虚像の道化師 の商品レビュー

東野圭吾【著】

謎解きが好きな方にはお勧め

[平塚 泰司]

短編では、登場人物のキャラクターの深さや事件の背景、機微にまでページ数が足りず、少し物足りなさ感が残る。本編はテレビドラマ向けかもしれないが、次は長編物を期待したい。

2024/05/08

他の東野の作品に題材は少し似ている部分はあっても着眼点が全然違うので楽しめました
「幼惑す」かなり好きでした、人間の魅力　汚い部分や純粋すぎる部分が見られます
「演技る」も似ているかも　良い

2024/02/22

短編集面白かったです。心聴るでは印象に残った言葉がありました。誰かがアイデアを出した場合それを尊重しなければならない。検証することもなく人の意見に耳を傾けないのは怠け者のやることだ。自分のやり方や考え方が正しいのかを常にチェックし続けるのは肉体的、精神的にも負担は大きい。自分の考えに固執するのは楽で怠け者のやることだ。とても印象に残りました。

2023/10/29

シリーズ7作目です。
ガリレオシリーズは「容疑者Xの献身」を筆頭に長編が面白いなぁと思っていましたが、今回の短編集も面白かった。
合理的な思考の湯川ですが、シリーズを通じて少しずつ人間らしい思考になってきたように思います。
特に第三話の「偽装う(よそおう)」では、湯川が「隠蔽捜査」の堂崎に訪れた変化に似ているなと思いました^_^
どの物語もよくできていて楽しめます。オススメ！

2022/12/17

ガリレオシリーズ7作目。短編集としては4作目。
安定の湯川＆草薙コンビが事件を解決していく。
シリーズ1作目から読んできたので、少し先が見えてしまう所もあったが、やっぱり犯人はわからなかったな。
「偽装う」では、2人の優しさ、温かさが心に沁みた。

2022/10/11

ガリレオ短編集でどの話もサクッと読めました。
各短編のタイトルで、ある程度話の構成が予想できてしまいましたが、やはりガリレオが謎を解く過程は読んでいて面白いです。
個人的に「偽装う」のラストのような、論理的な湯川が時折見せる温情的な場面が大好きです。

2022/09/14

出さなくてもいい役を作ったせいで面白くなさ急上昇中のドラマ原作。
読めばなおのこと、あの役はいらないという結論に達することができる。

内容は相変わらずの、何一つ苦悩しないガリレオ先生。安定感は抜群である。

2022/02/13

3.3 ガリレオシリーズ。短編集。今回は機械トリックかな。恋愛は諸刃の剣。好きは、憎いに簡単に変わる。黙って別れるのが正解。

2021/10/02

やっぱり絶対、本棚に入っているんだろうなぁと思いつつ、図書館で借りたサイズの本ではないし、久々に読んだのでとても楽しかった。仲良しなのに馴れ合わない適度の距離感がとてもよい。あと湯川先生の行動範囲がよくわからなくて面白い。

2021/08/10

ガリレオシリーズ第7弾。さらりと読めました！

3章の心聴る(きこえる)での湯川先生のセリフが心に残った。
p199 「ただ自分の考えや感覚と合わないからというだけの理由で人の意見を却下するのは、向上心のない怠け者のやることだ。」

p199 「人の意見に耳を傾け、自分のやり方や考え方が正しいのかどうかを常にチェックし続けるのは、肉体的にも精神的にも負担が大きい。それに比べて、他人の意見には耳を貸さず、自分の考えだけに固執しているのは楽だ。そして楽なことを求めるのは怠け者だ。」