韓国併合への道 完全版 の商品レビュー
日本に留学後帰化した筆者が、韓国、日本それぞれで得た知見をもとに総括した日韓併合の経緯・背景と、さらに今に至る韓国の反日示威の底流にあるものの本質。 まとめれば、ロシアを始めとする欧米列強の植民地化の圧力に強い危機感を抱き日中韓で対抗しようとした日本に対し、相変わらずの事大主義...
日本に留学後帰化した筆者が、韓国、日本それぞれで得た知見をもとに総括した日韓併合の経緯・背景と、さらに今に至る韓国の反日示威の底流にあるものの本質。 まとめれば、ロシアを始めとする欧米列強の植民地化の圧力に強い危機感を抱き日中韓で対抗しようとした日本に対し、相変わらずの事大主義で宗主国をころころと変えながら旧体制の中で足の引っ張り合いを続けていた朝鮮が、清国すら列強に侵食される時流を見誤り墓穴を掘った自業自得の結末ということになるが、1965年の日韓経済協力協定により併合時の両国間の賠償関係は完全に清算されたにも関わらず、何十年も経過した後であれこれいちゃもんをつけてきたり、民主化後も政権交代の度に対立勢力を粛清するのは、正に彼の国の国柄を表しているとしか言いようがない。(その旧宗主国なる中国、近親憎悪の兄弟国である北朝鮮もだが)
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本当に、併合まで、の隣国を取り巻く動き。 日本だって色々やってるし、今の下らない政治家と通じつる所も感じた。この辺端折ってる本が多くて新鮮ではあったが、結論は同じで。 元?韓国人ということもあって、肌感覚として辛辣。 この国に今のままでは、全く将来はない。そんな国に絡まれまくって...
本当に、併合まで、の隣国を取り巻く動き。 日本だって色々やってるし、今の下らない政治家と通じつる所も感じた。この辺端折ってる本が多くて新鮮ではあったが、結論は同じで。 元?韓国人ということもあって、肌感覚として辛辣。 この国に今のままでは、全く将来はない。そんな国に絡まれまくって来た我が国の悲しさは言いようもない。
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■1890年(明治23年)総理大臣山県有朋は、第1回帝国議会施政方針演説の中で次のように述べた。「国家独立自衛の道に二途あり。第一に主権線を守護すること。第二には利益線を保護することである。其の主権線とは国の疆域を謂い、利益線とはその主権線の安危に、密着関係にある区域と申したので...
■1890年(明治23年)総理大臣山県有朋は、第1回帝国議会施政方針演説の中で次のように述べた。「国家独立自衛の道に二途あり。第一に主権線を守護すること。第二には利益線を保護することである。其の主権線とは国の疆域を謂い、利益線とはその主権線の安危に、密着関係にある区域と申したのである。日本にとっての利益線とはもちろん朝鮮半島を意味している。清国は朝鮮への干渉強化と対日軍備拡充を同時並行的に推し進め、ロシアは1891年にシベリア鉄道建設に着手して、東アジアへの本格的な進出の地歩を固めようとしている。事態がこのまま推移すれば遠からず日本の勢力が朝鮮半島から駆逐される日がやってくることは明らかだった。
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日本と韓国の歴史を日朝修好条約(1876)から韓国併合(1910)までに焦点を当てて書かれている。特にこの時代の韓国側の状況が分かるようも書かれている。 今に至る日韓の関係を紐解き理解するには、李朝の歴史と明治からの日韓の関係を知ることがなければ不可能。しかし、学校の授業において...
日本と韓国の歴史を日朝修好条約(1876)から韓国併合(1910)までに焦点を当てて書かれている。特にこの時代の韓国側の状況が分かるようも書かれている。 今に至る日韓の関係を紐解き理解するには、李朝の歴史と明治からの日韓の関係を知ることがなければ不可能。しかし、学校の授業においてこれらに触れることは無い。 韓国に於いてもほぼ無いらしい。 現在の韓国も北朝鮮も李朝からの儒教思想が根強く生きている。これを知らずしてはいつまでも上ずった理解でおわるのだろう。
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自分があまりにも現代史を学んでこなかったのだと感じました。学校の先生も近代史について話すのを嫌がっている感じでしたしね。 同化政策とか知っていたはずなのに、日々のニュースとか風潮の中で、日本は韓国や台湾などにいわゆる西洋的な植民地支配をしていたと思い込んでいた。韓国人のおじいさ...
自分があまりにも現代史を学んでこなかったのだと感じました。学校の先生も近代史について話すのを嫌がっている感じでしたしね。 同化政策とか知っていたはずなのに、日々のニュースとか風潮の中で、日本は韓国や台湾などにいわゆる西洋的な植民地支配をしていたと思い込んでいた。韓国人のおじいさんから聞いた「同化政策」では略奪地にはならないはずだったのに……。 初等教育の推進、韓国人が400年以上捨てていたハングル文字活用の推進、ダムや橋の建設、米の生産高の倍増、人口の倍増、技術援助、万歳など韓国が併合されたがゆえに使うことができるようになった言葉……今なお韓国は恩恵に預かりつづけているのに、それを知りもせず、日本は韓国から富も人も文化も略奪したのだと喚き散らす韓国に嫌気がさしますね。 植民地化された台湾や日本の統治下にあったパラオで反日感情が薄いのは日本の統治下によって発展した事実があったことも知らせているからだと聞きます。韓国の教育の歪さを感じます。そして台湾を含めたほかのアジアの国々の教育に感謝いたします。
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実に面白い。決して僕が嫌韓だからということではない。 呉善花さんの論法が明快だからである。帰化した呉善花さんは、日本と朝鮮との歴史を分け隔てなく事実を基に紐解いてわかりやすく解説しているのである。その結果が韓国の併合へと繋がる様が論理的である。おそらく事実誤認はないものと思われる...
実に面白い。決して僕が嫌韓だからということではない。 呉善花さんの論法が明快だからである。帰化した呉善花さんは、日本と朝鮮との歴史を分け隔てなく事実を基に紐解いてわかりやすく解説しているのである。その結果が韓国の併合へと繋がる様が論理的である。おそらく事実誤認はないものと思われるのです。 明治維新以降、朝鮮半島の李朝も近代化と富国強兵を推し進めなければ、隣国日本も窮地に立たされてします恐れがあり、その過程の中から華夷秩序の従属下から李朝を独立させる必要があった・・・というのが征韓論へと続く 李朝からすれば「皇」は中国皇帝のみに許される称号であり、「勅」は中国皇帝の詔勅を意味した。朝鮮王は中国皇帝の臣下であるが日本王の臣下ではない。と、このような傲慢かつ無礼な!というのが今も活かされているから、いまだに朝鮮人の傲慢さが日本人を卑下し、在日においては卑屈なのであろう。
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明治維新後から韓国併合に至るまでの過程を親日視点から描いた書。まぁ、何で併合しちゃったんでしょうね。傀儡植民地にしときゃ良かったのに、と後知恵にして思わざるを得ない。 終章でまとめられてる、韓国の歴史教育とマスコミを見る限り、今後50年は政治的な対話は難しそう。まぁ、河野談話を出...
明治維新後から韓国併合に至るまでの過程を親日視点から描いた書。まぁ、何で併合しちゃったんでしょうね。傀儡植民地にしときゃ良かったのに、と後知恵にして思わざるを得ない。 終章でまとめられてる、韓国の歴史教育とマスコミを見る限り、今後50年は政治的な対話は難しそう。まぁ、河野談話を出した際に、韓国から念書を取らなかった外務省が一番悪いということで。
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韓国の現代史を史実に基づいた、極めて冷静な視点で紐解く。韓国が、こうありたいと願う希望的観測で綴った歴史ではなく、ロビー活動のためのでっち上げでもない。この手の著書は、日本側の反省もこめた先の大戦の総括書としてしばしば見られるが、韓国併合までの歴史を、それ以前の韓国における内部事...
韓国の現代史を史実に基づいた、極めて冷静な視点で紐解く。韓国が、こうありたいと願う希望的観測で綴った歴史ではなく、ロビー活動のためのでっち上げでもない。この手の著書は、日本側の反省もこめた先の大戦の総括書としてしばしば見られるが、韓国併合までの歴史を、それ以前の韓国における内部事情から綴られているものは、中々珍しい。大院君と閔妃の政争、両班のために機能しない経済。清に冊封され、全く独立国として機能していない、悲劇の韓国。日本の植民地化は、正しかったか?成り行き上、最適な判断をすれば、あるいは歴史とは、パズルのようで、そこに当てはまるしかない状態のようにも見える。そして、歴史のこの1ピースを嵌める木枠を作ったのは、イギリスであり、アメリカである。韓国併合とは、西洋史の1ピースなのだ。 日本列島に匕首を突き付けた如く位置する朝鮮半島は、防衛上、重要な地理的条件を有するかのように、よく言われる。しかし、不凍港を欲しがるロシア以外の国には、大した魅力もないのではないか。結局、ユーラシア横断を企んだ満州鉄道利権というパズルの序盤の1ピースに過ぎないのではないか。
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著者の本は久し振り。以前読んだのは、祝詞に謡われる水辺の女神達のことや日本の田舎の風景を美しいと褒めた風土記のような本だった。 最近は、新聞広告で韓国の悪口を言う日本人と対談している本の広告が目に入ったり、韓国に入国できなくなったとニュースが耳にしたりと、個人的には有難いようにも...
著者の本は久し振り。以前読んだのは、祝詞に謡われる水辺の女神達のことや日本の田舎の風景を美しいと褒めた風土記のような本だった。 最近は、新聞広告で韓国の悪口を言う日本人と対談している本の広告が目に入ったり、韓国に入国できなくなったとニュースが耳にしたりと、個人的には有難いようにも、困ったようにも感じている。 本書の半分までは金玉均に割かれている。浅田次郎さん「蒼穹の昴」の科挙で優秀な成績を取った青年官僚を思い出す。あの小説とは袁世凱など人物が被るところもある。福沢諭吉の具体的な援助が意外。 確かに、金玉均のクーデターこそが韓国唯一の独立の可能性、唯一の希望だったはずなのに。 その後の韓国は清国に頼ったり、ロシアに頼ったり、日本の力づくの介入を招いたりと大迷走。元々他国に縋るしか存在出来ない国だったのに、中央集権が過ぎて李朝に代わる権力の受け皿がない不幸。 結局、韓国は日本に併合されるが、三・一独立運動の後、日本は文治統治に変わり、大きな抵抗運動はなくなったという。日本の統治は収奪というより、近代化のための教育、産業育成の投資が大きく、取るものより与えるものの方が多かったと具体的な数字を挙げて論証している。創氏改名は強制ではなかった、土地の収奪もなかったと巷間で云われていることはかなりの違いがある。 当時は日韓ともに大アジア主義の考えは確かにあって、韓国にも日本と連携して近代化を図りつつ、西洋に対抗しようとした人間も多数いたのである。現在からは理解しにくく、大東亜共栄圏の侵略主義とレッテルが張られてしまうが、金玉均などの人々が今でも祖国の裏切者としか見られないのは韓国にとって不幸なことと思う。それは筆者に対する韓国からの評価にも云えることだけれど。
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1800年代の李氏朝鮮から1911年の韓国併合にいたるまでの、韓国側の事情を韓国人研究者が紹介した本。新しい発見が多く買った。韓国側の当時の政府認識として、1895年までは李氏朝鮮として中国の華夷秩序の中の「王国」であり、独立国家として認識していたのは1895年から1911年まで...
1800年代の李氏朝鮮から1911年の韓国併合にいたるまでの、韓国側の事情を韓国人研究者が紹介した本。新しい発見が多く買った。韓国側の当時の政府認識として、1895年までは李氏朝鮮として中国の華夷秩序の中の「王国」であり、独立国家として認識していたのは1895年から1911年までの「大韓帝国」時代であること。李氏朝鮮では内部の権力争い(平安時代のような)に終始し、日本の明治維新や、中国の洋務運動や李鴻章の北洋艦隊のような運動が起こらなかったこと。外交関係を清と日本に限っていたため、欧米事情に非常に疎かったこと。改革派に対して、儒教的守旧派は日清戦争までは清を、その後はロシアを頼り、その都度、日本が強引にクーデターをけしかけ権益確保を図ったこと。日露戦争後、韓国でも一進会という大アジア主義的な勢力が人気があったこと。一方、日本による韓国統治については肯定的すぎる観もあり、小熊英二が指摘しているように、日本は韓国人を「平等」視しなかったこと、一貫した政策がないまま韓国統治を実施したことなどの課題面は書かれていない。また、明治期の日本政府が内外事情に苛まれながら、誠意ある対応をしていなかった(する余裕がなかったのかも)ことは残念に思った。韓国人視点で、韓国文化や考え方から、「なぜ李氏朝鮮・大韓帝国はそうだったのか」がわかりやすく説明されている。
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