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ラカン、すべてに抗って の商品レビュー

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2017/09/15

ここで扱われるラカンとは、いまわれわれが生きることになる時代に何が勃興するのかを予言することができた、そんなラカンである。人種主義と共同体主義、無知への情熱と思惟への嫌悪、男性性の特権の喪失と野放図な女性性の過剰、抑うつ社会の到来に、啓蒙と革命の時代の行き詰まり、宗教を基盤にした...

ここで扱われるラカンとは、いまわれわれが生きることになる時代に何が勃興するのかを予言することができた、そんなラカンである。人種主義と共同体主義、無知への情熱と思惟への嫌悪、男性性の特権の喪失と野放図な女性性の過剰、抑うつ社会の到来に、啓蒙と革命の時代の行き詰まり、宗教を基盤にした学問と科学的言説を基盤にする宗教とのあいだの死を賭した闘争、他方で生物的存在に還元された人間。だからラカンは一九七一年にしてこう語っているのである。「そう遠くないうちにわれわれは、言葉をしゃべるがゆえに意識という問題を片っ端から抱え込むことになったこの存在たちが生命の再生産の過程を管理することに依拠した、人種主義という名で呼ばれるだろう差別の問題に取り囲まれることになるでしょう」。

Posted byブクログ

2015/02/03

特に後半は、ただ字を追ったというだけ。 ほとんど書いてあることはわからなかった。もうこういう本は読まないようにしたい。

Posted byブクログ