夢将軍 頼朝 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
頼朝の頼は四の宮(後白河上皇)の側近である 藤原信頼が烏帽子親になったからか・・・ 伊豆へ流される前に学友として大江広元や三善 康信と学び、律令とその崩壊が語られる たしかに理屈で言えば荘園こそ律令制の崩壊で 開発領主である坂東の武士たちが旧来と異なる 集税のシステムを作る必要であるわけか 本書はその後の政治情勢と各人の行動の原理が 小気味よく描かれている 清盛クーデターで一気呵成に平家所領が増えた ので多くの貴族や朝廷に税が来なくなったのを 新たな居場所を求める頼朝が納税するとなれば 平氏から乗り換える気分にもなり政治的に有効 なカードとなり得たわけだ
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こないだ読んだ「宿神」の年齢設定に引きずられて、なかなかすんなりと話に入れなかった。 文覚と西行の年齢設定です。 なんだか頼朝が、理想的な新時代を築こうという、英雄的な感じです。 まー、大概のイメージは義経に対する「カタキ」役としてなんじゃないかな、と思うんですけどね。貴族周辺...
こないだ読んだ「宿神」の年齢設定に引きずられて、なかなかすんなりと話に入れなかった。 文覚と西行の年齢設定です。 なんだか頼朝が、理想的な新時代を築こうという、英雄的な感じです。 まー、大概のイメージは義経に対する「カタキ」役としてなんじゃないかな、と思うんですけどね。貴族周辺で育ったプライドがちらほら見えるところは、キライです。 石橋山のあと、関東の豪族を味方につけるには、ぐらいが一番わくわくしたかな。
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