二十世紀美術1900-2010 の商品レビュー
海野さんの本を読むのは学生時代以来なき駕するなぁ。 1900年から2010年までを10年ごとで区切り11の章立てとし、各章を展望を含む10のキーワードで語った二十世紀美術の110年間の概観。 それぞれのキーワードは見開き2ページか3ページの構成なので、まるで年表のキーワードを...
海野さんの本を読むのは学生時代以来なき駕するなぁ。 1900年から2010年までを10年ごとで区切り11の章立てとし、各章を展望を含む10のキーワードで語った二十世紀美術の110年間の概観。 それぞれのキーワードは見開き2ページか3ページの構成なので、まるで年表のキーワードを少し詳しい脚注で読んでいる雰囲気があってとても判りやすく、110年を「流れ」として把握できる好著だった。 「二十世紀において、最初の十年は、十九世紀がまだ尾を引いていた。1910年代に入って、第一次世界大戦があり、古い体制が一掃された」 二十世紀の最初の十年が過ぎた後、大震災があり、二十世紀の遺産である原子力発電所が事故を起こした・・・ という指摘には、はっとした。
Posted by
- 1