神様でも間違う の商品レビュー

黒木昭雄(著者)

2015/07/22

タイトルからファンタジーとかSFっぽい内容をイメージしていたのですが、読んでみたら正統派ミステリーでした。でも面白かったです。ただ後半の謎解きに関してはもう一歩という物足りなさはあったかな。

2013/09/03

文京署管内で少女連続殺人事件が発生する。一方，刑事の山岡健介は，後輩刑事の楠木将隆から，将隆の恋人の兄が数日前から連絡がつかなくなったと聞かされる。

ばらばらなエピソードがつながっていく流れは，特に初めのうちは読みづらい。ようやく慣れてきた後半で今度は急展開となりあわただしい。

2013/07/15

元警視庁巡査部長で23年間警視庁に在籍し退職後捜査するジャーナリストとして、警察内部の様々な問題や世間を騒がせた事件などを独自の視点で解析し捜査していた。黒木昭雄さんの遺稿作品。警視庁管内で連続少女殺人事件が発生。特捜本部は、複数の証拠から箕島拓海を指名手配する。しかし、拓海の妹の律子とつき合う文京署刑事課の楠木、上司の山岡は、冤罪の可能性を疑い、独自の捜査を進める。彼らの行く手を阻むのは、ときには事実を隠蔽してまで、組織のメンツを保とうとする警察やマスコミだった。誰もが予想しえないラストへ向かい、物語は走り続ける。

作者は捜査中に不可解な死を遂げる。

2012/12/29

著者からしても、版元からしても、ドキュメントとかノンフィクションとかかと思った。
違ってた、フィクションだった。ミステリーだった。
が、ただのミステリーじゃなかった。
ストーリーも面白いし、何より著者のメッセージが滲み出ている。　
微かな違和感を見過ごさずに、真実を探り出す刑事の姿が光る。