ホメロス『オデュッセイア』 の商品レビュー
『オデュッセア』に反戦、厭戦を読み取る試み。『イリアス』とは違う位相を見いだす。 ホメロス作品の歴史的な変遷も詳しい。 現代にあっても読み継ぎ、語り継がれる『オデュッセア』の深みを垣間見た。
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面白かった! 古典は時の淘汰を経て今に至るよりすく選りすぐりの本だと言われたりするが、本書は『オデュッセイア』が古代ギリシャ・中世・近世と受容、あるいは批判されてきたかが解説される。 アレクサンドリアでの『オデュッセイア』研究が少しでもズレていたら不朽の名作になっていなかった...
面白かった! 古典は時の淘汰を経て今に至るよりすく選りすぐりの本だと言われたりするが、本書は『オデュッセイア』が古代ギリシャ・中世・近世と受容、あるいは批判されてきたかが解説される。 アレクサンドリアでの『オデュッセイア』研究が少しでもズレていたら不朽の名作になっていなかったかも知れない、という古典の繊細さも伺える。 書物誕生シリーズは今後も読みたいな (若干高い…)
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岩波書店の書物誕生シリーズ、『オデュッセイア』読了。二千年以上前の超古典オデュッセイアが朗読詩からギリシャ文字に固定化されるのに、伝説のアレクサンドリア図書館の努力があって今我々が読めると…悠久のロマンにワクワク。
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