人間をみがく の商品レビュー
「中学生までに読んでおきたい」とだけあって、振り仮名、言葉の説明、解説が易しく、充実しています。 私は本を読む時、「これは大事だ」と思った箇所に付箋を貼るようにしています。この本にはたくさんの付箋がつきました。 でも、付箋をつけなかった作品にも、「いいな」と思ったところは多くあり...
「中学生までに読んでおきたい」とだけあって、振り仮名、言葉の説明、解説が易しく、充実しています。 私は本を読む時、「これは大事だ」と思った箇所に付箋を貼るようにしています。この本にはたくさんの付箋がつきました。 でも、付箋をつけなかった作品にも、「いいな」と思ったところは多くありました。 むしろ、付箋をつけなかった作品の方が、より深い印象を私に与えたと思います。 中でも白洲正子「人間の季節」、大庭みな子「遠い山を見る眼つき」、小松左京「再建」を読んだ後の、「あぁ良い作品に出会えた」という感覚は強烈でした。 私は小学生でもなんでもなく、もう大人なのですが、理解が難しいようなことも多くありました。しかし編者である松田哲夫さんがわかりやすく解説しているので、わからないまま放り投げることもなく、立ち止まって考える機会を作ることができました。 良い本に出会えたと思っています。
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中学生までに読んでおきたい哲学の7巻目。 全部で22の作品が収録されていたけど、南伸坊さんの『ロボとピュー太』と森毅さんの『わらじは二足』が良かったです。 物事を多角的に見れて、柔軟性をもった選択ができる生き方をしたいなって思いました。
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【収録作品】 古今亭志ん生 …… (演)「宿屋の富」 内田百閒 …… 「蜻蛉玉」 中川一政 …… 「へそまがり」 吉田健一 …… 「贅沢/貧乏」 須賀敦子 …… 「ほめる」 白洲正子 …… 「人間の季節」 串田孫一 …… 「叱る・しかる・怒る」 湯川秀樹 ...
【収録作品】 古今亭志ん生 …… (演)「宿屋の富」 内田百閒 …… 「蜻蛉玉」 中川一政 …… 「へそまがり」 吉田健一 …… 「贅沢/貧乏」 須賀敦子 …… 「ほめる」 白洲正子 …… 「人間の季節」 串田孫一 …… 「叱る・しかる・怒る」 湯川秀樹 …… 「甘さと辛さ」 河盛好蔵 …… 「イヤなやつ」 大庭みな子 …… 「遠い山をみる眼つき」 河合隼雄 …… 「人の心などわかるはずがない」 吉野秀雄 …… 「ひとの不幸をともにかなしむ」 森 毅 …… 「わらじは二足」 吉田満 …… 「転機」 渡辺一夫 …… 「服装の効用について」 茨木のり子 …… 「一本の茎の上に」 堀田善衛 …… 「世界・世の中・世間」 円山眞男 …… 「『である』ことと『する』こと」 星新一 …… 「生活維持省」 小松左京 …… 「再建」 幸田露伴 …… 「太郎坊」 この巻も面白かった。カテゴライズが曖昧な巻だけれど 味のある文章達。 円山眞男以外初読。蜻蛉玉が共感できた。
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中学生までによんでおきたい哲学⑦ この本には、古今亭志ん生、内田百閒、白洲正子、串田孫一、湯川秀樹、幸田露伴など、 様々なジャンルの方々の素晴らしい短編やエッセーが21編も盛り込まれている。 笑ったり、ほろっとしたり、考えさせられたり。 丸山眞男著「『である』ことと『する...
中学生までによんでおきたい哲学⑦ この本には、古今亭志ん生、内田百閒、白洲正子、串田孫一、湯川秀樹、幸田露伴など、 様々なジャンルの方々の素晴らしい短編やエッセーが21編も盛り込まれている。 笑ったり、ほろっとしたり、考えさせられたり。 丸山眞男著「『である』ことと『する』こと」については、言わんと欲するところは分かれども、文章自体が大変難しく、 中学生がこのような文章を読んで理解出来るのだろうかと思うのだが、さらりと混ぜ込んでしまう所が 編者の松田哲夫さんの凄いところだなとも思う。 今までに、④おろか者たちと②悪のしくみも読んだが、ハズレ無し!
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