トコトンやさしいプレス加工の本 の商品レビュー
直近で銅のプレス部品を扱う機会があったため、本書を手に取った。 専門書としては物足りないが、概要把握としてはちょうど良い著書だった・ 今回得た知識としては ・プレスには曲げなどの成形加工、穴抜きなどの分離加工、かしめなどの接合加工がある ・ダイとパンチの空間によって、...
直近で銅のプレス部品を扱う機会があったため、本書を手に取った。 専門書としては物足りないが、概要把握としてはちょうど良い著書だった・ 今回得た知識としては ・プレスには曲げなどの成形加工、穴抜きなどの分離加工、かしめなどの接合加工がある ・ダイとパンチの空間によって、抜きだれ→せん断面→バリができる
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プレス加工の知識が仕事で必要になったので3冊買った内のまず最初に読んだ1冊。今日からモノ知りシリーズは他にもたくさん持っているけど、これは中でも特に良書だと思う。塑性変形の材料物性の話から、曲げや絞りなど色々な種類があるプレスについて、プレス後の加工油除去やバリ取りのためのバレル...
プレス加工の知識が仕事で必要になったので3冊買った内のまず最初に読んだ1冊。今日からモノ知りシリーズは他にもたくさん持っているけど、これは中でも特に良書だと思う。塑性変形の材料物性の話から、曲げや絞りなど色々な種類があるプレスについて、プレス後の加工油除去やバリ取りのためのバレル研磨とプレスに携わるにあたって必要な知識の概観がざっと確認できる。実際の企業でのプレス工程がどうあるかも逐次触れられているので学術的すぎない点も良かった。単工程と順送りについても図や写真が豊富で理解がしやすい。コラムもすべておもしろくて、1950年代は金型をつくる工作機械が発達していなくて、ヤスリで加工する名人が各金型企業にいたというのも感心してしまった。入門書として最適な本だ。
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