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ぼくの見つけた絶対値 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2012/12/04

少年の目線から、社会を見た時の葛藤やいらだち、目標に対する意欲ととてつもないパワー。おとなになって忘れてしまった『何か』を再認識させてくれるとともに、プロジェクトマネージャ育成本としてのノウハウがたっぷり詰まった良書です。 子どもにはわからない大人特有の事なかれを突いてくるあたり...

少年の目線から、社会を見た時の葛藤やいらだち、目標に対する意欲ととてつもないパワー。おとなになって忘れてしまった『何か』を再認識させてくれるとともに、プロジェクトマネージャ育成本としてのノウハウがたっぷり詰まった良書です。 子どもにはわからない大人特有の事なかれを突いてくるあたりはドキッとする部分も多々ありました。私には気付きの多い作品です。

Posted byブクログ

2012/10/28

数学者のパパは変人で、息子のぼくが数学に向いてないってことがわかってない。数学エリートの高校に入るために、「掘り抜き井戸のスクリュー製作」をしなさいと、突然親戚の家にあずけられた。しかたない、このプロジェクトをやりとげて、自分の事は自分で決められるってパパに認めさせてやる。ところ...

数学者のパパは変人で、息子のぼくが数学に向いてないってことがわかってない。数学エリートの高校に入るために、「掘り抜き井戸のスクリュー製作」をしなさいと、突然親戚の家にあずけられた。しかたない、このプロジェクトをやりとげて、自分の事は自分で決められるってパパに認めさせてやる。ところが、そのプロジェクトを教えてくれるはずのおじさんは、息子が亡くなったショックから、居間の椅子に座りこんで口もきかないし、そもそも「掘り抜き井戸プロジェクト」そのものが無かった?どうすりゃいいんだ? あらゆるやっかいごとに巻き込まれながら、なんとかしようと一生懸命。小さな町の人と関りながら、数学の才能よりずっとすごい自分の才能に気づく…。ユーモラスでハラハラ、ちょっぴりホロリとするお話。 

Posted byブクログ