メイプルさんの紅茶時間(2) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
不法投棄された同族(機械人形)の双子が登場して不器用ながらも心を通わせたり、黒幕が現れてプログラム書き換えられて恩人に襲いかかったりと、わりとテンプレな物語。 ていうか、既に生産されてないと思われるのに手が壊れただけで2体同時に廃棄とか、世界観的な機械人形の価値がよくわからない。 「新しいのあるから」ってことは、別に機械人形憎しで廃棄されたわけではないのだろうし、都会ではまだそれなりに安価で手に入りやすかったりするのだろうか? あと、ケイちゃんはケイ君でした。 以下、基本的には無関係な内容です。 ところで。 機械人形を忌み嫌うってのは、現実世界で言えば戦車に蹂躙されたから自動車を嫌うって感じなのかな。 現状、機械人形が自発的に何かを行う描写がないので、そういう命令が組み込まれたと考えるのが妥当だと思われるのだけど。 つまり本来、怨まれるべきは機械人形を戦争に投入した国家や人間なのだろうに。 まぁ、機械人形はヒトガタだからっていう特殊な状況もあるかもだけど。 ものすごく昔、『知ってるつもり』という番組でロバート・オッペンハイマーが取り上げられたときに、美輪明宏が 「科学者は、自分の知識欲でつくるだけつくるけど、その発明で発生する被害とかに責任を持たないのだから無責任すぎる」 みたいなことを言っていたが、阿呆じゃないかと思った。 責任を問われるのは悪用した本人や、量産した国家とかだろう? 科学の産物の恩恵を受けまくっているくせに、被害が出たときだけ科学者のせいにするとかホントにクソ。 高尚なことを言おうとして無考慮を晒すっていう典型的なパターンに思える。 だから大嫌い。 って記憶を不意に思い出した。
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2012/08/12:完結。駆け足でしたが、最後ハッピーエンドでよかったです。かわいらしいおとぎ話を読んだような気持ちになりました。お茶会に混ざりたいです~
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