鷲たちの盟約(下) の商品レビュー
うーん。 やっぱり下巻を読んでも、釈然としない。って言うか、スッキリしないと言う方が、正しいかな? 結局のところ、物語の発端となった殺人事件は解決したわけですが、そこに至るまでの推理が、なんとも微妙。専制国家としてのアメリカの描写は真に迫るものがあり、そんな風にならずに済んで...
うーん。 やっぱり下巻を読んでも、釈然としない。って言うか、スッキリしないと言う方が、正しいかな? 結局のところ、物語の発端となった殺人事件は解決したわけですが、そこに至るまでの推理が、なんとも微妙。専制国家としてのアメリカの描写は真に迫るものがあり、そんな風にならずに済んでよかったわけですが、史実としては「もしかしたら」この小説の様な話になりかねない出来事は有ったわけで、もしかしたら、今までの世は平和で幸せだったのは、髪の毛一本の差だったのかも。 そして現在。いまのアメリカの指導者はなぁ・・・。自ら国家を分断しようとして、どうするつもりなんだ?国の中が分断されるのは、アメリカに限った事では無いけどね・・・
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まぁ、コメントの価値がないね。。作者は何を書きたかったんだろうか、最後までわからなかった。久しぶりに買ってしまった駄作
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ルーズベルトが暗殺されて、アメリカがヨーロッパ戦線に参戦せず、ナチスドイツと大日本帝国がソ連と戦争を継続している世界のお話。主人公の警官にイマイチ感情移入が出来ないが、ポピュリズムの大統領のもと、全体主義になりつつあるアメリカとナチスドイツが手を組むとい悪夢の世界。悪い夢と簡単に片付けることが出来ないところに、背筋が凍る。陳腐な言葉だが、言論の自由と尊さを思い知らされる。
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1943~53年。ルーズヴェルトが暗殺され、ヒューイ・ロングが大統領で、大恐慌から立ち直れなかったという設定のアメリカが舞台の話。 アメリカ大統領がナチスと手を組んでいたりするのはおもしろい。 最後のどんでん返しは予想できなかったが、どんでん返しすぎて、それまでの内容が覆されてし...
1943~53年。ルーズヴェルトが暗殺され、ヒューイ・ロングが大統領で、大恐慌から立ち直れなかったという設定のアメリカが舞台の話。 アメリカ大統領がナチスと手を組んでいたりするのはおもしろい。 最後のどんでん返しは予想できなかったが、どんでん返しすぎて、それまでの内容が覆されてしまうほどで、やりすぎなのではないかと思った。
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アメリカとナチのifモノ。 こういう世界状況になっていた可能性もないわけではないので、世界観としてはぶっ飛びすぎてはいません。むしろ緻密に設定/描写されています。 緻密すぎて暗さが全面に出ていますが・・・それもラストへの布石と思えば。
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全体的に今一つ。結局殺人事件の真相にしてもこの長さの話と全く関係ない感じ。恐慌世界の話としてはトム・ロブ・スミスの3部作のほうがはるかに面白かった。
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1943年、実際は3期12年にわたって大統領として大恐慌からの復活と第二次世界大戦の勝利へとアメリカ合衆国を率いたF・D・ルーズベルトが大統領就任前に暗殺され、FDRと同時期に実際に大統領の座をねらっていた上院議員ヒューイ・ロングが大統領に就任した専制国家になっており、、既にヨーロッパを制圧したナチスドイツと手を結ぼうとしている。そんなディストピアで殺人事件の捜査をすることになったサムは、警察官としての正義を貫き通そうとするが... 警察の上司も、市長である義父も、愛する妻でさえ信じることができない絶望的な世界で、本当の真実を語り、平和を求めていたのは、サムが憎んでやまないゲシュタポの捜査官ハンスだったという皮肉な事実が胸に残る。
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冒頭に登場した変死体は早々に脇へどけられ、否応なしに組織の暗部へと巻き込まれていく主人公の苦悩の物語が延々と続く。専制国家の悲惨な現状、粛清される国民たち、盟約へと突っ走る上層部──どこまでいっても苦悩でしかない。普通なら早い段階で萎えてしまいそうなストーリーだが、徐々にペースア...
冒頭に登場した変死体は早々に脇へどけられ、否応なしに組織の暗部へと巻き込まれていく主人公の苦悩の物語が延々と続く。専制国家の悲惨な現状、粛清される国民たち、盟約へと突っ走る上層部──どこまでいっても苦悩でしかない。普通なら早い段階で萎えてしまいそうなストーリーだが、徐々にペースアップして読めたのは、リーダビリティの高さ所以かな。 主人公のサムは警官だが、特異な時代設定の中ではハードボイルド色が濃く映る。共感できないし、彼の言動にもイラついた。周りの人間も嫌悪感しか感じないキャラばかり。よくこれだけ不快な人物と世界を作り上げたものと感心はするが、あまり楽しいものではない。 終盤のツイストは興味深かったが、展開が極端なので現実味に欠け、何となく拍子抜け。私の読解力が乏しいのか、全部同じ種類の悪人にしか見えず、実はコイツでしたって言われても全然ピンとこないのが微妙に悲しかった。
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