骸の回廊 の商品レビュー
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評価は4. 内容(BOOKデーターベース) 建設現場で男性の首吊り死体が発見された。監察医・如月の解剖により他殺と判明。同時期に発見された水死体。2つの事件が交錯した時に浮上した有名外科医の存在。その過去が暴かれた時に衝撃の結末が待ち受けていた―。法医学の権威が原案・監修!人気シリーズ第三弾。
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監察医である主人公・如月が監察医を目指した訳を自ら話す場面での会話だ。 死因の特定さえ済んでしまえば、もともとは見も知らぬ人間の遺体である。 まして毎日のように遺体の解剖をしている人間にとって、何の感傷もわかない物言わぬ物体にしか見えない監察医もいるかもしれない。 けれど、それは...
監察医である主人公・如月が監察医を目指した訳を自ら話す場面での会話だ。 死因の特定さえ済んでしまえば、もともとは見も知らぬ人間の遺体である。 まして毎日のように遺体の解剖をしている人間にとって、何の感傷もわかない物言わぬ物体にしか見えない監察医もいるかもしれない。 けれど、それは違う・・・と、著者は如月の言葉を通して訴えている。 解剖をされている遺体は誰かの大切な人で、その帰りを哀しみを堪えてじっと待っているのだということを、けっして監察医は忘れてはならないと。 長年監察医として活躍をされた上野正彦さんが監修しているだけあって、そのあたりの描写は丁寧でわかりやすい。 捜査に必要な情報が、正しく監察医を通して生かされていく。 シリーズものなのに中途半端な巻から読み始めてしまったことを少し後悔した。
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