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GDP追求型成長から幸せ創造へ の商品レビュー

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2013/04/07

実のところ従来型の経済成長(の方向性)は陰りを見せていない。けれど、民主主義の方向の一つは、そことは違う方にも向かっている。 ブータンもGDPの伸長を続けていることに目を背けてはいけない。では経済成長と、それによって生じる「汚れ」のデカップリングが出来るのか。難しいけれど、まさに...

実のところ従来型の経済成長(の方向性)は陰りを見せていない。けれど、民主主義の方向の一つは、そことは違う方にも向かっている。 ブータンもGDPの伸長を続けていることに目を背けてはいけない。では経済成長と、それによって生じる「汚れ」のデカップリングが出来るのか。難しいけれど、まさにそこに挑戦しなければならないし、そういう取り組みは倫理の問題でもある。倫理で腹はいっぱいにならない。だけどそこそこに食えるのかもしれない。困ったときに何に立ち帰るかが、その人の価値だ。本書に答えはないけれど、そういう構えをするための本。

Posted byブクログ

2012/12/10

資源循環型の社会を実現していくために、今、世界で繰り広げられている動きを丁寧に説明している。著者自身の強い主張は、あまり表に出していないが、これまでのGDPを物差しとする国家ごとの成長戦略を早く脱却し、ブータンで実践されているGNH(国民幸福度)をベースにして脱成長戦略で、レジリ...

資源循環型の社会を実現していくために、今、世界で繰り広げられている動きを丁寧に説明している。著者自身の強い主張は、あまり表に出していないが、これまでのGDPを物差しとする国家ごとの成長戦略を早く脱却し、ブータンで実践されているGNH(国民幸福度)をベースにして脱成長戦略で、レジリアンスやもったいない精神に立脚した社会を構築することに重点を置いていると感じた。

Posted byブクログ