「学び合う学び」が深まるとき の商品レビュー
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チェック項目7箇所。「学び合う学び」の最も中心的な理念は、教師の授業を一斉授業から転換させ、本来の「学び」を実現するという点にあります。一斉授業からの脱却は、教えられる学びから子どもを解放し、自らアタックする学びへの道を拓きます、どんな課題に対しても、どんなテキストに対しても、自分はどう考えるのか、どこがわからないのか、どんなことを知りたいのかと考え、考え抜くこと、それが子どものアタックです。どんなに理解の早い子どもも、もうわかっていると思っている子どもも、そうでない子どもや別の考え方をする他者とかかわることで、その理解が豊かになったり新たな発見をしたりするのです。「学ぶ」という行為は、自らを開き、周りの他者からいろいろことを受け取り、そのことによって自らを豊かにしていく行為です、それは学びたいという意思から起こる行動です。「学び合う学び」では、自分の考えを語ることも大切ですが、それ以上に大切なのは、他者の考えをしっかり「聴く」ことです。子どもの事実をとらえるために教師に必要なこと、一つは、専門家としての教養を常に磨くということです、二つ目、それは子どもの事実を見る目、感性を磨くということです。「学び合える学び」のグループの人数は4人が最適です、四人だと机を向かい合わせにしたとき、互いの距離に差が生ぜず、最も聴きやすく話しやすいからです。
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