海賊とよばれた男(下) の商品レビュー

4.4

705件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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状態が悪すぎ

作品そのものはとても面白かったはず。 上巻はとてもきれいだったが、下巻は傍線だらけ。気になって、下巻になってからは集中できなかった。書店での購入だったら、下巻がこれ1冊しか在庫が無くても買わなかったと思う。アマゾンなど他の中古本ネット販売なら、瑕疵ということで、必ず記載のあるレ...

作品そのものはとても面白かったはず。 上巻はとてもきれいだったが、下巻は傍線だらけ。気になって、下巻になってからは集中できなかった。書店での購入だったら、下巻がこれ1冊しか在庫が無くても買わなかったと思う。アマゾンなど他の中古本ネット販売なら、瑕疵ということで、必ず記載のあるレベル。書籍の状態について何の説明もないブックオフでは、こういう書籍は販売するべきではないと思う。

サブリナのママ

2025/02/04

題名からはもっと血生臭い海賊の話と勝手に想像していたが、全く違っていた。これが事実に基づいているとは思えないぐらい、劇的な展開ばかりでした。

Posted byブクログ

2025/01/31

「海賊と呼ばれた男 上巻」の続き。 石油と利権争いにも負けず、信念を貫き通し、新たな打開策を導く国岡商店。 日本の国益だけではなく、石油経済の自由化を目指し、イランとの取引を交わすシーンに胸が熱くなりました。 また、主人公を支えた日田重太郎氏、社員とその家族の関係はとても信...

「海賊と呼ばれた男 上巻」の続き。 石油と利権争いにも負けず、信念を貫き通し、新たな打開策を導く国岡商店。 日本の国益だけではなく、石油経済の自由化を目指し、イランとの取引を交わすシーンに胸が熱くなりました。 また、主人公を支えた日田重太郎氏、社員とその家族の関係はとても信頼熱く、それは現在の日本で失ったものだなと痛感しました。 感動と自身の反省を両方味わえる、生涯出会うべき本を読むことができ、幸せでした。

Posted byブクログ

2024/09/16

出光佐三の生涯。 あなたの信念、行動力、先見の明に脱帽しました。運にも守られていたのでしょうね。 人間尊重と言うことは簡単でも、それを守り通すことは難しい。だからこそ魅力的な人だったのでしょう。 令和の時代なら、パワハラだと訴えられて終わったかもしれない出光さん。それでもあなたは...

出光佐三の生涯。 あなたの信念、行動力、先見の明に脱帽しました。運にも守られていたのでしょうね。 人間尊重と言うことは簡単でも、それを守り通すことは難しい。だからこそ魅力的な人だったのでしょう。 令和の時代なら、パワハラだと訴えられて終わったかもしれない出光さん。それでもあなたは「上等だ」と暴れながら日本を正しい道に戻してくれるような気もします。 これからは出光でガソリン入れます。

Posted byブクログ

2024/09/11

大作にして大傑作。この一言に尽きる。 思ったこと、感じたこと、考えたこと、あまりに 多くの感想が湧き出てくるが、あえてそれらは書かないでおこう。 どれだけ史実に即しているのかわからないが、 ひとつ、主人公の国岡鐡造には最大限の賛辞を送りたい。

Posted byブクログ

2024/04/21

2024.4.21 読了 これがほぼ史実(伝記)と考えると主人公は国や人を愛しそれらを守り抜く力を持った凄い人だったんだなと時代もさることながら激動の人生を生き抜くそのパワーに圧倒されますね。 小説としては色んな困難に直面して乗り越えていく表現がパターン化してしまってて(史実だ...

2024.4.21 読了 これがほぼ史実(伝記)と考えると主人公は国や人を愛しそれらを守り抜く力を持った凄い人だったんだなと時代もさることながら激動の人生を生き抜くそのパワーに圧倒されますね。 小説としては色んな困難に直面して乗り越えていく表現がパターン化してしまってて(史実だから仕方ないのか?)途中で少し疲れてしまいました。 でも下巻のイランのくだりはかなりハラハラドキドキして面白く読みました。

Posted byブクログ

2023/12/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上下巻読み終わりましたが、全体的に「すごいな」と思う話でした。今の常識からすれば良い意味でも悪い意味でもおかしいんじゃないかというところもありましたが、結果オーライの話ではないでしょうか。

Posted byブクログ

2023/10/03

国岡鐵造さんの強さ、視野の広さ、懐の深さ、心の温かさ、本当にスゴイ人だ。国岡商店五十周年の式典での鐵造さんのことば「誘惑に迷わず、妥協を排し、人間尊重の信念を貫きとおした五十年であった」この信念を貫きとおしたため、多くの敵を作り、多くの困難が立ちはだかったが、また反対に日田さんを...

国岡鐵造さんの強さ、視野の広さ、懐の深さ、心の温かさ、本当にスゴイ人だ。国岡商店五十周年の式典での鐵造さんのことば「誘惑に迷わず、妥協を排し、人間尊重の信念を貫きとおした五十年であった」この信念を貫きとおしたため、多くの敵を作り、多くの困難が立ちはだかったが、また反対に日田さんを筆頭に素晴らしい人達に囲まれるようになったのだろう。また商店の損失になっても、日本のため、日本国民のためになるなら、それで良いという姿勢、今の政治家も習ってほしいものです。

Posted byブクログ

2023/05/28

 百田尚樹の長編小説。出光興産創業者の出光佐三をモデルとし、国岡鐡造の一生と、出光興産をモデルにした国岡商店が大企業にまで成長する過程が描かれている。  企業の経営テーマにおいて、自分の会社を成長させる、また成長を継続させることができる企業はほんの一握りである。(ビジネス書もいく...

 百田尚樹の長編小説。出光興産創業者の出光佐三をモデルとし、国岡鐡造の一生と、出光興産をモデルにした国岡商店が大企業にまで成長する過程が描かれている。  企業の経営テーマにおいて、自分の会社を成長させる、また成長を継続させることができる企業はほんの一握りである。(ビジネス書もいくつか読んでおり、ビジョナリーカンパニーシリーズは、企業の繁栄と衰退を記した名作であり、企業の上の手本として活用できる書物であるが、ひとまずこれらは別物としておく。) その中で成長するための要因は、戦後立ち上がった企業に共通するものも多く、また起業した経営者だからこそ、判断できることも数多くあり、これらを1つの物語として組み立て文学として表現したのがこの作品であり、元来、僕は通常の文学作品では、起承転結の波が小さく満足感を得られない体質であるが、「海賊と呼ばれた男」については、上巻下巻とも物語の起伏があり、人の成長があり、1の困難があり、人の喜びがあり、生きた人間の描写が鮮明に描かれており、とても満足できる作品だった。 もしかすると、偉大な作品や有名な作家は、そもそもどのような文学においても、このような作品を発表しているのかもしれないが、本作においては、ストーリー自体の魅力や満足感と合わせ、百田尚樹の文章構成や史実を整理し小説として表現するうまさに驚いた。  まだ読んでいない方にもぜひ読んでほしい一作だ。出光興産に興味がなくても、単純に文学としても面白く没頭してしまう作品だった。上下巻と長い作品だが、不思議とあっという間に読み終えてしまう。

Posted byブクログ

2023/05/24

儲けるより「人間尊重の経営」を貫く姿に感動しました。人生は波乱万丈なもので一人一人に個別のストーリーがあるものですが、晩年の「未来に貢献できたことを誇りに思う」と語る姿はとてもかっこ良かったです。

Posted byブクログ