元ドイツ情報局員が明かす心に入り込む技術 の商品レビュー
犯罪組織の一人を協力者にする経緯と共に、人との関係を作る技術を説明していく。面白い。 基本は、誠実に、嘘をつかず、約束を守る。相手の良い所を見つけてそこを本当に尊敬し、口に出して褒める。どの人とも分け隔てなく接し、対応を変えない。自分の考えだけが正しいわけでない事を認識して人と接...
犯罪組織の一人を協力者にする経緯と共に、人との関係を作る技術を説明していく。面白い。 基本は、誠実に、嘘をつかず、約束を守る。相手の良い所を見つけてそこを本当に尊敬し、口に出して褒める。どの人とも分け隔てなく接し、対応を変えない。自分の考えだけが正しいわけでない事を認識して人と接する事。 ・自分の思考に注意する事、それは自分の言葉となるから。 自分の言葉に注意する事、それは自分の行為となるから。 自分の行為に注意する事、それは自分の習慣となるから。 自分の習慣に注意する事、それは自分の性質となるから。 自分の性質に注意する事、それは自分の運命となるから。 ―タルムード ・「鍵をなくしたんだよ」 「どこで?」 「あそこの後ろのところで」 「じゃあなぜここで探しているの?」 「ここに灯りがあるから」 ・初対面の人と接触するコツ 「視線が合うのを待たない」 「正面からではなく横から話しかける」 「笑顔で話しかける」 「その時の状況と関係あるテーマで話を切り出す」 「質問をたくさんしない」 「テーマを時々変える」 避けた方がいいのは、陳腐な決まり文句、天気、政治である。これらは無味乾燥でぎこちないので、気楽で軽い接触には向かない。 ・人物を評価するとき気をつけたいこと 「人から受ける第一印象に頼らない。時間をかけて、それまで面識のなかった人を知るようにすること。急いで判断すると、誤った道を進むことになる。一度誤った道に入ると、痕跡を見失う。」 「服装や肩書のような外面に惑わされないように気をつける。」 「自分が先入観や偏見を抱いていないかどうか、頻繁にそして定期的にチェックする。先入観は、根拠ある事実すら覆い隠してしまうことを認識すること。」 「相手の独特な部分に焦点を絞る。」 「凄く親切な人だ、または実に嫌な人だ、と会ってすぐに感じたら、じっくりと観察してその理由を突き止める。」 「人が何をどんなふうにするかを観察するだけでは足りない。なぜそのように行動するのかという理由や背景を知ろうと努める。」 「ある行動を判断するときに、一般的な状況を見失ってはいけない。特殊な状況における行動から一般的な行動を推論することはできない。」 「ターゲットの人物をあらゆる角度から観察し、基本的情報を十分に得てから判断する。」 「人物に対するあなたの説明は、どれを取っても解釈の可能性に過ぎないことを忘れない。完全に論理的と思われる説明でも、たくさんの可能性の一つに過ぎない。だから、論理的に思われる説明も真実にはほど遠い。」
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著者である元ドイツ情報局員による、親しみや信頼を意識的に作り出すことをまとめたもの。実際にマフィアに関わる1人を仲間にするまでの、一連の動きを纏めてあり、キーワードは巻末に改めて纏めてある。 鵜呑みにするか、参考にするか、当てにしないかは読む人次第だし、出来るかも難しいことも多い...
著者である元ドイツ情報局員による、親しみや信頼を意識的に作り出すことをまとめたもの。実際にマフィアに関わる1人を仲間にするまでの、一連の動きを纏めてあり、キーワードは巻末に改めて纏めてある。 鵜呑みにするか、参考にするか、当てにしないかは読む人次第だし、出来るかも難しいことも多い。けど、書いてある内容に思いたあたる節があるので、出来ていない部分は参考にする。
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自分のことを言うことで、仲を深める。 相手のことを言わないことで、信頼を得る。 その信頼を強固のものとするために、小さな約束でも必ず守る。 些細なことだけど、少し意識することで、かけがえのない絆を手にすることができることを説いている本。 何度も読んで、自分の中に落とし込んでい...
自分のことを言うことで、仲を深める。 相手のことを言わないことで、信頼を得る。 その信頼を強固のものとするために、小さな約束でも必ず守る。 些細なことだけど、少し意識することで、かけがえのない絆を手にすることができることを説いている本。 何度も読んで、自分の中に落とし込んでいきたい。
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レオ・マルティン (著), シドラ房子 (翻訳) 親しみや信頼は意識的に作り出せる…。元ドイツ連邦情報局員が、職場やプライベートでも応用できる「人の心をつかむ技術」を明かす。誰もがあなたを信じてしまう「17のミッション」&「情報員マニュアル」。
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元ドイツ情報局員の著者があかす、情報提供者=犯罪組織の一員で極秘の情報を提供してくれるスパイを獲得するための方法。 スパイを獲得って。。。スパイって犯罪組織を裏切るわけで自分の命も危なくなる行為なんだけどそれを獲得って。。。。一体どうやって?? フィクションをおりまぜてるんだろ...
元ドイツ情報局員の著者があかす、情報提供者=犯罪組織の一員で極秘の情報を提供してくれるスパイを獲得するための方法。 スパイを獲得って。。。スパイって犯罪組織を裏切るわけで自分の命も危なくなる行為なんだけどそれを獲得って。。。。一体どうやって?? フィクションをおりまぜてるんだろうけれど、麻薬組織を壊滅するためにスパイにできそうなターゲットの人物に近づき、自分の味方に引き入れるためのアプローチを通じて、そのテクニックを紹介しています。 これが映画みたいで面白くて一気に読んでしまいました。 何となく大金を積んでって事なのかしら?と思ったら、そうではないんだそうで。勿論お金のやり取りもあるけれど、お金で作られた絆はもろいって事なんでしょうね。結局のところ自分を信頼させて、この人のために動こうと思わせるところが肝みたい。 テクニックそのものはものすごい特別な事はなかったような。 心理学的な要素もありましたが、基本は言動と行動を必ず一致させてぶらさない、相手からの信用を勝ち取るといった、ごく日常でも必要とされるようなこと(でもちゃんとやるのは難しい)でした。 印象に残った点としては、 ・どんな小さい事でもするといったことはすること。 ・それからどんな相手に対しても心から尊敬して賞賛できる面を最低1つは見つけること。 これ、完璧にやるのって難しいですよねーでも心がけてみよう。 しかしスパイにさせるって、こういう実際に味方につけていくアプローチも一発触発で大変だろうけど、何が一番ポイントかって、誰をターゲットにするかってとこかもなーと思いました。そこはこの本では直接触れられてないけれど。 いい資質を持っている人、そして自分の目的に協力してもらうのに最適な人物を選ぶ、これが作戦の7割がたくらい決めてるような気がするよ。 それも含めて参考になりました。 これは面白かったです、オススメ!
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