欧州サッカー批評(3) の商品レビュー
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南アでのワールドカップ、アジア大会を通じて、日本代表が大活躍を見せた。その中でも「欧州組」には熱い視線が注がれた。サッカーの最先端はやはり欧州なのだ…ということで、「攻撃進化論」と題して欧州サッカーの戦術トレンドを解説してくれるのがこの一冊。 特集が組まれているチームは、ACミラン、バーリ、ドルトムント、バレンシア、ビジャレアル、バルセロナなどなど。 美しいサッカーと負けないサッカー、どちらを志向するかは、そのチームが置かれた順位や、チームメンバー、ひいては監督の意向に左右されるが、全てのチームがバルセロナと同じような「美しすぎる」サッカーを展開することは到底出来ないだろう。欧州最強の座を勝ち取ったインテルでさえ、王座への道のりの中で、バルセロナに対して徹底的な守備固めをせざるを得なかったのだ…。 さて、ワールドカップ後のサッカー戦術のトレンドは、マイコンや長友のように、スピーディでタフなウイングバックによって組み立てられるサイド攻撃はもちろん、いかにして中央を使って崩すか、中央を崩されないようにするかがカギとなりつつある。ミーハーとの謗りは甘んじて受けるが、やはり注目すべきはミッドフィールダーで、中でもイニエスタ、スナイデル、シュバインシュタイガー、ピルロ、香川らのゲームメーカーだろう。 一方、フォワードに着目して見ていくと、イブラヒモビッチやパトを擁するACミランの破壊力が圧巻。その意味でも今後は、完成されたスペインサッカーよりも、ワールドカップ敗退の痛みの中から再構築されていくイタリアサッカーに注目したい。
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2011/2/3 Amazonより届く 2011/2/21〜3/3 最近欧州で目覚ましい成績を挙げている若手監督の戦術論の特集。サッカーに関する戦術はこれまでも散々議論されているにもかかわらず、やはり斬新なアイデアはでてくるものだ。Jリーグにももっと個性的なチームが現れてほしい...
2011/2/3 Amazonより届く 2011/2/21〜3/3 最近欧州で目覚ましい成績を挙げている若手監督の戦術論の特集。サッカーに関する戦術はこれまでも散々議論されているにもかかわらず、やはり斬新なアイデアはでてくるものだ。Jリーグにももっと個性的なチームが現れてほしいものである。 最後のプロシネチキは懐かしかった。そういえば名古屋に来る、という話があったんだよな。
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イタリア発4-2-4の記事が大変面白かった。正直自分の頭の中には無い戦術で、これらのチームの試合を見てみたいと思った。しかしリスクマネジメントという観点ではやはり破綻する可能性が大きいだろうし体力的にも厳しい。この矛盾をどう解消しているかは90分見てみないと分からないな。正直ここ10年は戦術というのは劇的には進化していないが,(ディティールを詰める進化はあるが)こういう新しい戦術が出てきたらまたサッカーが面白くなるなあ。
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攻撃進化論と言うことで、欧州のマイナーな監督まで幅広くインタビュー。 やっぱバルサはすげーんだなと再確認するにとどまりましたが。 そして子供時代は土のグラウンドで練習すべきなんですね。
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