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悪の教典(下) の商品レビュー

3.7

797件のお客様レビュー

  1. 5つ

    155

  2. 4つ

    280

  3. 3つ

    217

  4. 2つ

    68

  5. 1つ

    9

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2024/04/27

もし、学校の先生がサイコパスだったら。怖すぎます。現実世界でも、実はマイルドサイコパスはいっぱいいるらしい。。

Posted byブクログ

2024/03/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この作品は面白い!どこまでも異常で、常人には理解できない。貴志祐介さんはきっと普通であるのにサイコパス教師をリアルに創り出すのだから、表現力と取材力がすごいなと思った。 上巻の始まってすぐに蓮実聖司が毎朝ベランダに鳴きに来る2羽のカラスのうちの1羽を駆除するシーンがある。手の込んだ仕掛けで感電死させた。学校に頻繁に苦情を言いに来るモンスターペアレントの家の猫よけのペットボトルの中身を全て灯油に変えた、運に任せて太陽光で火災を発生させる為に…。度の過ぎたいたずらかと思ってたら火を放って確実に殺した。そこから色んな違和感が募るっていく。ただの人気英語教師ではない?! 全ての殺人に至る流れとその前後の無感情さ。日常の当たり前の事を当たり前にしたかのような言葉とユーモラスな表現。 下巻最後の三池崇史さんの「蓮実聖司を愛する者として」の解説ではこの作品の魅力が存分に語られている。ただの大量殺人、サイコパス教師でない、彼が彼らしく生きる場所を求めた結果だと。作品を誰よりも理解してるだろう映画監督の作品をすぐに観たいと思いました! 最後、蓮実が逮捕される時に下鶴刑事が感じた「こいつは、もう、次のゲームを始めている」が抜かりのない表現で好きです。

Posted byブクログ

2024/02/13

頭めっちゃ良いサイコパスキラーって設定だけど、割とポンコツなミスからクラスメイトにバレそうになって結局皆殺しにすることになるのだが、こんな体たらくで前の学校では4人しか殺さずに済んだのか?そもそも電車内で同僚殺してるの絶対誰かに見られてるだろ?って思いが拭えない。とても博識なのに...

頭めっちゃ良いサイコパスキラーって設定だけど、割とポンコツなミスからクラスメイトにバレそうになって結局皆殺しにすることになるのだが、こんな体たらくで前の学校では4人しか殺さずに済んだのか?そもそも電車内で同僚殺してるの絶対誰かに見られてるだろ?って思いが拭えない。とても博識なのに除細動器に録音機能があることは失念しているし、安原と屋上でキスしてるところは蓼沼がいるの気付いてないし、生徒が籠城したのも運が良かっただけな気がするしそりゃまぁそうなるだろうな、って感じ。 でも黒い家でもそうだったが貴志先生にサイコパス描かせたら面白くなる。 責任能力無しと判断され世に放り出されたハスミンの第二部も読みたいものです。

Posted byブクログ

2024/02/13
  • ネタバレ

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グロすぎ注意報。 今後、蓮見聖司の名前を忘れられないだろうね。 一生級のトラウマ。 作中で登場したモリタートという曲について気になったので調べてみた。 moritat →mori(致命的な)tat(行為)→殺人 鳥肌もんです。

Posted byブクログ

2024/01/19

有名すぎるが故に読んでなかったけれど やはり、貴志祐介さんの長編小説は 読み応えがあって素晴らしいな〜。 グロいしえげつないけど、 エンタメ性が抜群。面白かったです。

Posted byブクログ

2024/01/07
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最後まで胸糞が悪いです。 終わり方も、なんとなくその後に不穏な空気。 そういった意味で、終わり方があれで、読み手に不気味さを残したのは良かったと思います。

Posted byブクログ

2024/01/06
  • ネタバレ

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この悪漢をどの様に退陣させるのか期待したけど、思ったような幕切れではなかったなぁ。大量殺人も思いつきのように感じたし、期待したキャラは次々に倒れるし、みやちゃんは生きてるし。。そういう意味では、期待を裏切られた物語ともいえるか。 蓮見がサイコパスに至った経緯や心情の変化をもっと表現してくれていたら良かったのか?エンターテイメントとしてはありかもしれないけど、自分の趣向には合わなかったな。

Posted byブクログ

2023/12/12
  • ネタバレ

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おもしろかったけど、ハスミンがもっとハスミンでいて欲しくて、最後に近づくとボロが出てきちゃったり感情が出てきちゃったりするところが、ちょっと残念に感じた;;

Posted byブクログ

2023/11/30
  • ネタバレ

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下巻はサイコパス教師、蓮実聖司ことハスミンが大暴れ。 ハスミンの計画が徐々にズレてゆく中、思い立った修正方法がクラス全員の40人を殺害すること。 ハスミンは目的を果たすのに手段の善悪はまったく関係ないので躊躇なく殺しも行う。 その様はまさに地獄でした。 ですが、その表現がエグくはあってもあっさりなのと、現実味が良い意味で薄く不思議と恐ろしさはそこまで感じなかった。 反撃を試みるも次々に死んでいく生徒とそれを追い詰めるハスミン、途中どちらに味方しながら読めばいいかわからなくなって交互に応援してた笑。 サイコパスなんだけどカリスマ性が強いハスミンに毒される1読者になってしまった部分があって、私もサイコパスに足を突っ込んだ気分になりました( ̄▽ ̄;) 設定自体は今読むには珍しいものではないがとても面白かったです。 ハスミンの活躍がまた見たい。

Posted byブクログ

2023/11/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった。 読者側の目線で楽しめているから良いものの、実際この小説の登場人物だったら蓮実から逃げられない気がする。躊躇無く、時に大胆に犯行に移す様はまるで殺戮AIの様にも思う。生徒から返り討ちにあった際は蓮実が実際にカラスを殺した際に使用した罠と似ていたのは皮肉に感じた。最後は意外な結末に終わったが、このままでは終わらない様な不穏な最後で締めくくられる。

Posted byブクログ