福田恆存 の商品レビュー
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川久保剛『福田恆存 人間は弱い』ミネルヴァ書房、読了。常に人間の本質を見つめ続けた批評家・福田恆存。http://www.minervashobo.co.jp/book/b102521.html 「人間は弱い」(副題)との自覚こそ福田の出発点であり徹底的な懐疑の源泉である。本書は保守派論客の軌跡と探究を甦らせる初の本格的評伝。 福田には保守反動という票が絶えずつきまとうが、チャタレイ裁判のように、一所に還元できない柔軟な生き生きとした思考が核にある。その源泉となるのが、徹底的な懐疑であろう。神田の職人の子として生まれた「生」の感覚がそれを担保する。 俗流インテリの風見鶏的態度に対する福田の批判的態度は、生命への信頼と同時に理性の無謬主義への嫌悪である。「見下し」を廃した福田の生き方は、あらゆるイズムを超え、近代主義の「仮象」を撃つ。若手研究者が生誕百(2012)年を言祝ぐ。
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戦後日本を代表する保守の思想家・福田恆存(つねあり)。でも、 福田恆存って誰?昔の気難しそうな論客? 恋愛論、国語論等々…著作を読んでみたいけど、難しそう…。 思想、演劇、翻訳と、多面的すぎて摑めない…。 という方も多いのではないでしょうか。本書は、そんな方々におすすめ、福田の人...
戦後日本を代表する保守の思想家・福田恆存(つねあり)。でも、 福田恆存って誰?昔の気難しそうな論客? 恋愛論、国語論等々…著作を読んでみたいけど、難しそう…。 思想、演劇、翻訳と、多面的すぎて摑めない…。 という方も多いのではないでしょうか。本書は、そんな方々におすすめ、福田の人生のみならず思想へのガイドブックともなる評伝です。人間は弱い。じゃあどう生きたらいいのか。探究し続けた思想家の生涯、是非御覧ください。
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