同期 の商品レビュー
若い刑事と現場型の先輩と官僚管理官と警察小説の典型のような設定に同期が絡んだ話。土岐と植松と昔ながらの刑事も際立っていた。
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ちょっと都合よくない?ってところもあるけど、読んだ後味悪くはならないからいい。 登場人物にいい人が多いからほっとする。 悪意は現実だけで十分
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警察小説の最高峰かもしれない。どんどん読んでしまう。 同期には特別な意味があるかもしれない。 シリーズ2作目を先に図書館から借りてしまったので,第1作名も借りて読んだ。
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『同期』って言っても、全然つながりのない人、気にとめない人、学生と違って、社会人になると、年齢も違う同期の人がいる。 この本の主人公、宇多川亮太の警視庁捜査1第5係配属の巡査部長が、家宅捜査野応援に行ったところ、初認可研修で、気の合った同期の公安総務課の蘇我和彦が、身を挺してくれ...
『同期』って言っても、全然つながりのない人、気にとめない人、学生と違って、社会人になると、年齢も違う同期の人がいる。 この本の主人公、宇多川亮太の警視庁捜査1第5係配属の巡査部長が、家宅捜査野応援に行ったところ、初認可研修で、気の合った同期の公安総務課の蘇我和彦が、身を挺してくれたので、被弾を免れるとこから、話が始まる。 普通の刑事ものと言えば、「悪と正義」と言う感覚なのに、この本は、公安のエリート集団の集まる部署と、捜査追求型の刑事部署の駆け引きに、クローズアップされる。 八十島秋水という、神主の存在も良い。 そして、最後に、蘇我が、宇田川に、電話したのは、唯一自分の事がわかってくれると思ったというところが、『同期』に、結び付く友情以上の感覚なんだと、、、、 次のシリーズは『欠落』と言うらしいので、読まないと、、、、(笑)と、思っています。
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2014.03.21 今野敏は警察小説が得意だな。 これもシリーズになっているらしい。 他にもシリーズがあることは知っていたが、解説に書かれているほどあるとは知らなかった。 他のも読んでみようかな。
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同期だからこそ 刑事部と公安部。そして組対(組織犯罪対策)部。 この三つの部署がそれぞれの思惑を絡ませながら、事件が進展する。 主人公ボンこと宇田川。 彼の同期である曽我が突如懲戒免職となり姿をくらます。 理由は誰も知らず、記録はほとんどない。 それを追いかけているうちに彼は巨...
同期だからこそ 刑事部と公安部。そして組対(組織犯罪対策)部。 この三つの部署がそれぞれの思惑を絡ませながら、事件が進展する。 主人公ボンこと宇田川。 彼の同期である曽我が突如懲戒免職となり姿をくらます。 理由は誰も知らず、記録はほとんどない。 それを追いかけているうちに彼は巨大な事件に巻き込まれていく。 ただ同期というだけで、こんなに熱心になれるものか? いやいや、命を張り、使命感を帯びた者同士は強く結ばれることがある。 同期だからこそライバルであり友であるのだ。 全員とではない、しかし、数人のかけがえのない同期が自分を形作っている。 公安部を絡めて描いた作品だけに、ファンタジックに感じられる部分がある。 どこまでが似せているのか。 いや、ほとんどの部分を想像で補っているかもしれない。 だからどこか現実味がないように感じられる部分もある。 人目に触れる機会の多い地域課、刑事課、交通課と比べるとそれは顕著だ。 この事件の重要人物が具体的に描かれることなく幕引きとなる。 確かに高度に政治的な内容に触れる場合は、現実感のない現実があるのだろう。 展開を考えると致し方ないとも思えるが、やはり物足りなさを感じ得ない。 シリーズ展開するらしい。 単行本化するのを楽しみに待っている所だが、宇田川の人を見る目が磨かれることを期待する。 そして、同期の力を見せてほしい。
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ふだん警察小説を読まない方にも おすすめできる、読みやすい作品だった。 主人公の刑事、宇田川くんを受け入れられるかどうかで好き嫌いが別れそうだけど。 捜査一課の刑事として新人のため 先輩や上司から怒られたりするたびに 百八十度主張を変えることもしょっちゅう。 素直な青年だ。...
ふだん警察小説を読まない方にも おすすめできる、読みやすい作品だった。 主人公の刑事、宇田川くんを受け入れられるかどうかで好き嫌いが別れそうだけど。 捜査一課の刑事として新人のため 先輩や上司から怒られたりするたびに 百八十度主張を変えることもしょっちゅう。 素直な青年だ。 だってまだ若いしね、柔軟性があるってことで! 公安にいる同期の蘇我に対するライバル心や友情もほほえましい。 自分と同年代ががんばってる姿っていうのは、 フィクションでも勇気づけられるものである。
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同期とは? どんな仕事であっても、たとえ学生であっても、世の中の人全てに“同期”はいる。 そんな“同期”ならではの想いや絆って……と、考えさせられた。 本作中の同期は、決して仲が良かった間柄ではないのだが(笑)。 巻末解説によると、続編?もあるらしいので、そちらも...
同期とは? どんな仕事であっても、たとえ学生であっても、世の中の人全てに“同期”はいる。 そんな“同期”ならではの想いや絆って……と、考えさせられた。 本作中の同期は、決して仲が良かった間柄ではないのだが(笑)。 巻末解説によると、続編?もあるらしいので、そちらも読んでみたくはある。 ★3つ、7ポイント半。 2013.09.25.了。 “滝田課長”の扱い、別シリーズの腐れ縁同級生の描き方……。今野敏は、基本的に日本警察を信頼しリスペクトしているのだろうなと感じた。
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- ネタバレ
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やっぱり今野さんの警察小説は、読みやすくて面白い。 公安所属の蘇我と同期の、本庁刑事部の宇田川。 初めはどっちつかずの若造という感じだったのが、ストーリーが進んでいく中で成長してゆく姿に引き込まれる。 特捜本部でペアを組むベテランの土岐に影響されてゆく様子が、面白いし好きな展開でした。 同期の男たち、相手に対して嫉妬や焦りも感じる反面、どこかで共感したり似ている部分があって素敵だと思った。
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公安ってなんか大変そうだなぁって思いながらずーっと読んでました。シリーズ化されたみたいなので他も読んでみたいな。
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