、精神論的崇拝の粋を出てないなあ、と思いました。 ちょっと、知的な考察とか、感覚を様々な角度からコトバにする作業が、ゆるいなあ、と。不遜ながら。 内容は高倉健さんのこの15年くらい?の、インタビュー。と、周辺の人のインタビュー。と、筆者の取材による考察。ある種、ルポルタージュ、ノンフィクションなんだけど、タイトルが誠実に告白している通り、まあ、芸能人のインタビュー本止まり。。。ですねえ。 面白かったのは、高倉健さんが、「お金が多く貰えるのが、仕事を選ぶ基準の一つ」と、堂々と言ってること。 高倉健さん自身は、この本よりもっと奥深くて興味深いヒトだと思うんですよね。ある種、合理的でエゴで、冷静で知的で計算もできて、別にそれほど精神的なヒトではないのでは。 無論それだけではないけど。。。つまり。。。普通に、矛盾や相反を抱えている複雑で興味深いヒト、何じゃないかと。ソコはあまり味わえなかったですね。 例えば、デビュー前の生い立ちとかもっと覗き知りたいなあ、と。 驚嘆するしかないキャリアの持ち主だから、内面に入りにくい、入れさせない人なんであれば、もっともっとキャリアを微細に克明にインタビューして欲しかった。ただ、それには膨大な映画史的、社会的知識が必要にはなるけれど。。。 稀有な存在だし、戦後史であり現代史であり日本映画史であり団塊世代や学生運動世代の精神史であり、右翼左翼的なアイコン論であり、カッコ付きの「日本男児の美学」であり、いろいろな視点・論点から語れる俳優さんだと思います。 高倉健さんについての、より興味深い本と出会いたいものです。
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ほんとうの庶民は名せりふなど呟くことはなく、悲劇に際しては、ひたすら立ちすくむだけだ。 そういうリアルな人の姿を、演者や監督その他諸々のロイヤリティから離れたところで表現する。 「表現する」と言ってできるなら、俳優高倉健はいらない訳で、それを実現するためにギャランティで仕事を選...
ほんとうの庶民は名せりふなど呟くことはなく、悲劇に際しては、ひたすら立ちすくむだけだ。 そういうリアルな人の姿を、演者や監督その他諸々のロイヤリティから離れたところで表現する。 「表現する」と言ってできるなら、俳優高倉健はいらない訳で、それを実現するためにギャランティで仕事を選び(ブラックジャック的で、逆説的なようですが腹に落ちます)、日本刀に気品と佇まいを求め、「僕は大上段に振りかぶってやたらと大声を出す映画には本当の力はないと思う。思っていることを低い調子で、そっと伝える映画に出たい」と言いきる。 昔、母親から、健さんの出ている映画では、血気盛んなファンが興奮して立ち上がり「健さん!後ろッ!」と映画館は騒然になる、という話を聞いたことがある。それを、てっきり娯楽に選択肢が少ない時代の出来事だと決めて掛かっていたが大間違い。 かの石原裕次郎の映画も、さすがにシャイな日本人気質では行儀良く見ていた時代でも、健さんのそれは格別で、筋の中盤で寝ている客も、最初と最後の健さんの歌、立ち回りではしっかり起きて騒ぐw、という調子だったらしい。 本当にいい仕事は人を巻き込むことのできる「気」を吐いている。 そういうプロフェッショナリズムに気づかせてくれました。
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ディアハンター レイジンブブル 地下室のメロディー ジャンギャバン 四十七人の刺客 冬の華 刀鍛冶 宮入小左衛門雪平 長野県上田市 ミミ・レダー監督 ピースメーカー ディープインパクト イラン 運動靴と赤い金魚 チャン・イーモウ あの子を探して 海へ see you パリダカール...
ディアハンター レイジンブブル 地下室のメロディー ジャンギャバン 四十七人の刺客 冬の華 刀鍛冶 宮入小左衛門雪平 長野県上田市 ミミ・レダー監督 ピースメーカー ディープインパクト イラン 運動靴と赤い金魚 チャン・イーモウ あの子を探して 海へ see you パリダカールラリー ザ・ヤクザ ロバート・ミッチャム監督 マーロン・ブランド 波止場 あ・うん 駅 STATION 遥かなる山の呼び声 品川ホテル バーバーショップ佐藤 佐藤英明 勝新太郎と共演 無宿 やどなし 飢餓海峡 君よ憤怒の河を渉れ
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2012.11.29読了。 高倉健のインタビューは貴重なんだろ。ただし使い回しと言うか重複する部分が何箇所かあり。 謙虚、誠実、自分にも厳しいんだろうなあ。 健さんと永ちゃん、自分の目標。 作品的には、健さんのエッセイの方が良かった。
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18年という長期にわたって行われた高倉健へのインタビュー集。高倉健はあまりインタビューを受けないので、あちこちの切れ端をつないだ感じのインタビュー。それと周囲の人の話。関係者に聞けば、自然褒め称えるタッチになって、ちょっと砂糖まぶしすぎな読後感がある。 『高倉さんにいただいたも...
18年という長期にわたって行われた高倉健へのインタビュー集。高倉健はあまりインタビューを受けないので、あちこちの切れ端をつないだ感じのインタビュー。それと周囲の人の話。関係者に聞けば、自然褒め称えるタッチになって、ちょっと砂糖まぶしすぎな読後感がある。 『高倉さんにいただいたものは返せません。返したいけれど返せないほど大きな位ものをいただいている。できることすればたったひとつ。私が後輩や新人に高倉さんからもらったものと同じものを渡すこと。」-宇崎竜童 のような話ばかりになる。 付き人がいない スターぶらない 挨拶をキチンとする 現場の人を大切にする 時代劇のときは日常生活でも刀を挿している 撮影前にロケ地を訪れる そういう話はたくさん聞いているので新鮮さがない。もう少し本人が深く語るというものだったらいいのだが。 こんなことを言ってる。 『映画はね、あくまでもエンターテインメントだと思う。映画を見て学識が豊かになるとか何かを教わるとかは、僕はないと思う。ただ、ボディは打つね。見る人の心に響くものを届けることはできる。アメリカの大統領が全世界に向かって演説するよりも、《タイタニック》を持って世界中で上映したほうが、大衆の心はアメリカに向うと思う。』 結構言葉の人だ。そういう話をもっと聞いてみたい。 降旗康男監督がこんなことを言っている。 『健さんはプロの俳優らしくない不器用なところがある人なんですよ。ヤクザ映画に時代に健さんと並び称されていた鶴田浩二さんは何回テストをやっても同じ動きができる人でした。本番もテストと同じところで顔を止められる。ところが健さんは同じことができない。だから少しずつ撮るより初めから長めにカメラを回して気に入ったところを押さえたほうがいい。』 納得です。 次の言葉は、この本の中で一番印象に残ったものです。同じく降旗康男さんのコメント。 『健さんは器用な役者じゃないと思います。映画で演じるキャラクターが高倉健のなかに入ったら、起こる事件に対して高倉健が反応する。それが彼の演技です。』 真髄をついている。 もうひとつ何度も出てきて気になったのが、”気”の話。 『"気"じゃないでしょうか。いい映画には役者が発する気が現れてる。』 『《鉄道員》ではみんなに気をいただきました。人に気をもらうからこそ自分が動けるんです。』 気の話が多い。《あなたへ》のワンシーンで何気ないとこだが「気」の弱いとこがあって撮り直ししたとか。あまり「気」と思って映画を見たことはないのだが。少し意識してみましょう。
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