海女の群像 の商品レビュー
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岩瀬禎之(いわせ よしゆき)氏(1904~2001 享年97)、千葉県外房御宿に生まれ、御宿を舞台に海女をとり続け、1957年には内閣総理大臣賞を受賞した。「海女の群像 千葉・岩和田 1931~1964」、2012.7発行の写真集です。御宿は詩人で画家の加藤まさをの「月の沙漠」でも知られてますが、この写真集におさめられた海女さんたちの仕事場として長い歴史を刻んでるんですね。「海女ぐれぇつれぇもんはねぇよ。一日二キロぐれぇ痩せる」「海女は、酒・煙草・夜更かし・寝不足はだめ。身体が元だから」「鯛が一番可愛い」 岩瀬禎之(よしゆき)(1904~2001、享年97)「海女の群像(新装改訂版)千葉・岩和田1931~1964」、2012.7発行。1957年「海女の群像」が内閣総理大臣賞を受賞。今はもう何処にも求めようがない御宿の海女の面影を、一つの哀愁とともに後世に残した写真の記録。
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今やいなくなってしまったであろう裸海女の写真集。 確かに裸婦像ではあるんだけども、一般に想像される「妖艶な」裸婦像ではない。 そこにあるのは圧倒的な「生活の匂い」であり、「太陽の匂い」であり、「たくましい生命力」だ。 自らの手で自らの生活の糧をつかみ取る誇りに胸を張る姿は美しい。
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